ホンダ アコードハイブリッド【新型車】
カテゴリー: ホンダの新型車
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2013/06/20
ホンダのミドルセダン、アコードが2モーターハイブリッドシステムを搭載しアコードハイブリッドとして生まれ変わった
新開発の次世代ハイブリッド搭載で30.0km/Lを実現
最高効率を追求した次世代ハイブリッドシステム
アコードが、ホンダの車づくり50年目にあたる2013年にハイブリッド仕様となった。
新型では、ホンダ独自の環境技術「アース・ドリーム・テクノロジー」による次世代のハイブリッド技術が投入された。エンジンは最高出力143ps/最大トルク165N・mを発生する2Lのアトキンソンサイクルエンジンで、モーターのバッテリーはリチウムイオンとなる。
このハイブリッドシステムの最大の特徴は、走行用と発電用の2つのモーターが備わることだ。エンジンの動力は主に発電用モーターへ供給。そこから走行用モーターへ電力を送り、またバッテリーを充電するという「2モーターハイブリッドシステム」を採用している。
このシステムには、3つのドライブモードがある。1つ目は、エンジンを止めたまま走行用モーターで走り、ガソリンの消費を抑える「EVドライブモード」。2つ目は、バッテリーと発電用モーターで作った電力を使って、走行用モーターを力強く駆動する「ハイブリッドドライブモード」。このモードは加速が必要なときなどに使用される。そして3つ目は、エンジンをそのまま動力として使う「エンジンドライブモード」。これは高速クルーズなどで用いられる。
状況に応じて最も効率のいいモードを選ぶことでJC08モード燃費で30.0km/Lという低燃費を実現した。
骨格から見つめ直した爽快、上質、先進のデザイン
新型は、ハイブリッドシステムの高い燃費性能を生かすべく骨格から手直しされた。内外装は「爽快」、「上質」、「先進」の3つをテーマにデザインされ、上級セダンにふさわしい、ゆとりある室内空間を実現している。
エクステリアはセダンらしいフォーマルさに磨きがかかった。フロントフェイスには存在感を表現した大開口のグリルが採用され、さらにロービームにホンダ初となるLEDヘッドライトを用いることで知性と大胆さが演出されている。リアビューでは、タイヤがしっかりと踏ん張っているような安定感が表現された。また、リアコンビランプやバンパーのエッジを立てることで、空力性能も向上している。
インテリアは「瞬間認知」、「直感操作」を実現するためにデザインされたという。スピードメーターとナビゲーションを連続させ、ドライビングに関わる情報が自然と目に留まるように配置されている。情報系と操作系が機能別に分けられた、わかりやすいメーターまわり~インパネとなっている。さらに、5.8インチ大型液晶はタッチスクリーンが採用され、オーディオやナビも直感的に操作できるようになっている。
室内は前後席間が従来と比べて90mm延長され、リアの居住性がアップした。また、シートは「柔らかさ」にこだわり、より快適で質感の高い空間となっている。
装備の違いによる2モデルをラインナップ
モデルバリエーションは装備の違いによる2モデル。ベースモデルであるLXは、遮音機能付フロントウインドウやフルフラットアンダーカバーなどを装備。上級のEXでは衝突軽減ブレーキ(CMBS)などの最新装備が与えられた。
価格は、エントリーモデル「LX」が365万円から、上級モデル「EX」は390万円となる。なお、アコードハイブリッドと同時に、日常走行のほとんどをEVとして走行できるプラグインハイブリッドシステムを搭載したアコードプラグインハイブリッドも発売された。こちらは法人企業、官公庁などが販売の中心となる。
グレード | LX | EX | |
駆動方式 | FF | ||
トランスミッション | CVT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4915×1850×1465 | ||
ホイールベース(mm) | 2775 | ||
車両重量(kg) | 1620 | 1630 | |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 直4DOHC+モーター | ||
総排気量(cc) | 1993 | ||
最高出力[kW(ps)rpm] | 105(143)/6200+124(169)/3857-8000 | ||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 165(16.8)/3500-6000+307(31.3)/0-3857 | ||
JC08モード燃費(km/L) | 30.0 | ||
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/60 | ||
車両本体価格(万円) | 365.0 | 390.0 |