クーペを思わせるデザインが魅力のステーションワゴン

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↑エクステリアはクーペをほうふつとさせる流線形スタイル。室内はボルボらしい、スカンジナビアンデザインの体現が目指された
ボルボのミディアムサイズとして2011年1月にデビューしたセダンのS60に続いて、そのステーションワゴン版とも言えるV60がデビューした。ワゴンでありながら、クーペを連想させるスタイリッシュなデザインをはじめ、卓越したドライビングパフォーマンスと最新の安全装備が与えられるなど、魅力的なモデルに仕立てられている。

エクステリアはテールゲートへと流れるルーフラインや、シャープなデザインのリアウインドウなど、クーペのような流線形スタイルが与えられた。フロントライトからテールランプに描かれた、ボディ側面のダブルウェーブと呼ばれるキャラクターラインにより、ボディの滑らかさと視覚的な車高の低さが強調されている。また日本専用のドアハンドル/ドアミラーステーが採用されたことで、全幅1845mmを実現。日本の駐車場事情への配慮も施された。

インテリアは質感の高さはもちろん、化学物質の発生が少ない素材を使用することで快適な室内空間を実現。ドアやダッシュボードにはめ込まれたパーツの表面処理や段差一つにまでこだわったという。またボルボ車のセンターコンソール部の特徴でもあるセンタースタックは、操作性や視認性を考慮しドライバー側に若干傾斜したレイアウトを採用。スポーティさと躍動感が演出された。

後席は40:20:40の3分割可倒式を採用。荷物に合わせたアレンジが可能になっている。さらに助手席バックレストを倒せば、長尺物が積載可能なラゲージスペースを作り出すことも可能だという。

ドライビングパフォーマンスも充実している。ジャイロスコープとアクセルセンサーにより、早期に横滑りを検知するアドバンスドスタビリティコントロールや、コーナリング中に左右前輪のトルクバランスを調整することでアンダーステアを軽減させるコーナートラクションコントロールなどが備えられた。同時に高い安全性能も追求されており、先のS60で初採用された歩行者保護のための最新の安全装備、「HUMAN SAFETY(ヒューマンセーフティ)」が搭載されている。

エンジンは最高出力180ps/最大トルク24.5kg-mを発生させる新開発の1.6L直4DOHC直噴ターボと、同304ps/44.9kg-mを発生する3L直6ツインスクロールターボの2種類。1.6Lエンジンを搭載するV60 DRIVeは、エコカー減税対象モデルとなっている。

価格は1.6L FFのV60 DRIVeの395万円から、最上級グレード3LのV60 T6 AWD R-DESIGNの599万円まで。
グレード V60 DRIVe V60 T6 AWD SE V60 T6 AWD R-DESIGN
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション 6AT
全長×全幅×全高(mm) 4630×1845×1480
ホイールベース(mm) 2775
車両重量(kg) 1560 1800
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC+ターボ 直6DOHC+ターボ
総排気量(cc) 1595 2953
最高出力[kW(ps)rpm] 132(180)/5700 224(304)/5600
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 240(24.5)/1600~5000 440(44.9)/2100~4200
10・15モード燃費(km/L) 12.6 8.9
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/67
車両本体価格(万円) 395.0 539.0 599.0
■発表日:平成23年5月9日 ■取り扱い:ボルボ ディーラー