ホンダ N-BOX(現行型)▲小さな子供がいる家庭の最強アイテムこそ、スライドドア付きの軽ハイトワゴン

室内が広く乗り降りしやすい軽ハイトワゴン

赤ちゃんや小さなお子さんのいる家庭から、絶大な支持を得ているのが軽トールワゴンです。

その魅力はなんといっても、軽自動車とは思えない広々した車内空間と利便性。後席で赤ちゃんをお世話したりすることも余裕でできちゃうし、スライドドア付きなら乗り降りもラク。

子供が大きくなって自分で乗り込めるようになっても、ドアを開けた際に他の車を傷つける心配がないし、狭い場所でも乗り降りできる……と良いことづくめなのです。

ということで今回は、スライドドアを備えた軽ハイトワゴンのオススメモデルを紹介します。

予算100万円台から5選、150万円台から5選の合わせて10選!!

姿カタチはよく似ている10台ですが、居住性や安全性には結構違いがあります。よく見比べて選んでください。
 

 

100万円以下① ホンダ N-BOX(初代)

ホンダ N-BOX▲シンプルで力強いルックスの初代N-BOX

【デザイン】
2011年のデビューの初代N-BOX。今見ても全く色あせていないデザインが大きな魅力のひとつ。2017年に登場した2代目もキープコンセプトなので、古さを全く感じさせません。

むしろフェンダーまわりのデザインなどは、2代目より初代の方がスッキリしていて、こちらの方が好み、という方もいるかもしれません。

【居住性】
燃料タンクを薄く設計し、車体中央に配置するホンダ独自の技術「センタータンクレイアウト」により、デビュー当時クラストップだった広い車内となっています。

座面を跳ね上げて後席にベビーカーなど背の高い荷物をそのまま載せることができる、後席の機構は秀逸。床に潜るように折り畳めるダイブダウン式なので、荷室を広く使えます。
 

ホンダ N-BOX▲フロア面が低く、フラットな形状なので乗り降りも楽ちん

【走り・燃費性能】
軽らしからぬ、シッカリ感がある走りも魅力のN-BOX(初代)。

デビューから2013年12月までの生産モデルで上位グレードのみ、それ以降のモデルでは全車、アイドリングストップ機構が標準装備されていて燃費も良好です。

なお、デビュー初年の2011~2012年までターボ車を選べたのはN-BOXカスタムのみでした。

【安全性】
運転席&助手席エアバッグを全車標準装備、サイドカーテンエアバッグなどもオプション設定され、2011年当時としては悪くない安全装備内容でした。

さらに2013年12月以降に生産されたモデルでは、時速30km以下での前方衝突を自動ブレーキで回避・支援してくれる「シティブレーキアクティブシステム」「誤発進抑制機能」などをパッケージした予防安全装備がオプションで設定されています。

【中古車選びのポイント】
2017年に2代目へとバトンタッチし、中古車市場での価格も現在はこなれてきた初代N-BOX。

車体がしっかりしているので、多少年式がたっていても安心ですが、後の年式ほど装備が充実しているので、中古車選びは物件ごとの装備内容がポイント。

リアシートにスライド機構が付いた2015年12月以降の上級モデル「G・Lパッケージ」あたりが十分に狙えます。オプションの予防安全装備が付いていればベスト!
 

▼検索条件

ホンダ N-BOX(初代) × G・Lパッケージ × 総額100万円以下 × 修復歴なし

ちなみに、N-BOX(初代)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。

・中古車価格帯(総額):30万~170万円
・中古車流通量:6480台

【スペック・諸元】G・Lパッケージ
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1780(mm)
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 25.6km/L 
 

▼検索条件

ホンダ N-BOX(初代) ×総額100万円以下 × 修復歴なし
 

100万円以下② スズキ スペーシア(初代)

