東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、KTRおよびエクセレンスインターナショナルと共にPorsche Team KTRとして参戦する2015年のスーパーGT GT300クラス第5戦(鈴鹿サーキット)の予選において、Q2進出まで0.079秒差の15位となりました。

マシーンを降りたドライバーがビニールプールへ飛び込むほどの熱気に包まれるのが通例の鈴鹿1000kmレースだが、今年は外気温26°C、路面温度34°Cという恵まれたドライコンディションで予選は行われた。ノックアウト方式で行われるQ1でカーナンバー33のステアリングを握るのは坂本祐也。今シーズン開始前からPorsche Team KTRのドライバーとして登録されていながら、他のカテゴリー車両走行中のアクシデントのため休養を余儀なくされていた坂本はほぼ半年ぶりのスーパーGT復帰戦となったが、フリー走行から精力的に911GT3Rのセッティングを進め、低中速コーナーでのアンダーステアを軽減して早いタイミングでスロットルを開けられるようフロントの車高、スタビライザーのセッティングを見直し、完全とはいえないまでも好ましい方向性を見出すことに成功。ノックアウト方式で行われるQ1へ望むことになった。
15分間で行われる予選が開始されてから、最初の4分間コースインを待つ戦略を選択したPorsche Team KTRは、慎重なウォームアップランを行った後にタイムアタックを開始。フリー走行で記録した2分00秒861から1分59秒台を目指すものの、2分00秒274のタイムを記録した1ラップでアタックを終了。あとは他チームの記録を待つ展開となる。ところがフリー走行で安定した好タイムを刻んでいたGT3カテゴリーの車両よりもスーパーGT独自のGT300カテゴリーの車両が続々と1分59秒台をマークしたことによって、最終的な順位は15位となり、今回は惜しくもQ2進出を逃すことになった。

坂本祐也のコメント:
「フリー走行から予選までに、セッティングの方向性が見えたことが大きな収穫でした。もちろん59秒台に入れてQ2へ進出できれば文句なしだったのですが、着実に流れは上向いていると思います。明日の決勝はウェット路面と予想していますが、911GT3Rはすでに今シーズン、ウェットで高い戦闘力を持つことがわかっているので、ひとつずつポジションを上げていって気が付いたらポイント圏内に入っていた、という展開にできればと思っています。」

山下健太のコメント:
「もちろんQ2に進めればそれに越したことはないのですが、フリー走行では坂本選手とのタイム差もあったので、無理をするより、明日のウェットコンディションに向けて気持ちの準備ができる分むしろ良かったかもしれません。」

2015年のスーパーGT GT300クラス第5戦(鈴鹿サーキット)の決勝は、8月30 日(日)の12時30分にスタートし、173Lapで争われる予定です。