バス釣りに向いたクルマはアメ車! その理由とは?|Carsensor IN MY LIFE

バス釣りにはアメ車が良い4つのワケ

バスフィッシャーの憧れ、バスボート。陸から狙う「陸っぱり」で今は満足している方も、いつまでもバスボートが欲しくならないとは言い切れない。もしもクルマ買い替えが迫っているなら、きたるべきバスボートけん引を視野に入れて選択肢を広げておくべき。ずばり、オススメは「アメ車」。そう、バスフィッシングの本場、アメリカ産だ。

シボレー アストロ

骨格が頑丈だからけん引が得意だ

屋根の上にバスボートやゴムボートを載せるのと違い、例えば「60馬力の船外機が付いた14フィートのボートを積む」などとなるとトレーラーが要る。

そのトレーラーとクルマをつなぐのに必要なのが連結部分のヒッチメンバー。フレームがガッチリしたアメ車を選んでおけばヒッチメンバーを取り付けても強度的に不安がない。

ちなみに750kg以下のトレーラーならけん引免許は不要。

フォード エクスプローラー

頼れる強心臓の大排気量エンジン

高回転でパワーのあるクルマが「駆け足の速いサラブレッド」だとしたら、走り出した瞬間からトルクの厚いクルマはさしずめ「農耕馬」。

重い鍬やソリをグイグイ引いてくれる農耕馬タイプのクルマはアメ車に潤沢に存在する。排気量の大きなエンジンを積み、楽々とトレーラーを引っ張れるモデルが珍しくない。

トレーラーをけん引していても発進が楽だし、長い上り坂で息切れする場面も少ない。

ハマー H3

本場アメリカのスタイルがハマる

洞察力を求められるバスフィッシャーにこだわり派が多いのは偶然ではない。道具選びと同じように、ライフスタイルに関わる、あらゆるモノについて洞察力を発揮して選ぶ。

洋服、カバン、カメラなどをはじめ、クルマにもライフスタイルを彩る役割を期待する。そんな彼らに、バスフィッシングの本場、アメリカ産の“アメカジ”なクルマが好まれるのは必然だ。

シボレー トレイルブレイザー

アメリカ車は中古車になるとお手頃

サイズもエンジンも大きくて、革シートなど内装が充実しているにも関わらず、アメ車は中古になるとおいしい価格帯にスポッと収まってくれる。

大きなボディサイズや、燃費におおらかな大排気量エンジンが敬遠されるといった理由が考えられるが、それらはメリットの裏返し。トレードオフの関係を計算できるドライバーには、とってもお手頃に感じられる。

アメ車はあなたの心もバス釣りにけん引する

バスボートを載せたトレーラーをけん引するのに力強くて頑丈な「アメ車」は最適解のひとつ。強力にレコメンドする、もうひとつの理由は潤沢な選択肢だ。

シボレー トレイルブレイザー

シボレー トレイルブレイザー

「シボレー」顔もパワーユニットも力強い

ヘッドランプユニットを上下に2分割した、存在感のあるフロントマスクがいかにもシボレーらしい。もちろん見かけ倒しではない。5.3LのV8エンジンを筆頭に、強力なパワーユニットを搭載している。大柄なボディを苦とせず、トレーラーけん引へ余力を感じさせる。大味なアメリカンSUVかと思えば、アクセルとブレーキペダルの高さを調整する機構が備わっているなど、ドライバーの体型にアジャストする芸の細かいところもある。

初代:2001年9月~2010年5月
車両価格帯:28万~148万円
ボリュームゾーン:40万~90万円

シボレー アストロ

シボレー アストロ

堂々とした体躯と骨格の元祖ミニバン

今日の「ミニバン」の語源となったのが、このアストロ。フルサイズと呼ばれるようなバンに対してコンパクトなサイズが大いにウケた3列シートモデル。元祖ミニバンだ。とはいえ、全長は約4.8mに全幅は約2mと、ちっともミニサイズではない。立派なボディはフレーム構造の骨格をもち、これに排気量4LオーバーのV6エンジンが載っている。タフで、トルクフル。けん引にももってこいの1台だ。

最終型:1993年3月~2005年12月
車両価格帯:25万~198万円
ボリュームゾーン:40万~90万円

ハマー H3

ハマー H3

スタイリッシュなハマーブランドの末弟

AMゼネラルが製造していた高機動車に公道を走れる装備を与えて、内装を乗用車ライクに仕立てたハマー(後にH1と呼ばれる)を先祖にもつ。後にGMが展開した「ハマー」ブランドの末弟だ。基本設計は市販ピックアップモデルと同じにした一番小さなハマー。軍用車をベースとしたH1の垂直に近いフロントウインドウや、フロントマスクなどの特徴を継承している。スタイリッシュで、バスボートけん引がサマになる!

最終型:2005年9月~2010年5月
車両価格帯:138万~535万円
ボリュームゾーン:170万~240万円

フォード エクスプローラー

フォード エクスプローラー

手軽に狙えるアメリカンカジュアルな1台

ピックアップトラックモデルと骨格を共有するなど、牧歌的な乗り味こそアメリカンSUVの真骨頂。そんな風潮の中で、都会的なセンスをデザインに反映させて人気を集めたのがエクスプローラー。この3代目では、サスペンションを四輪独立懸架として走行フィーリングも垢抜けた。注目はその価格帯だ。ボリュームゾーンを見てほしい。50万~120万円とお手頃。バスボートやトレーラー購入費にも予算を残せる!

2代目:2001年8月~2011年4月
車両価格帯:28万~210万円
ボリュームゾーン:50万~120万円

バス釣りの「憧れ」を叶えるクルマはまだまだある

アメ車と一口に言っても、そのモデルは多種多様。しかし、アメリカンな魅力はいずれも満点! 自分のスタイルにあった1台をGETしよう。

▼検索条件

シボレー トレイルブレイザー(現行型)&シボレー アストロ&ハマー H3(最終型)&フォード エクスプローラー(2代目)&ジープ チェロキー(旧型)&ジープ ラングラー(旧型)&クライスラー グランドボイジャー(現行型)
文/ブンタ イラスト/Hama-House 写真/シボレー、ハマー、フォード、クライスラー