トヨタ クラウンハイブリッド(初代)は10万km超えでもハイブリッドバッテリーは快調! 中古車購入時のチェックポイントまとめ
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / セダン / クラウンハイブリッド / 小鮒康一
2020/11/24
「車を見に行っても、どこをどう見たらいいのか……」
そんな方々の悩みを解消すべく、実際に販売店で実車を見ながらチェックポイントを解説。これを参考に、気になる車に会いに行こう!
▲今回見てきたのは2008年式のトヨタ クラウンハイブリッド。エンジン+モーターのハイパワーな走りに定評のあるモデルだ販売終了から7年たっても色あせない高級感
クラウンハイブリッドは、「ゼロクラウン」の後継として登場した、13代目のハイブリッド専用モデルだ。
先代のガソリンモデルから最大で4㎞/L(JC08モード)向上した燃費性能と、3.5L V6エンジンが生み出すパワーが魅力。
次の世代のハイブリッドモデルは2.5L直4となってしまうため、パフォーマンスが高く手ごろな価格のこのモデルはいまだに高い人気を誇っている。
とはいえ、初期型はデビューから10年以上が経過し、走行距離も10万km前後の物件が多くなっている。そこで気になるのが、ハイブリッドバッテリーの劣化だ。
だが、これまで多くのクラウンハイブリッドを販売してきたオートプロジェクトの代表、湯浅さんに聞いたところ、「10万km超の車に乗られているお客様も多数いらっしゃいますが、ハイブリッドバッテリーのトラブルで入庫したことはありません」とのこと。
ただし、細かなウイークポイントはあるようで、そのチェックポイントを聞いた。

今回見た車
トヨタ クラウンハイブリッド(初代)
歴代クラウンとしては初となる、本格的なストロングハイブリッドシステムを搭載したモデル。高級感に加え、優れた燃費性能はもちろんのこと、3.5Lエンジン+モーターで345psという高出力を誇る、隠れた俊足セダンでもある
●年式/2008年式
●走行距離/7.6万km
●本体価格/139万円
※2020年10月26日時点の情報
実車で見ておきたいチェックポイント
先述のように、今回見てきたクラウンハイブリッドは、初期型なら10年以上の歳月がたっている。
経過年数によるチェックポイントや、高級車ならではの見ておきたいポイントについて聞いてきた。ぜひ実車を見に行く際の参考にしてほしい。
CHECK POINT 1
スターターバッテリーの消耗具合
駆動用のハイブリッドバッテリーとは別に、エンジンの始動やオーディオの電源用に、ガソリンモデルと同じく12Vの一般的なバッテリーを使用している。
クラウンハイブリッドはこのバッテリーの劣化が速い傾向にあるらしく、エンジンを始動させて問題がないか確認しておきたい。
▲バッテリーは、エンジンルームではなくトランク内に搭載されているCHECK POINT 2
アイドリング時のエンジン音
クラウンハイブリッドのエンジンオイルはハイブリッド専用のものが指定されており、通常のエンジンオイルと比べてやや割高。
そのせいか、なかには定期的にオイル交換がされていなかった物件もあるという。そういったエンジンは、アイドリング時にカチャカチャとタペット音が出るので要チェック。
▲もしエンジンに修理が必要になったら大きな出費がかかるので、押さえておきたいポイントだCHECK POINT 3
エアコン作動時のにおい
禁煙車の割合がカーセンサーnet掲載の全物件の平均より10%程度低く、特に法人で使用されていた物件では、タバコのにおいが残るものが散見されるという。
タバコ臭やペット臭はエアコンの奥に染みついていることもあるため、窓を閉めてエアコンをつけてにおいを確認してみよう。
▲においに加え冷房の効き具合も見てみようCHECK POINT 4
ヘッドライトのくもり具合
前オーナーの保管状態によって、黄ばみやくもりが発生している場合がある。
紫外線などによる外側の劣化は磨きとコーティングで復活できるが、社外品のヘッドライトバルブなどによって内側に発生したダメージは修復が難しい。
交換すると高額なので、状態の良いものか、修復できるものかを確認しよう。
▲劣化が発生していると一気に高級感が損なわれるCHECK POINT 5
リアスポイラーの色あせ
前期型に純正で装着される(スタンダードパッケージは非装着)リアスポイラーは、材質の違いによるためか塗装の退色が目立つものがある。
これも主に紫外線の影響によるもの。特に紺や黒といった濃色系は、退色すると下地の白が出てきて目立ちやすい。
濃い色のボディカラー狙いの人は忘れずに確認を。
▲もし劣化が気になる場合は購入店で修理が可能か聞いてみるのもアリCHECK POINT 6
後席の使用感
法人利用車を中心に、後部座席に人を乗せるケースが多いクラウンハイブリッド。
そのため、フロントだけでなくリアシートの状態も忘れずにチェックしておきたい。
特に本革シートの場合は頻繁な乗り降りで表皮に傷みが発生している場合もある。
リペアも可能だが、できれば状態の良いものを選びたい。
▲触れたり座ってみたりして状態を確認してみるとよい販売店がよく受ける質問ベスト3
クラウンをはじめとした、ビッグセダンを専門に扱うオートプロジェクト。
そんなセダンのプロともいえる販売店の代表、湯浅裕之さんに、見つけたらラッキー! ともいえるクラウンハイブリッドのオススメ条件を聞いてきた。
★その1
法人ワンオーナー車

登場から10年以上経過していますが、法人ワンオーナーの物件もまだ存在します。法人車両は定期的に手厚くメンテナンスをされることが多いので、状態の良いものが多く見受けられます。記録簿を見て確認してみましょう。
★その2
シルバーのボディカラー

車両価格100万円程度の場合、シルバーはその他の色に比べ、20万円ほど安くなる傾向に。価格重視派や外装色は問わず走りを楽しみたいという人にはオススメ。人気色の黒や白は高くはなりませんが、早めに売れることが多いです。
★その3
アップデート済みのナビ

標準装備のHDDナビは、アップデートで最新版にすることができます。しかしそれには約2万円の更新料がかかる。そのため直近でアップデートされている物件は更新料分お得なので人気です。記録簿でチェックが可能です。

取材協力
オートプロジェクト レクサス・マジェスタ・クラウン店
地域密着型店舗として33年の歴史があり、自信をもってアドバイスができるだけのドレスアップに関するノウハウをもつ販売店。社外パーツの取り扱いメーカーは1000社以上。自社整備工場も完備している。また、最長3年間・走行距離無制限のオートプロジェクト・プレミアム保証で購入後の安心も提供している。
住所:千葉県松戸市高塚新田1-3
電話:047-392-2416

訪問した人
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
※雑誌版カーセンサー 2021年1月号(2020年11月20日発売)の記事「気になる車に会いに行こう」をWEB用に再構成して掲載しています。
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