独眼竜がにらみを利かせる!? 大阪府警が伊達政宗を盗難防止ポスターに起用
カテゴリー: カーライフ
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2013/04/17
カプコンは、ゲーム「戦国BASARA」に登場する武将「伊達政宗」が、大阪府警の車上ねらい防止イメージキャラクターとして採用されたと発表した。大阪府警のポスターにゲームのキャラクターが採用されるのは初めて。
伊達政宗は「戦国BASARA」の中心的なキャラクターで、ロゴには伊達家の家紋が使われている。2009年の宮城県知事選挙で選挙啓発イメージキャラクターを務めたこともあるが、地元ではない大阪で起用されるのは極めて異例だ。大阪府警は起用の理由を「親しみやすく効果的な広報啓発が行えるため」としている。
大阪府では車に関係する犯罪が多く、昨年は車内から財布やゴルフバッグなどを盗む「車上ねらい」が1万3910件、カーナビやカーオーディオなどの「部品ねらい」が8500件で、いずれも全都道府県中でワースト1となっている。大阪府警では対策として、車中にバッグなど物をなるべく置かないよう呼びかけている。
また、車両そのものを盗む「自動車盗」は2349件で、大阪府はワースト3位。自動車盗は全国平均では対前年比15.5%減で、上位の愛知県や千葉県も前年比では減少しているが、大阪府は17.5%も増加している。発生場所としてはコインパーキングなどの駐車場が79%を占めている。
盗難に遭いやすい車両もやや傾向が異なる。全国ではトヨタ ハイエース、トヨタ ランドクルーザー、トヨタ セルシオ、トヨタ クラウン、トヨタ プリウスという順で盗難台数が多いが、大阪府ではトヨタ プリウス、トヨタ クラウン、スバル レガシィ、トヨタ セルシオ、トヨタ ハイエースの順となっている。スズキ ワゴンRやダイハツ ムーヴなど軽自動車の盗難も多い。
今回の起用で、大阪府内で「伊達政宗」のポスターが5000枚掲示される。また公共施設や自動車用品店向けに広告15万枚を配布。「愛車を守るポイント」も併せて掲示される。