スズキ スペーシア▲屋根が浮いているように見える外観が初代スペーシアの特徴

【デザイン】
現行モデルとは趣の異なる、ボクシーなイメージの外観。ピラーをブラックアウトしたシンプルな見た目が特徴の初代スズキ スペーシア。

切り立ったフロンドウインドウや広い屋根は、軽ワンボックスのスタイルに近いかもしれません。

【居住性】
実際の空間はもちろん、広いグラスエリア、2段構成として上面を低くしたインパネなどによって、体感上の広さを感じる初代スペーシアの車内。

また、両手がふさがっていてもラクに乗り込めるワンアクションパワースライドドアがいち早く採用(グレードごとに設定)されていたのもポイントです。
 

スズキ スペーシア(初代)▲頭上に余裕のある空間を生かして後席着座位置が高くなっているから、どの席に座っても視界が良好

【走り・燃費性能】
自然吸気エンジンにおける加速感の良さでは、現行モデルと大差なし、という声も。アドリングストップ機構やエネチャージの採用で燃費も良好です。

また、現行型ではカスタムでしかターボ車を選べませんが、初代では幅広いモデルで選べたのもポイントでしょう。

【安全性】
2013年9月に「衝突被害軽減ブレーキ」、「誤発進抑制機能」、「エマージェンシーストップシグナル」などをセットにしたオプションが全グレードに設定されました。

また、2015年5月以降のモデルでは「衝突被害軽減ブレーキ」のセンサーをレーダー式からデュアルカメラ式に改め、精度がさらに高まっています。ちなみにサイドエアバッグの設定はありません。

【中古車選びのポイント】
中古車平均価格約75万円と、割安感のある初代スペーシア。

2013年に登場し、パワースライドドアなどの便利装備、衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備は軽自動車として早いタイミングで採用されましたが、標準装備ではなくグレードごとの設定やオプション設定。中古車購入の際は注意が必要です。

2015年式以降の「G デュアルカメラブレーキサポート装着車」あたりが狙い目になります。
 

▼検索条件

スズキ スペーシア(初代) × G デュアルカメラブレーキサポート装着車 × 総額100万円以下 × 修復歴なし

ちなみに、スペーシア(初代)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。

・中古車価格帯(総額):30万~190万円
・中古車流通量:3100台

【スペック・諸元】G デュアルカメラブレーキサポート装着車
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1735(mm) 
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 32km/L
 

▼検索条件

スズキ スペーシア(初代) × 総額100万円以下 × 修復歴なし
 

100万円以下③ ダイハツ タント(3代目)

ダイハツ タント▲助手席ピラーレスであることが3代目タントの個性

【デザイン】
平面的な印象だった2代目から打って変わり、立体的な造形となった3代目タントのフロントフェイス。

フェンダーやバックドアなどに樹脂製パーツを採用し、軽く作られているのも特徴です。

【居住性】
2代目までは助手席側リアのみがスライドドアでしたが、この3代目から運転席側リアドアもスライド式となりました。

助手席側にセンターピラーのないミラクルオープンドアが採用しているのは従来どおりですが、開口面積はより広くなり、乗降性はさらに良くなっています。

長いホイールベースを生かした前後シート間の余裕、頭上高の余裕は2013年当時の軽トップクラス。助手席のスライドやリクライニング操作を運転席や後席側でも行えるのは、3代目タントならではの魅力といえます。
 

ダイハツ タント(3代目)▲10年近く前の設計でも車内空間の広さや使い勝手は今でも十分に通用するレベル

【走り・燃費性能】
ダイハツ独自のエンジン&CVT統合技術「e:Sテクノロジー」を進化させ、さらにボディの空力性能を見直すことで、自然吸気エンジンの燃費が28km/Lにまで向上。

またデビュー直後の変更で、カスタム以外のタントにもターボ車が設定されました。

【安全性】
「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」、「誤発進抑制制御機能」、「先行車発進お知らせ機能」、横滑りなどを防止する「VSC&TRC」の4つの機能を備えた「スマートアシスト」が全グレードに設定されています。

グレード名に「SA」と付いているのが目印。2015年以降のモデルでは検知するためのセンサーがカメラになってより正確に、2016年以降のモデルでは歩行者も検知できるようになるなど、年式によって衝突回避性能が異なります。

【中古車選びのポイント】
同年に登場したライバルのN-BOXやスペーシアに比べて、中古車平均価格は、約95万円とリーズナブル。

ただ、予防安全装備などは全車標準でなくグレードによるので、慎重に選びたいところです。オススメは「L SAⅢ」。助手席パワースライドに加え、歩行者検知機能付きの衝突回避支援ブレーキ機能など、先進的な安全装備も付いています。
 

