物理的にハンドルやシフトレバー、ブレーキペダルの動きを制限することで盗難を避けるためのロックバー「セイバー マルチロック」

物理的にハンドルやシフトレバー、ブレーキペダルの動きを制限することで盗難を避けるためのロックバー「セイバー マルチロック」

防犯のイメージなのか、ピストルを模した形のキーはディンプルタイプ。キーホルダーに付けても他の鍵と混同しにくい

防犯のイメージなのか、ピストルを模した形のキーはディンプルタイプ。キーホルダーに付けても他の鍵と混同しにくい

シャフトは500~760mmの範囲で伸縮。最初は伸縮させると切削クズがポロポロと出てくるので注意。車内に設置する前に出し切ってしまおう

シャフトは500~760mmの範囲で伸縮。最初は伸縮させると切削クズがポロポロと出てくるので注意。車内に設置する前に出し切ってしまおう

ステアリングにフックを引っ掛けて鍵をかけるだけ。エアバッグがあるようなステアリングでも、もちろん大丈夫。見た目の防犯効果も抜群

ステアリングにフックを引っ掛けて鍵をかけるだけ。エアバッグがあるようなステアリングでも、もちろん大丈夫。見た目の防犯効果も抜群

シャフトを伸縮させると切削クズが出てくるのでまずはお掃除

日本損害保険協会が発表した自動車盗難の実態調査によると、盗難車のワーストランキングは上位からハイエース、クラウン、セルシオ、プリウス、ランドクルーザー…。特定の車が狙われやすいともいえますが、ポイントは高級車だけがターゲットではないこと。今回はドライバーにできる自衛手段として「セイバー マルチロック」を試しました。

セイバー マルチロックは、フック付きのバーをステアリングやシフトレバー、ブレーキペダルなどに引っ掛けて固定して、それらを動かせないようにして盗難を防止するアイテムです。パッケージから取り出して持った印象はズッシリ。女性だと少々取り扱いづらいかもしれません。しかし、防犯の性質上、ヤワなものでは仕方ないので、これは納得のいくところ。

伸縮性のシャフトは500㎜~760mmの範囲で伸び縮みします。さっそく伸縮させてみたのですが、シャフトを金属加工したときに発生した切削クズがポロポロ出てきました。その後、車内で伸び縮みさせているときにも出てきたので、とりあえず切削クズがすべて出てしまうように何度も抜いたり挿したりを繰り返しました…。

オススメは車外からも見やすいところに取り付けること!

切削クズが出なくなったところでさっそく取り付け。マルチロックの使い方は多彩です。ステアリングをロック、シフトレバーとサイドブレーキをロック、ステアリングとブレーキペダルをロック、などといったバリエーションがあります。車によってステアリングとブレーキの距離、シフトレバーの位置が異なるので、いろいろ使えるというより、これらのロック方法のうち、いずれかを使うことができるという印象です。

もし、あなたの車で複数の取り付け方法が可能だとしても、オススメしたいのはステアリングのロックです。車外から見えやすい位置に取り付けることで、防犯意識が高いことをシッカリとアピールするためです。

ピストルの形をした鍵を挿してひねると、バーが伸縮できる状態になります。フックをステアリング内側に2ヵ所引っ掛けるようにしました。鍵を回して抜くと固定完了。ガッチリと取り付けられていて、ハンドツールの類いでロックを破るのは難しそうです。電動工具などがないと…と思わせるところに、すでに防犯効果が働いていますね!

防犯意識の高まりを受けて、様々なタイプの盗難防止アイテムがあります。中でもマルチロックはリーズナブルで、視覚効果が高いのが良い点です。他の盗難防止アイテムと組み合わせて使う「合わせ技」もさらに効果的でしょう。確実に安心感を高めてくれるアイテムでした。

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*価格は2013年12月7日時点