韓国サムスン電子が発売したスマートウォッチ「Galaxy Gear」。日本市場には10月に投入される予定だというが、先陣を切って実用化したことで、市場が活性化することが予想されている。

スマートウォッチとは、時計型の携帯端末。サムスンの「Galaxy Gear」は、同社のスマートフォンと連動して電話やメールが利用できる。また、音声アシスト機能やカメラ機能なども付いている。

さらに、来年にかけては、GoogleやAppleもこの分野に参入するとみられており、いよいよ、スマートフォンは身につける時代に突入することになりそうだ。

さて、このスマートウォッチ、なにもIT分野だけで話題になっている話ではない。実は、自動車業界でも注目して実用化を目指している会社がある。それが、日産自動車だ。

欧州日産のサイトで紹介された「ニスモ コンセプト ウォッチ」は、その名のとおり、日産自動車のワークスチューニングショップである「NISMO」の車と連動するスマートウォッチ。

平均速度や燃費、交通状況などのデータをはじめとして、心拍数なども表示されるとのこと。将来的には心電図や脳波、体温のモニタリング機能の搭載も検討しているという。例えば、運転者の心拍数などを計測して速度警告を表示する機能などに活用されるようだ。

スマートウォッチとは少し異なるが、トヨタは一部車種の純正オプションとして「キーインテグレーテッドウォッチ」を発売している。これは、時計をしているだけで、ドアの施錠、解錠、エンジンの始動、停止が行えるなど、なかなか興味深い。

時計と車は非常に親和性が高く、カーマニアでありながら時計収集家という人は珍しくない。高級車に高級腕時計はいかにもだが、車との接し方が多様化している今、車と連動するスマートウォッチという親和性も面白いかもしれない。

バッテリーにはリチウム電池を採用していて、通常使用で1週間ほど使用できる。マイクロUSBで充電を行う"

バッテリーにはリチウム電池を採用していて、通常使用で1週間ほど使用できる。マイクロUSBで充電を行う

YouTube上には既にイメージ映像がアップされている。そこには、ブラック×レッドを含めて3色の印象的なカラーが存在

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