ルノー メガーヌ【ニューモデル試乗】
カテゴリー: ルノーの試乗レポート
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2011/07/27
Cセグメントで欧州2位の実力車!
↑“ルノー・スポール(RS)”を彷彿とさせるアナログのスピードメーターと、黒を基調とした奇をてらわないシンプルな内装。スポーツタイプのシートはRSによる専用設計となる
ルノーの新型メガーヌが日本でもデビューした。先代のコンセプトである「デザインフォーザドライバー」はそのままに、機能や装備、クオリティを充実させての登場だ。エクステリアはルノーとしては初めて、デジタルデザイン技術のみでフィニッシュさせたもの。5ドアハッチバックとしての使い勝手を保ちながら低く安定感のあるフォルムを実現。インテリアは適度な囲まれ感がありながら、すっきりとしたデザインで明るい室内空間を演出している。コンセプト通りドライバーへの配慮は適切で、シートの調整幅は前後上下ともにクラス最高レベル。ラゲージスペースは先代よりも40Lも増えて372Lに。グレードは快適性を重視したプレミアムラインと走りを意識したGTライン。パワートレインは140psの2Lの直列4気筒に6速CVTが組み合わされる。
↑ルノーと日産が共同開発した140psの2Lの直4NAエンジンはわずか2000回転から最大トルクの87%を発揮。6段MTモード付きCVTが組み合わされる(左) 先代比ではホイールベースが15mm長く、全長も110mm延長された。写真のGTラインは−14mmの専用ローダウンサスペンション、17インチアルミホイールを装着する(右)
装備と「らしさ」で選べばプレミアムライン
東京の世田谷を出発して河口湖まで。その往復で2グレードをじっくり乗り比べるという贅沢な試乗会だった。両グレードの最も大きな違いは2つ。一つはサスペンションなどの足回り。もう一つはインテリアと、特にメーターデザインだ。GTラインの全高はプレミアムラインよりも12mm低く、205/50R17タイヤを履きダンパーもやや硬め。ドイツ車に似たシャープな走りが魅力だ。一方プレミアムラインは16インチホイールらしくしなやかさが魅力。しかも明るいベージュを基調としたインテリアに、デジタルのスピードメーターとアナログタコメーターの組み合わせは、よりフランス的である。
ホイールベースが2640mmもあるので、どちらも高速走行は快適。しかも標準のクルーズコントロールとCVTのマッチングは最適でスムーズな巡航が楽しめる。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | GTライン | |
全長×全幅×全高(mm) | 4325×1810×1460 | |
車両重量(kg) | 1340 | |
エンジン種類 | 直列4気筒 DOHC | |
総排気量(cc) | 1997 | |
最高出力[ps/rpm] | 140/6000 | |
最大トルク[kg-m/rpm] | 19.9/3750 | 車両本体価格 | 275万円 |
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