トヨタ SAI【マイナーチェンジ】|ニューモデル速報

トヨタのミドルサイズハイブリッドセダンであるSAIがマイナーチェンジした

内外装を大幅に刷新、環境性能もさらに向上

先進性、高級感を追求した内外装

今回の変更では内外装に大きく手が加えられた。

エクステリアでは、ほぼ車両の全幅をカバーする超ワイドサイズのヘッドランプに目を奪われる。点灯時には、白色LEDの光が切れ目なく中央から両サイドへ広がる。また、フロントのエンブレムからサイド、リアへと流れるようなラインを描くことで、全体的にスマートで伸びやかな印象となった。

リアも、エンブレムからコンビネーションランプ、サイドへと抜けるデザインが採用されており、ワイド感が強調されている。コンビネーションランプ自体のデザインも、フロントとテーマを合わせることで、SAIらしさが演出されている。

インテリアでは、センタークラスターやフロントコンソールを含むインストルメントパネルのデザインが一新された。ディスプレイゾーンとコマンドゾーンを明確に分ける従来のコンセプトを受け継ぎつつも、先進的なデザインのリモートタッチなどによって利便性がより高められている。

もちろん室内の上質感も向上している。シフトノブやアームレスト、メーターフードにステッチ加工が施され、無垢のアルミから削りだしたオーディオノブが採用されるなど、細部のパーツにもこだわりが見られる。また、上級モデルではスイッチ周りやメーターにクリアブルーのイルミネーションが採用され、センタークラスターのメッキモールまわりも発光させるなど室内がライトアップされた。

基本性能も大幅に向上

SAIならではの環境性能も向上している。ハイブリッド制御の変更などにより、JC08モード燃費は従来型比+1.4km/Lの22.4km/Lとなった。また、走行モードにスポーツドライブモードが設定された。アクセル操作に忠実に力強く加速し、パワーステアリング制御の切り替えもあいまって、ダイレクト感のある走りが楽しめるようになった。

快適性能も磨きがかけられた。吸・遮音材が追加され遮音ガラスも採用、エンジンマウントの改良などによって、車内の騒音を低減、ラージクラスの高級セダンをしのぐ静粛性が実現されている。ボディ剛性も強化されており、快適な乗り心地と安定感あるハンドリングも実現されている。さらに、上級モデルではエアロスタビライジングフィンやパフォーマンスダンパーなどの採用により、走行安定性が高められている。

装備面では、最新のSDナビゲーション(10スピーカー式)を新たに採用。microSDカードスロットやブルーレイなどを設定するとともに、USB端子を2口に増設するなど、ユーザーのニーズに対応するシステムが組み込まれた。また、上級モデルではアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)が設定され、災害時などに非常用電源としてSAIを利用することができる。

価格は、エントリーモデル「S」の321万円から、最上級グレード「G “A パッケージ”」の421万円までとなる。

ひと目見てSAIだとわかる個性的なエクステリアデザインを採用。スマートかつ伸びやかなイメージが演出されている

ひと目見てSAIだとわかる個性的なエクステリアデザインを採用。スマートかつ伸びやかなイメージが演出されている

センタークラスターやコンソールをはじめとするインパネ全体のデザインを刷新。利便性と上質感の両面が向上している

センタークラスターやコンソールをはじめとするインパネ全体のデザインを刷新。利便性と上質感の両面が向上している

環境面にも配慮され、エコプラスチックや樹脂リサイクル材などが従来モデルに比べて使用重量で約3倍も用いられている

環境面にも配慮され、エコプラスチックや樹脂リサイクル材などが従来モデルに比べて使用重量で約3倍も用いられている

グレード S G “A パッケージ”
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 4695×1770×1485
ホイールベース(mm) 2700
車両重量(kg) 1570 1590
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC+モーター
総排気量(cc) 2362
最高出力[kW(ps)rpm] 110(150)/6000+105(143)
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 187(19.1)/4400+270(27.5)
JC08モード燃費(km/L) 22.4
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/55
車両本体価格(万円) 382.0 421.0
■発表日:平成25年8月29日 ■取り扱い:トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店