三菱自動車は本日、同社のフィリピン共和国における生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)の新工場(ラグーナ州 サンタローザ市)で生産を開始したと発表しました。同日、これを記念して、同国のアキノ大統領をはじめとした政府の方々や、多くの関係者の皆様にご参列いただき、開所式を行いました。

この新工場は、昨年12月に閉鎖した旧工場(リサール州 カインタ市)の年間生産能力3万台を上回る年間5万台の生産能力を有しており、旧工場で生産していた『アドベンチャー』と『L300』の生産を行います。

三菱自動車の益子修会長兼CEOは、開所式に際し、「フィリピンは、当社にとって最重要市場であるアセアン地域の中で、今後最も成長が期待される市場です。私どもは、ここフィリピン市場を、当社アセアン事業の柱の一つと位置付けるとともに、引き続きフィリピン自動車産業の発展および雇用創出に貢献して行きたいと思っています」と語りました。

三菱自動車は、長年にわたる地域に根付いた事業活動が受け入れられ、フィリピンで高い販売シェアを維持しています。2014年暦年の販売台数は、前年比15.2%増の48,793台(シェア18.6%)となり、2年連続で過去最高を記録しています。同社は、今後とも成長が見込まれるフィリピンにおいて、生産および販売の拡大に積極的に取り組んでまいります。

【 MMPC の概要 】
設立 1963年2月
本社・工場所在地  フィリピン共和国 ラグーナ州 サンタローザ市(首都マニラから南東に約45km)
資本金  1,640百万ペソ
主な事業内容  三菱自動車の生産および販売
代表者  柴田 彦三郎 (社長兼CEO)
株 主  三菱自動車工業株式会社 51%、双日株式会社 49%
新工場生産能力  5万台/年
新工場敷地面積  約21.4ヘクタール
従業員数  約900名(2015年1月)
販売車種  【フィリピン生産】  アドベンチャー、L300
【タイ生産】 ミラージュ、ミラージュG4(アトラージュ)、
モンテロスポーツ(パジェロスポーツ)、
L200/ストラーダ(トライトン)
【日本生産】 ASX(RVR)、パジェロ