▼検索条件

ダイハツ タント(3代目) × L SAⅢ × 総額100万円以下 × 修復歴なし

ちなみに、タント(3代目)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。

・中古車価格帯(総額):20万~200万円
・中古車流通量:4920台

【スペック・諸元】L SAⅢ
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1750(mm) 
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 28km/L
 

▼検索条件

ダイハツ タント(3代目) × 総額100万円以下 × 修復歴なし
 

100万円以下④ ダイハツ ウェイク(初代)

ダイハツ ウェイク(初代)▲SUVのようなギア感がウェイクの魅力

【デザイン】
それまでの軽ハイトワゴンを上回る高さと、アクティブ派に好かれそうなSUVテイストの外観がウェイクの特徴。

インテリアも収納部分にあえて存在感をもたせ、道具としての魅力を感じさせるワイルドなものとなっています。

【居住性】
背の高いボディから生み出される、1455mmもの余裕タップリな車内高が一番の魅力。助手席側のシートバックを倒すとテーブルとして使えるアイデアは他の軽トールワゴンにもありますが、ウェイクはテーブル面が低くて実用的。

上下2段に分けて荷物を積めるラゲージのデッキボードなど、車内の使い勝手においてはライバルから頭ひとつ、いや、ふたつ抜きん出ています。
 

ダイハツ ウェイク(初代)▲生産終了となってしまったのが惜しく感じるほど、ウェイクの車内は実用的

【走り・燃費性能】
背が高いだけに安定感がないのでは? と不安になるところですが、ボディ剛性のアップ、スタビライザーの強化、上部外板の軽量化などによって見切りが良くなり、運転にはさほど不安を感じません。

むしろアイポイントが高いことで狭い道での取り回しはとってもラク。ゆったりのんびり走るのがサマになります。

【安全性】
ウェイクには低速域衝突回避支援ブレーキ機能」、「誤発進抑制制御機能」、「先行車発進お知らせ機能」、横滑りなどを防止する「VSC&TRC」の4つの機能を備えた「スマートアシスト」が設定されています。

後の年式になるほど設定車種が増え、機能も高度。グレード名の後に「SA」と付いているのが装着車の目印です。

【中古車選びのポイント】
中古車平均価格は約120万円と高めですが、150万円の予算で2017年頃のモデルが十分に狙えます。

2016年5月のマイナーチェンジで「スマートアシスト」装着グレードが大幅に増え、さらに2017年11月の変更では「SAⅡ」から「SAⅢ」へと進化して歩行者の検知機能が追加されています。2018年式の「Gターボ SAⅢ」なら走りもパワフルでオススメです。
 

▼検索条件

ダイハツ ウェイク(初代) × Gターボ SAⅢ × 総額100万円以下 × 修復歴なし

ちなみに、ウェイク(初代)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。

・中古車価格帯(総額):50万~250万円
・中古車流通量:1500台

【スペック・諸元】Gターボ SAⅢ
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1835(mm)
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 23.8km/L
 

▼検索条件

ダイハツ ウェイク(初代) × 総額100万円以下 × 修復歴なし
 

100万円以下⑤ 日産 デイズルークス(初代)

日産 デイズルークス▲ハイウェイスターなどカスタム系も人気のデイズルークス

【デザイン】
2014年に登場した初代三菱 eKスペースのバッジモデルである、日産 デイズルークス(初代)。現行型では「ルークス」と名称が変わりましたが、その先代に当たります。

ベースモデルは、外観も内装もほぼeKスペースと一緒。

ただベースモデルの上位モデルとしてカスタム系のハイウェイスター、ライダーを設定していたのが違いです。内外装のデザインだけでなく、装備でも差別化されています。

【居住性】
eKスペースと同じ、1400mmもの室内高が魅力。260mmものスライド量があるリアシートもeKスペースと共通の装備です。リモコン式の助手席オートスライドドアをS以外に標準装備。
 

