燃費◎なソリオなら3代目がオススメ! 新型では非設定のハイブリッドあり
2021/01/30
▲広い室内と走りの良さから人気の3代目ソリオ。中でもハイブリッドは、EVモードなどモーターならではの乗り味を楽しめる新型はガソリン車とマイルドハイブリッドのみに
狭い場所での乗り降りが便利なスライドドアと、背の高いボディに広大な室内空間が与えられた軽ハイトワゴン。その便利さを普通車で取り入れたのが、スズキ ソリオだ。
もともとは1997年に軽トールワゴンであるワゴンRの普通車版として登場し(ワゴンRワイド)、2011年1月に登場した2代目ソリオからハイトワゴンのスタイルを採用。あわせてスライドドアを装備して、利便性を高めたモデルになった。
▲2020年11月にモデルチェンジした現行型ソリオそんなソリオが2020年11月に、4代目へとフルモデルチェンジ。現行型は3代目よりも、全長を80mm伸ばして室内空間をさらに広くした。
一方で今回のフルモデルチェンジでは、気になる部分も……。それは3代目ソリオにラインナップされていた、1.2Lエンジンと駆動用モーターを組み合わせたハイブリッドモデル(パラレル方式)が消滅しているのだ。
新型のマイルドハイブリッドモデル、「1.2 ハイブリッド MX」の燃費は22.4km/L。一方、3代目のハイブリッドモデル「1.2 ハイブリッド SX」は32km/Lを誇る。(ともにJC08モード)
燃費にこだわる人にとってこの差は大きいはずだ。
これからはハイブリッドのソリオが欲しいと思ったら、必然的に中古車で先代を探すことになる。そこで3代目ソリオのハイブリッドモデルがどんな車かを、中古車相場とともに見ていこう。
3代目ソリオ、ソリオバンディットはどんな車か
▲標準モデルとなるソリオハイブリッド SZ3代目ソリオとソリオバンディットは、2015年8月にデビュー。このモデルチェンジではプラットフォームを一新。現在多くのスズキ車で採用され、走行性や乗り心地に定評があるHEARTECT(ハーテクト)が使われている。
新型ほどではないものの、この3代目の室内空間も驚くほど広い。2515mmという室内長はデビュー時クラストップのサイズ。前席と後席の距離(前後乗員間距離)は1080mmも確保されているので、足元に窮屈さを感じることはまずない。
さらに、室内高は1380mmもあるので、子供なら車内で立ったまま着替えることも可能だ。
▲広大な空間が確保されたソリオの室内。前後ウォークスルーも可能で子育て世代からの支持も厚い運転席と助手席の間は、ウォークスルーができるように空間がとられている。例えば狭い場所に車を止めても、後席に移動してスライドドアから降りるという使い方もできる。
たくさんの荷物を積みたいときは、後席を前にスライドして荷室を広げることも可能。その際、荷室側から前にスライドさせることができるなど、かゆいところに手が届くような心配りがたくさん詰まっているモデルだ。
▲こちらがより押し出しの強いデザインになっているソリオバンディットのハイブリッドモデルデビュー時にはガソリンとマイルドハイブリッドのみのラインナップだったが、2016年11月にハイブリッドモデルが追加された。
ソリオは「1.2 ハイブリッド SX」「1.2 ハイブリッド SZ」、ソリオバンディットは「1.2 バンディット ハイブリッド SV」が追加された。ハイブリッドモデルはグレード名に“S”がつくということを覚えておこう。
マイルドハイブリッドとフルハイブリッドの違いをおさらい
ここで、先代ソリオに搭載された2つのシステムの違いをおさらいしておく。
■マイルドハイブリッド
▲マイルドハイブリッドのイメージ図。小型のISGが減速時に発電軽自動車を含め、スズキの多くの車種で採用されているマイルドハイブリッドは、エンジンを始動させるセルモーターの代わりに「ISG」というモーター機能付きの発電機を搭載している。減速時のエネルギーを使って発電した電気を小型のリチウムイオンバッテリーにためて、加速時はその電気を使ってISGがエンジンをアシストして燃費向上を図るシステムだ。
現代の車の多くは、停車時にエンジンをストップさせる「アイドリングストップ機構」が付いているが、セルモーターと違ってISGはエンジン始動時に“キュルキュル”というモーター回転音がしないため、エンジンを静かに再始動させられるという特徴もある。
■ハイブリッド
▲EVモードでの走行ができるのがハイブリッドの最大の特徴。電力は走行中にチャージされ、速度計左のメーターで確認できる一方のハイブリッドはエンジンに加え、「MGU」と呼ばれる駆動用モーターを搭載している。マイルドハイブリッドとの違いは、モーターのみで走るEV走行が可能なことだ。EV走行中はガソリンの消費を抑えられるため、その分の燃費向上に大きく寄与する。
また、アクセルを踏み込んだときはエンジンに加え、モーターアシストにより力強い加速感を味わうことができる。
走行モードは、モーターアシストによるキビキビとした走りを楽しめる標準モードと、EV走行時間を多くして燃費向上を図るエコモードから選ぶことが可能だ。
スズキのハイブリッド車はCVTではなく、クラッチ操作を自動で行う2ペダルMTシステム「AGS」を搭載しているのも特徴。製造コストが安く燃費にも貢献するといわれているが、このシングルクラッチの2ペダルMTは、変速時に一瞬トルクが抜けてしまうという特性がある。
しかし、スズキのハイブリッドはこのときにモーターが補助してトルクの抜けを抑えるので、ATやCVTと同じように自然な加速感で走ることができるのだ。
▲エンジン+モーターのパワーで、力強い走りを味わえるのもハイブリッドならではの特徴ハイブリッドモデルの中古車事情
2021年1月現在、3代目ソリオの中古車は約1800台流通していて、このうちハイブリッドモデルは140台弱。
ソリオとソリオバンディットの割合は、おおむね3:7程度だ。
■ソリオ
標準モデルであるソリオハイブリッドモデルの価格帯は、総額100万~220万円となっている。
ハイブリッドのエントリーグレードである「ハイブリッド SX」、両側パワースライドドアが装備される「ハイブリッド SZ」ともに流通台数は少ない。「スライドドアは両方電動がマスト」であればSZになるが、そうでなければコンディション優先で両方のグレードから探してみるのがいいだろう。
価格帯のボリュームゾーンは流通台数が多いのは170万~200万円で、こちらは登録済未使用車や走行距離1万km以内の低走行車が大半を占めている。
ただし総額120万~150万円でも、走行距離2万~5万km以内の比較的コンディションがよい物件を見つけることができる。いずれにせよ流通台数が少ないため、条件に合致した物件があれば早めにアクションをした方がいいだろう。
■ソリオバンディッド
▲バンディットのハイブリッド SVにはブラック2トーンルーフもオプション設定された一方、ソリオバンディットの「ハイブリッド SV」は流通台数が100台程度あり、かなり探しやすい。最安値帯は総額130万~150万円。この中には走行距離1万km台という物件も散見される。
ソリオとソリオバンディット、デザインの好みは分かれるところ。だが、ハイブリッド車に的を絞るならバンディットの方が台数も多い。また、価格もガソリン車とあまり差がないので、探しやすくお得度が高いと言えるだろう。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
この記事で紹介している物件
スズキ
ソリオ 1.2 バンディット ハイブリッド SV 衝突軽減ブレーキ ナビ Bluetooth ETC 両側電動スライドドア エンジンプッシュスタート スマートキー LEDヘッドライト LEDフォグランプ オートライト シートヒーター クルーズコントロール プライバシーガラス
本体価格137.8万円
支払総額150.6万円
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