えっ、こんな値段で狙えるの!? 近代的なアイサイトを搭載した5代目スバル レガシィが気づけばめちゃくちゃ買いやすい値段になっていた
2020/12/11
歴代レガシィの中で新しめだけど低価格な5代目がオススメ
スバルと聞いて思い浮かべる車種は、皆さんそれぞれあるかと思いますが、長きにわたってスバルを支え続けた車種といえば、やはりレガシィということになるのではないでしょうか?
1989年に、それまでのレオーネの後を継いで登場した初代モデルは、セダンはもちろんですが、ツーリングワゴンと名付けられたステーションワゴンが、爆発的な大ヒット車種となったのはよく知られるところ。
それまでワゴンといえば、ライトバンの延長線上にあるものというイメージが強かったボディタイプでした。
ですが、レガシィツーリングワゴン登場後はそのイメージを大きく変え、各メーカーとも“俊足ワゴン”を続々リリースするなど、多大な影響を与えたモデルだったのです。
そんなレガシィの中で、今回オススメしたいのが、2009年に登場した5代目モデル。
日本のみならず海外、特にアメリカ市場で人気のモデルとなり、初披露の場をニューヨークオートショーにするなど、よりアメリカ市場を意識したものとなっていました。
それだけにボディサイズは拡大され、スバルのフラッグシップモデルに相応しいゆとりのある室内空間を実現。エンジンも2Lモデルを廃し(のちに2Lターボは追加)、2.5Lを基本とするラインナップとなりました。
しかし、ボディサイズは大きくなったにも関わらず、最小回転半径は5.5mと先代の5.4mから最小限の拡大に抑え、取り回し性も犠牲となっていない点はさすがと言えるでしょう。
また、2010年5月の一部改良(いわゆるB型)では、先進安全装備の代名詞としてすっかりお馴染みとなった「アイサイト(Ver.2)」を装着するグレードが追加され、全車速対応のACCを搭載するなど、安全性能と快適性能が大きく向上したのも特徴です。
と、このように年式的にもまだまだ新しい印象のある5代目レガシィですが、実は総額100万円どころか、50万円台で狙えてしまうのです! 正直、もうちょっと高いと思っていたという人は多いのでは?(筆者はそうでした)
では、現状の5代目レガシィの価格帯をチェックしていきましょう!
アイサイトが付いて走行距離7万km代以下でも総額100万円未満
5代目となるレガシィですが、やはりレガシィ=ツーリングワゴンというイメージが強いのか、セダンの188台に対してワゴンは441台と、およそ2.5倍の掲載台数となっていました(執筆時点)。
やはり、ワゴンの方が人気ということもあるのか、高年式や低走行のものではややワゴンが高くなりますが、最も安い部類になると、どちらも総額30万円台から見つけることができてしまいます。
ただし、このあたりの金額はアイサイトが備わらない仕様のものとなるので、アイサイトを求めるのであれば、少々の予算アップが必要となります。
では、アイサイト付きを狙うとなるとどのくらいの金額からのスタートになるのかというと、その金額は総額50万円が下限といった感じ。思っていたよりもお手頃な価格ではないでしょうか?
ただ、この価格帯の個体は10万kmオーバーのものが中心となるため、もう少し走行が少ない7万km台以下のアイサイト付きを希望する場合は、70万~80万円ほど予算を見ておきたい感じとなります。とはいえ、この金額でスバルのフラッグシップモデルが狙えてしまうというのは驚きと言っても過言ではありません。
▼検索条件
スバル レガシィツーリングワゴン(5代目)×アイサイト搭載モデル×全国▼検索条件
スバル レガシィB4(5代目)×アイサイト搭載モデル×全国一方、走りにこだわりたい人向けのターボモデルはそこまで安価ではなく、セダンで総額80万円台から、ワゴンでは総額90万円台からのスタートといった状況。
特に、マイナーチェンジ時(D型)に姿を消した6速MTモデルはタマ数が少ない(ワゴン4台、セダン1台)からか高値安定で、安いものでも150万円ほど、高いものでは200万円オーバーと5代目レガシィの中では別格となっています。
とはいえ、スポーティな走行をガンガンしたいという人でなければ、低速トルクが増えた2.5Lエンジンと、そのエンジンのオイシイところを上手く使える、リニアトロニックの組み合わせにかったるさを感じる人はほとんどいないでしょう。
そんなフラッグシップモデルらしい優雅な走りを楽しめる5代目レガシィ、今が買い時といえるでしょう!
▼検索条件
スバル レガシィツーリングワゴン(5代目)×全国▼検索条件
スバル レガシィB4(5代目)×全国自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
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