日産 デイズルークス(初代)▲ワンランク上の上質なシートもデイズルークスの魅力

【走り・燃費性能】
こちらもeKスペース同様に、自然吸気エンジン車よりターボ車の方がパワーだけでなく燃費もいい(22.2km/L・JC08モード)という特性があります。

ターボ車はハイウェイスター、ライダーのみの設定。

【安全性】
インテリジェントエマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、エマージェンシーストップシグナルなどの予防安全パッケージが全車に標準装備されていたのが、eKスペースとの違いです。

【中古車選びのポイント】
中古車相場は同じ設計、同じデビュー時期のeKスポーツよりやや高め。

主な要因は、予防安全パッケージが全車標準装備となるため。つまり安全面でどれを選んでもOKということです。ちなみに、本革ステアリングなど装備内容もベースモデルより上となっています。

デビュー年に近い「ハイウェイスター ターボ」などは予算100万円で十分狙え、オトク感を感じられるでしょう。
 

▼検索条件

日産 デイズルークス(初代) × ハイウェイスター ターボ × 総額100万円以下× 修復歴なし

ちなみに、デイズルークス(初代)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。

・中古車価格帯(総額):30万~180万円
・中古車流通量:5580台

【スペック・諸元】ハイウェイスター ターボ
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1775(mm)
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:659cc
■燃費:JC08モード 22.2km/L
 

▼検索条件

日産 デイズルークス(初代) × 総額100万円以下 × 修復歴なし
 

150万円以下① ホンダ N-BOX(現行型)

ホンダ N-BOX▲トータルバランスの良さが際立つ2代目N-BOX

【デザイン】
まん丸のフルLEDヘッドライトや、ルーフのモールをなくしてスッキリ見せたボディなど、細かい部分の質感にまでこだわって仕上げられた2代目N-BOXのデザイン。

力強いイメージの「N-BOX カスタム」も人気です。

【居住性】
デビュー時、クラストップだった広い車内、アレンジ多彩な後席など初代の良いところを引き継ぎながら、さらに進化した2代目N-BOXの車内空間。

ハイライトは、助手席スーパースライドシートです。前席と後席の間を移動するのが抜群に楽なだけでなく、助手席に座ったまま後席にいる子供の様子を見られたりして、とっても便利。
 

ホンダ N-BOX▲センタータンクレイアウトによる使い勝手の良い車内空間は2代目も健在

【走り・燃費性能】
ホンダならではの軽量化技術で、自然吸気エンジンでも加速感はまずまず。パワフルな走りがいい! という方はターボを選ぶとよいでしょう。

N-BOXもN-BOXカスタムも、全グレードで自然吸気エンジン or ターボエンジンを選べるようになっています。

【安全性】
衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能(前方・後方)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)まで含まれる充実した内容の「ホンダセンシング」を全車に標準装備。

さらに衝突安全評価でも最高点をマークするなど、現在の軽トールワゴンでは最高レベルの安全性能と言っていいでしょう。

【中古車選びのポイント】
デビューから5年経った今も新車が順調な売れ行きを継続しているN-BOX。新車価格自体が競合車種よりもやや高めですが、中古車平均価格は約145万円と、2017年頃のモデルなら予算150万円の射程圏内。

自然吸気エンジンで問題なければ「G・L ホンダセンシング」の2019年式も狙うことができます。
 

▼検索条件

ホンダ N-BOX(現行型) × G・L ホンダセンシング × 総額150万円以下× 修復歴なし

ちなみに、N-BOX(現行型)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。
・中古車価格帯(総額):70万~160万円
・中古車流通量:1万760台

【スペック・諸元】G・L ホンダセンシング
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1790(mm) 
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 27km/L
 

▼検索条件

ホンダ N-BOX(現行型) × 総額150万円以下 × 修復歴なし
 

150万円以下② スズキ スペーシア(現行型)

