ダイハツ ミラ イース【マイナーチェンジ】|ニューモデル速報

第3のエコカーとしてデビュー時に大きな話題を集めたダイハツ ミラ イースがマイナーチェンジした

ガソリン車トップの33.4km/Lを実現

独自の環境技術「e:Sテクノロジー」に磨きがかけられた

ダイハツ独自の「e:Sテクノロジー」がさらに進化し、より一層の低燃費化を実現している。

パワートレインでは、燃焼室にEGRガスを送り込みポンピングロス(エンジンが吸気する際の抵抗)を低減させるi-EGRを進化させた「クールドi-EGR」を採用。ガソリンの噴出量を抑制し低燃費に貢献している。また、低フリクションチェーンの採用などでフリクションロス(摩擦抵抗)も低減。CVTの制御も改良され、従来よりハイギアとなり燃費と走りを両立している。

空力性能も見直され、フロントバンパーに「エアロコーナー」という新デザインが用いられた。前方からの風をスムーズに後方へ流すことができる。また、フロアアンダーカバーやタイヤディフレクター、ローダウンサスペンション(2WD車)など空気抵抗の低減に効果的なパーツが採用されている。

アイドリングストップ機構である「eco IDLE」は停車前約11km/hからエンジンを停止できるようになった。「エコ発電制御」も、高性能オルタネーターの採用によって減速時の発電量が高まり、エンジン負荷が低減している。

これらにより、JC08モード燃費は2WD車で従来型比+1.4km/Lの33.4km/Lを達成した。

内外装には先進感が表現され質感の向上が図られた

エクステリアでは前述の「エアロコーナー」や空力デバイス以外にも、フロントグリルのデザインが変更されリアコンビランプがクリアクリスタル化されている。

インテリアでは、センタークラスターやオーディオパネルまわりなどのカラーがブラックとシルバーのコントラストとなり、シートの色調も落ち着いたグレーに変更され質感が向上している

最新の安全装備を採用

全モデルに、60km/h以上での走行中に強くブレーキを踏み込んだ場合に、ブレーキランプの点灯と同時にハザードランプを自動で点滅させる「エマージェンシーストップシグナル」が採用された。

上級グレードには、低速域衝突回避支援ブレーキと誤発進抑制制御機能、先行車発進お知らせ機能、横滑り防止装置のVSC&トラクションコントロールを備えた「スマートアシスト」が装備される。

価格は、2WDのエントリーモデル「D」の74万5000円から4WDの最上級グレード「Gf“SA”」の128万円までとなる。従来モデルに比べ、エントリーモデルは5万円のプライスダウン。他モデルも装備が充実しながらも、最小限のプライスアップとなっている。

「エアロコーナー」と呼ばれる新デザインのフロントバンパーをはじめ、空力性能を追求したパーツなども低燃費に貢献している

「エアロコーナー」と呼ばれる新デザインのフロントバンパーをはじめ、空力性能を追求したパーツなども低燃費に貢献している

ピアノブラックのオーディオパネルとセンタークラスターのシルバー加飾とのコントラストで高い質感が表現された

ピアノブラックのオーディオパネルとセンタークラスターのシルバー加飾とのコントラストで高い質感が表現された

上級グレードには低速域衝突回避支援ブレーキや横滑り防止装置などを統合制御する「スマートアシスト」が装備される。写真は動作イメージ

上級グレードには低速域衝突回避支援ブレーキや横滑り防止装置などを統合制御する「スマートアシスト」が装備される。写真は動作イメージ

グレード D Gf“SA”
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 3395×1475×1490 3395×1475×1500
ホイールベース(mm) 2455
車両重量(kg) 730 790
乗車定員(人) 4
エンジン種類 直3DOHC
総排気量(cc) 658
最高出力[kW(ps)rpm] 38(52)/6800
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 60(6.1)/5200
JC08モード燃費(km/L) 33.4 30.4
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/30 レギュラー/34
車両本体価格(万円) 74.5 128.0
■発表日:平成25年8月19日 ■取り扱い:ダイハツ店