BMW 3シリーズ グランツーリスモ【新型車】
カテゴリー: BMWの新型車
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2013/06/11
BMWの中核モデルである3シリーズに、新たなボディバリエーションとなる3シリーズ グランツーリスモが加わった
3シリーズに追加された新たなモデル
エレガントかつダイナミックなエクステリア
エクステリアは、3シリーズの一員であることを明確に示すと共に、クーペのようにエレガントなスタイルとなった。ロングホイールベースなどのBMW特有のプロポーションはそのままに、後方に向かって下降するルーフラインが伸びやかなシルエットを描いている。
一番の特徴はハッチバックのボディ。利便性も高く、大きなテールゲート開口部と標準装備の「オートマチックテールゲートオペレーション」により、かさばる荷物も容易に積め込める。また、「スマートオープナー機能」により、荷物で両手がふさがった状態でも足元の操作でテールゲートを開けることが可能だ。肝心のラゲージルームは520Lという大容量で、リアシートのバックレストを畳めば最大1600Lまで拡大できる。
3シリーズツーリング比で、全長は20cm、ホイールベースは11cm、全高も5cm拡大されており、居住性も向上している。特に、後席は3シリーズツーリングからレッグスペースが約7cm拡大され、大人3名が快適に過ごせるようになった。
3シリーズセダンやツーリングと同様に、「Sport」「Modern」「Luxury」の3モデルに加え、「M Sport(2013年秋から納車開始予定)」がラインナップされたこともトピックスだ。内外装にそれぞれのコンセプトに合った装備を採用することで、ユーザーの嗜好に沿って選ぶことができる。
注目のM Sportには、力強いスタイリングを強調するMエアロダイナミクスパッケージや、よりシャープなドライビングを可能にするMスポーツサスペンションなど、BMWのハイパフォーマンスモデルであるMモデルを手掛けるBMW M社による専用装備が与えられる。
出力の違う2Lエンジン2種類と3Lエンジンを用意
エンジンは、最高出力184ps/最大トルク270N・m、同245ps/350N・mという出力の異なる2種類の2L直4と、同306ps/400N・mを発生する3L直6の計3つを用意。いずれも直噴技術やツインパワーターボなどの最新技術を備え、優れた環境性能と動力性能を両立した。組み合わされるミッションは高効率な8速ATとなる。
BMW独自の環境思想である「EfficientDynamics(エフィシェントダイナミクス)」に基づいた高い環境性能も与えられている。アイドリングストップ機構である「エンジンオートスタート/ストップ機能」や、ホイール周辺で発生する乱気流を抑え空気抵抗を減らす「エア・ブリーザー」、車速に応じて自動的に上昇/格納して最適なダウンフォースを確保する「アクティブ・リア・スポイラー」など、空力も加味した環境技術が組み込まれた。
これらの技術を採用することで、184psの2Lエンジン車のJC08モード燃費は15.0km/Lを実現。他モデルの燃費性能も高く、全モデルがエコカー減税の対象となった。
価格は、184psの2Lエンジン採用車でエントリーモデルにあたる「320i グランツーリスモ」の494万円から、3Lエンジンの「335i グランツーリスモ M Sport」の776万円までとなる。
グレード | 320iグランツーリスモ | 328iグランツーリスモ Sport / Modern / Luxury | 335iグランツーリスモ M Sport |
駆動方式 | FR | ||
トランスミッション | 8AT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4825×1830×1510 | 4825×1830×1500 | |
ホイールベース(mm) | 2920 | ||
車両重量(kg) | 1660 | 1690 | 1740 |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 直4DOHC+ターボ | 直6DOHC+ターボ | |
総排気量(cc) | 1997 | 2979 | |
最高出力[kW(ps)rpm] | 135(184)/5000 | 180(245)/5000 | 225(306)/5800 |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 270(27.5)/1250-4500 | 350(35.7)/1250-4800 | 400(40.8)/1200-5000 |
JC08モード燃費(km/L) | 15.0 | 14.7 | 12.5 |
ガソリン種類/容量(L) | プレミアム/60 | ||
車両本体価格(万円) | 494.0 | 619.0 | 776.0 |