コンパクトミニバンを買うなら“トヨタ シエンタ(現行型)”がオススメな3つの理由
2020/07/01
▲スライドドアで使いやすいサイズ、高い経済性などで、子育て世代やシニア世代から人気の現行型シエンタスライドドアの軽自動車だとちょっと小さい……それならコンパクトなミニバンを!
子供が生まれたのを機に車を買いたい。でも軽自動車だと荷物が全部積めるか不安……。
そんな人にオススメしたいのがコンパクトミニバン。文字どおりボディサイズが小さく、街中での取り回しや駐車が楽なのが特徴です。
一方で、全高を高くすると同時にボディサイドを切り立たせ、タイヤを可能な限り四隅に配置することで、室内空間を広くしています。これにより3列シートを設置して最大7人乗れるようにしています。
もちろんリアは開口部が広いスライドドアなので、乗り降りや荷物の積み降ろしは楽だし、狭い場所でも隣の車にドアをぶつける心配もありません。
現在、コンパクトミニバンはトヨタからシエンタ、ホンダからフリードが販売されています。どちらも排気量は維持費の安い1.5Lで、ガソリンモデルとハイブリッドが設定されているのが特徴。
シエンタ、フリードともに利便性が高いことから、新車販売台数ベスト10の常連モデルです。
では、中古車ではどちらがよりオススメか。甲乙付け難いですが、2020年6月現在の状況を諸々鑑みて、今回は以下の3つの理由からシエンタをオススメしたいと思います。
▲シエンタは、コンパクトミニバンながら両側スライドドアを採用
▲シエンタのライバルモデルとなるホンダ フリード【オススメ理由1】2回目の車検が迫り、中古車流通量が増加中!
▲シエンタ前期型の中古車は流通量が順調に増えて選びやすくなっています上のグラフは現行型シエンタの前期型(2015年7月~2018年8月生産モデル)の流通台数と平均価格の推移です(直近3ヵ月)。
シエンタは、現行型がデビューした2015年7月から1ヵ月で、月販目標台数(7000台)の7倍となる約4万9000台の受注が入りました。
なので、前期型にあたるこれらが2度目の車検を迎える時期になり、今年3月以降に中古車流通量が急増しています。それに伴い中古車の平均価格も3ヵ月で9万円も下がって約155万円に。
一方、中古車の平均走行距離はこの3ヵ月で大きく動いておらず、現在は2万8000km前後に。つまり、今なら走行3万km未満の中古車が手ごろな値段で見つけやすくなっています。
ガソリンモデルなら予算120万円で走行2万km台の個体が見つかるし、走行5万km以内まで目を向ければ予算110万円でも純正ナビが付いたグレードなんかも見つかります。
▼検索条件
トヨタ シエンタ(2代目・前期型)×ガソリンモデル×走行距離5万km以下×全国
▲フリードの前期型は1ヵ月で200台近く流通量が減少参考資料として、現行型フリードの前期型(2016年9月~2019年9月生産モデル)の流通台数と平均価格の推移(直近3ヵ月)を紹介します。
フリードは、ゴールデンウイーク後くらいから流通台数が減少傾向に。また、中古車の平均価格もまだ200万円以上します。
シエンタがデビューから5年経つのに対して、フリードはまだ3年半ほどなので単純比較はできませんが、シエンタの方が買いやすい中古車が多いと言えるでしょう。
【オススメ理由2】燃費の良いハイブリッドモデルの選択肢が多い
▲低燃費でお財布にやさしいハイブリッドモデル前述したように、シエンタとフリードにはガソリンモデルとハイブリッドがラインナップされています。
シエンタのハイブリッド車は、フリードよりも高い燃費性能(JC08モード27.2km/h)を誇ります。日々の燃料代が節約できるうえ、排気量が小さいので毎年の自動車税も割安。とても経済的なモデルです。
また、シエンタ前期型の中古車は2020年6月20日現在、2677台流通しています。そのうち、ハイブリッドは1128台でした。前期型のフリードと比べ、400台ほど掲載台数が多いので選びやすさが若干高いのです。
シエンタハイブリッドで流通量が多いのは、スマートエントリーシステム、本革巻きステアリング&シフトノブ、両側電動スライドドアなどが備わる上級グレードのハイブリッド1.5G。
ハイブリッド1.5Gには6人乗りと7人乗りがあり、中古車の平均価格は7人乗りが約165万円、6人乗りが約161万円でした。どちらを選ぶかは、何人で乗るかなど、使い方を考えて選びましょう。
▲シエンタハイブリッド1.5G(7人乗り)の室内。6人乗りは2列目センターにアームレストやドリンクホルダーが備わりますちなみに、ハイブリッドのエントリーグレーであるハイブリッド1.5Xは、ハイブリッド1.5Gと新車価格に10万円ほどの差がありました。ところが現在、ハイブリッド1.5Xの中古車の平均価格は約145万円と、20万円ほどの差があります。
ただ、平均走行距離は約4.5万kmとハイブリッド1.5Gより多め。これはカーシェアリングや、事業用として新車価格の安いグレードを選んでいたケースが多かったからでしょう。
ハイブリッド1.5Xは電動スライドドアが助手席側のみだったり、ウレタン製のステアリングになるなど、装備面で劣る部分もあります。でも、価格重視で選ぶなら逆においしい選択となりそうです。
▼検索条件
トヨタ シエンタ(2代目・前期型)×ハイブリッドモデル×全国【オススメ理由3】日本車らしくないアバンギャルドな内外装
▲イエロー、グリーン、ブルーなど明るい雰囲気の色や、ブラウンなど上品な色を設定
▲シエンタハイブリッド1.5Gのインパネ。オレンジ色のアクセントがおしゃれ!2003年にデビューした初代シエンタは、丸いヘッドライトで愛らしい雰囲気を強調したモデルでした。
ところが現行型シエンタは初代とイメージを大きく変えるスタイルで登場! デザインコンセプトは“Active & Fun”。トレッキングシューズをイメージした躍動感と機能性を表現したスタイルになりました。
ボディカラーはベーシックなシルバーやパール、ブラックだけでなく、アバンギャルドなイエローやブルーメタリックなども設定。
フロントやリアにボディカラーと異なる色を効果的に使うことで、フランス車のような明るく楽しい雰囲気に仕上がっています。
デビュー時は、このデザインに唐突感をもった人もいましたが、いまやすっかり街になじんでいますね。
アバンギャルドな雰囲気のものは、ともするとデザインの旬が短くなってしまいがち。しかし、シエンタはデビューから5年経っても鮮度が失われていないのがすごいところ。おそらくこれから乗っても、長く乗れるはずですよ。
▼検索条件
トヨタ シエンタ(2代目)×全国
自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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