フォルクスワーゲン パサート/パサートヴァリアント【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: フォルクスワーゲンの新型車
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2011/05/20
Dセグメントトップレベルの環境性能を獲得
10・15モード燃費は、18.4km/Lを達成
↑ボディカラーは、写真のディープブラックパールエフェクトを含む全6色
コンセプト
独自の環境技術、ブルーモーションによる
高い燃費性能が実現された
フォルクスワーゲンの上級セダンおよび、ワゴンモデルであるパサート/パサートヴァリアントが、7代目へとフルモデルチェンジを果たした。全モデルにメーカー独自の環境技術、BlueMotion(ブルーモーション)テクノロジーを採用し、高い燃費性能が与えられている。最大のポイントは排気量わずか1.4Lの直噴シングルターボエンジン。このエンジンは自然吸気の2Lエンジンに相当する200N・mの最大トルクを1500~4000rpmという低回転域から発生させている。
7速DSGミッションとの組み合わせや、アイドリングストップ機構「Start/Stopシステム」、ブレーキエネルギー回生システムなどの採用で、10・15モード燃費は、先代モデルのパサート2.0FSI比で67%もの向上を果たし18.4km/Lを達成。パサートおよび、同ヴァリアントの全モデルが75%のエコカー減税対象となった。
内外装
シャープな印象のエクステリア
精緻で上質な空間が演出されたインテリア
エクステリアはフロントグリルに配されたクロームのバーや中央のVWマークなど、フォルクスワーゲンの最新トレンドに則ったシャープさが追求されたデザインとなった。無駄な装飾を排し、洗練、明快さ、信頼感が強く打ち出されている。リアコンビネーションランプには、視認性が高く応答性の良いLEDが採用された。インテリアは水平基調のソフトなダッシュボードが特徴。インパネ上部にアナログ時計が配されるなど、精緻で上質な空間が目指された。上級車種のハイラインでは、ウォールナットやアルミの化粧パネルが与えられる。
最新の安全装備であるドライバー疲労検知システムも採用された。ドライバーの集中力の低下をステアリングなどへの入力から検出し、アラーム音や表示により、休憩を促すという先進的なもの。
バリエーション
パワートレインは1種類
装備の違いによる2グレードを用意
パワートレインは先述の1.4L直噴シングルターボ+7速DSGに統一された。ラインナップはセダン/ヴァリアントともに2グレードが用意される。エントリーグレードのコンフォートラインでも、カーテン/サイドエアバッグを含む8エアバッグや、2ゾーンフルオートエアコンなどの豪華装備が施されている。上級のハイラインでは、さらに8ウェイのレザーシートや、マルチファンクションステアリングやパドルシフトなどの装備が追加される。価格はセダンのコンフォートラインの324万円から、ワゴンのハイラインの396万円までとなっている。
POINT
1
無駄な装飾を排することで
洗練、明快さ、信頼感を強調
2
クオリティの高いインパネ
精緻で上質な空間を演出
3
ホールド性の良さそうなシート
上級モデルはナパレザーを採用
4
セダンと同時にデビューした
スタイリッシュなヴァリアント
SPECIFICATIONS
グレード | パサート コンフォートライン |
パサート ハイライン |
パサートヴァリアント コンフォートライン |
パサートヴァリアント ハイライン |
駆動方式 | FF | |||
トランスミッション | 7AT | |||
全長×全幅×全高(mm) | 4785×1820×1490 | 4785×1820×1530 | ||
ホイールベース(mm) | 2710 | |||
車両重量(kg) | 1430 | 1470 | ||
乗車定員(人) | 5 | |||
エンジン種類 | 直4DOHC+ターボ | |||
総排気量(cc) | 1389 | |||
最高出力[kW(ps)rpm] | 90(122)/5000 | |||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 200(20.4)/1500~4000 | |||
10・15モード燃費(km/L) | 18.4 | |||
ガソリン種類/容量(L) | プレミアム/70 | |||
車両本体価格(万円) | 324.0 | 374.0 | 346.0 | 396.0 |
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