日産が新開発CVTとハイブリッドシステムを公開

新CVTは2012年、HVは2013年モデルから順次搭載予定

10月13日、日産自動車株式会社は2L～3.5L用の新世代エレクトロニクスCVTとFF車用の新開発ハイブリッドシステムを発表しました。約60％ものパーツが見直されたこの新しいCVT（写真左）は、2Lモデル以上のCVTとしてトップレベルの変速比幅7.0を実現。摩擦抵抗を40％低減することにより、同クラスの現行CVTと比較すると約10％も燃費を向上させています。

また、今回の改良によって乗り味も進化しています。アクセル操作やハンドリング、車速などから運転者の意思をくみ取り、常に最適なギア比を選択・制御。これにより運転者のイメージどおりの走りを実現します。リニアシフト制御によるダイレクトな加速フィールも魅力です。

新開発のFF車用ハイブリッドシステム（写真右）は、同社のFR用ハイブリッドシステムと同じく1モーター2クラッチ式（エンジン・モーター間、モーター・ミッション間にそれぞれクラッチを挟んだ方式）を採用。前述の新CVT、2.5Lスーパーチャージャー付きエンジンと組み合わせ、3.5L車並みの出力と低燃費性を両立させています。このシステムは2013年に北米で発売するモデルから順次搭載予定です。

新世代エクストロニックCVTと新開発ハイブリッドシステム（FF車用）
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/111013-02-j.html