日産 セフィーロ オーテック 【プレイバック試乗記】
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2008/06/13
※この記事はカーセンサー関東版12号2000年3月30日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
■エンジンはノーマルのままだが、硬めの足回りで運転が楽しくなった
↑高速道路などでは実にしなやかで、運転していて非常に心地良い(左)バンパー部のメッキ処理をはじめ様々な専用品を装備。個性的なスタイルになった(右)
セフィーロの特別仕様車として販売が開始された「オーテック」は、まさに「英国仕様」ともいえる気品を感じさせる仕上がりをもって生まれ変わったモデルだ。25 エクシモ/エクシモをベースにメッキ処理が施された専用のフロントグリルやバンパーコーナーを与えたことで、その雰囲気はかなり贅沢な感じとなっている。また、インテリアもゴージャスな味わいだ。2.5L車には本革シート、2L車にはディンプルスエードシートを与えたほか、内装色をオフホワイトでまとめて、アクセントとして木目調パネルを施し、上品な感じに仕立て上げた。
メカニズム面では、足回りにスポーツチューンドサスペンションを採用。併せて専用の16インチアルミホイールに、ミシュランタイヤを組み合わせている。
■走りを含めた全体的な仕上がりは、英国っぽいものになっている
↑インパネは木目調パネルやコンビメーターの採用によって、贅沢な印象を受ける(左)2.5L V6 ユニットは、ノーマルと同様のもの。滑らかな吹け上がりで結構上質だ(右)
今回試乗した25 エクシモベースの試乗車は、60km/hくらいまでの速度域ではやや硬さを感じさせる乗り心地だが、それ以上の速度域や高速道路などでは、実にしなやかな印象に変化する。このあたりはまさに“ヨーロッパ的”な味つけといえる部分で、運転していて非常に心地良い。また、これまではどちらかというと乗り心地重視だったゆえに、コーナーの続くような場面ではあまり楽しさを感じられなかったセフィーロだが、このオーテックでは、そんな場面でも軽快な身のこなしで走ることが可能になった。
走りの印象を含めたクルマの全体的な仕上がりは、まさにコンセプト通り英国っぽいものになっている。ノーマルモデルにもこのような個性が欲しいといえるところ。
主要諸元のグレード | VQ25DD オーテックバージョン |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4845×1780×1440 |
ホイールベース(mm) | 2750 |
車両重量(kg) | 1510 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | V6DOHC |
総排気量(cc) | 2495 |
最高出力[ps/rpm] | 210ps/6400rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 27.0kg-m/4400rpm |
10・15モード燃費(km/L) | ー |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/70 |
車両本体価格 | 299.8万円 |
コンセプト | 4点 |
フィニッシュ | 3点 |
前席居住性 | 4点 |
後席居住性 | 3点 |
内装の質感 | 3点 |
取り回し | 3点 |
操作系の使い勝手 | 3点 |
ラゲージルーム | 3点 |
パワー感 | 4点 |
トルク感 | 3点 |
加速性能 | 3点 |
乗り心地 | 3点 |
操縦安定性 | 4点 |
高速安定性 | 4点 |
しっかり感 | 4点 |
ブレーキ性能 | 3点 |
環境対策 | 3点 |
燃費 | 3点 |
ステータス | 3点 |
コストパフォーマンス | 4点 |
得点合計 | 67/100 |
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