トヨタ マークII フォーチュナ 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
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2009/08/26
※この記事はカーセンサー関東版2001年12号(3月22日)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
足回りの強化と剛性アップによりノーマルにないスポーツテイストに
↑ベース車のiR-Vスポーティさよりも居住性を重視するコンセプトとなり、高めのルーフをもつサッシュ付きの4ドアセダンに変身した(左) インパネやドアトリムがベースモデルの木目調からメタル調に変更された(右)
モデリスタのコンプリートモデル、マークII フォーチュナは2.5グランデiR-V、iR-Sベースで「大人のためのスポーツセダン」を狙う。スポイラーなどエアロパーツデザインがこの種のスポーツセダンとしては控えめなのもそのためだ。
サスペンションは15mmローダウンされ、スプリングも前が17%、後ろが28%強化されている。タイヤは1インチアップでダンロップSPスポーツ9000(前225/40ZR18、後255/35ZR18)を、オリジナルアルミホイールに装着する。これを履きこなすためのボディ剛性向上策として、生産段階で専用リアクロスメンバーを装着するが、これこそメーカー系のカスタムカーならではだろう。
乗り込むとインパネのメタル調アクセントパネルが目に飛び込んでくる。シート地はエクセーヌで、表皮色はチャコールかブラックの選択が可能。
ノーマルにはないスポーツテイスト
↑2.5Lターボ。ターボ、自然吸気ともにエンジンには変更点はない(左) コンビテールストップレンズをスモークにするなど細部にもこだわりが(右)
試乗車はiR-Vベース。オプションのARC製チタンマフラーが装着されていたので、アイドリングから迫力ある音が室内にも響いてくる。こればかりは大人っぽいとはいえない。乗り心地は意外と良い。フラットというほどに洗練されてはいないが、凹凸の乗り越えなどでも入力感は小さいし、あまり揺すられる感じはない。また、ステアリング操作に対する反応もシャープすぎず、高速道路などで神経質な動きとは無縁だった。激しいコーナリングを行うチャンスはなかったので真のシャーシ能力は知れなかったが、ノーマルにはないスポーツテイストが加味されている点は魅力。またノーマルの40万円高でこの内容はかなりお得感がある。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | iR-Vフォーチュナ(4AT) |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4735×1760×1445 |
ホイールベース(mm) | 2780 |
車両重量(kg) | 1540 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直6DOHCターボ |
総排気量(cc) | 2491 |
最高出力[ps/rpm] | 280ps/6200rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 38.5kg-m/2400rpm |
10・15モード燃費(km/L) | - |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/- |
車両本体価格 | 376.0万円 |
斉藤 慎輔の責任採点
コンセプト | 4点 | 取り回し | 3点 | 加速性能 | 5点 | ブレーキ性能 | 3点 |
フィニッシュ | 4点 | 操作系の使い勝手 | 4点 | 乗り心地 | 3点 | 環境対策 | 2点 |
前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 4点 | 操縦安定性 | 4点 | 燃費 | 3点 |
後席居住性 | 3点 | パワー感 | 5点 | 高速安定性 | 4点 | ステータス | 4点 |
内装の質感 | 4点 | トルク感 | 4点 | しっかり感 | 3点 | コストパフォーマンス | 4点 |
得点合計 | 74/100 |
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