スズキ スペーシア▲外観ふくめて大幅に進化した2代目となる現行型のスペーシア

【デザイン】
ワクワク感を感じる、楽しい見た目がスペーシアの魅力。

スーツケースがエクステリア、インテリアにおけるデザインのモチーフになっています。

【居住性】
大きなソファを前後にふたつ並べたようなユッタリした車内空間が特徴。

エアコン吹き出し口を複数箇所に設けて、車内の空気が満遍ない温度になるようにしてくれるスリムサーキュレーターなど、広さだけでない快適性への工夫もみられます。
 

スズキ スペーシア(現行型)▲前後席ともシートクッションやシートバックの厚さが十分で、座り心地がよい

【走り・燃費性能】
全車マイルドハイブリッドが採用されているので、スムーズな走りを体験でき、そのうえ燃費も◎。

極低速、短距離ならモーターだけでも走ることができちゃいます。燃費はトールワゴンでもトップレベルの30km/L(JC08モード)。

【安全性】
衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能などを備えた「スズキ セーフティ サポート」が全車に標準装備されていて、予防安全性能もトップレベル。

標識認識機能付きのヘッドアップディスプレイ(オプション)も安全運転に貢献してくれます。

【中古車選びのポイント】
2017年にフルモデルチェンジして登場した現行型スペーシアも、N-BOXなどと同様に中古車市場でも大人気。

中古車平均価格も約150万円となっています。ターボ車はカスタムにしか設定されていないなど、グレード、オプションなどによって装備内容がかなり異なります。

高年式の上級グレード「ハイブリッドX」なら間違いありません。
 

▼検索条件

スズキ スペーシア(現行型) × ハイブリッドX × 総額150万円以下 × 修復歴なし

ちなみに、スペーシア(現行型)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。

・中古車価格帯(総額):20万~310万円
・中古車流通量:7840台

【スペック・諸元】ハイブリッドX
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1785(mm) 
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 28.2km/L
 

▼検索条件

スズキ スペーシア(現行型) × 総額150万円以下 × 修復歴なし
 

150万円以下③ ダイハツ ムーヴキャンパス(初代)

ダイハツ ムーヴキャンパス▲ムーヴキャンパスはオシャレママにもオススメしたい1台

【デザイン】
先進性の中にもレトロさを感じるかわいらしいルックルがムーヴキャンパス最大のアピールポイント。2トーンカラーがよく似合うのも特徴です。

メッキ加飾やリアコンビランプのクリアクリスタル化を施した「メイクアップ」ラインがグレードとして設定されているのもユニークです。

【居住性】
両側パワースライドドアをほとんどのグレードで標準装備。さらに置きラクレイアウトとして後席シート下にトレーを設けるなど、ママ目線の車内装備がいくつも採用されています。
 

ダイハツ ムーヴキャンパス(初代)▲外観のユニークさに比べて、内装の作りやデザインはオーソドックス。実用性を重視した結果かも

【走り・燃費性能】
センターメーターの採用で前方視界がスッキリ。小柄な女性でも運転しやすさを感じる車内が印象的です。

燃費は「e:Sテクノロジー」の採用で28.6km/L(2WD・JC08モード)と極めて良好。他のハイトワゴンと違い、ターボの設定はありません。

【安全性】
ムーヴキャンパスにも「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」、「誤発進抑制制御機能」、「先行車発進お知らせ機能」、横滑りなどを防止する「VSC&TRC」の4つの機能を備えた「スマートアシスト」が設定されています。

後の年式になるほど設定車種が増え、機能も高度。グレード名の後に「SA」と付いているのが装着車の目印です。2017年9月の変更でほとんどのグレードに標準装備されました。

【中古車選びのポイント】
比較的新しい車種だけあり、通常グレードでも装備内容は充実しています。

予算150万円なら装備が充実した「G メイクアップ リミテッド SAⅢ」もしくは「X メイクアップ リミテッド SAⅢ」が狙い目です。
 

▼検索条件

ダイハツ ムーヴキャンパス(初代) × G・X メイクアップ リミテッド SAⅢ × 総額150万円以下×修復歴なし

ちなみに、ムーヴキャンパス(初代)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。

・中古車価格帯(総額):60万~220万円
・中古車流通量:1860台

【スペック・諸元】X メイクアップ リミテッド SAⅢ
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1655(mm) 
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 28.6km/L
 

▼検索条件

ダイハツ ムーヴキャンパス(初代) × 総額150万円以下 × 修復歴なし
 

150万円以下④ ダイハツ タント(現行型)

ダイハツ タント(現行型)▲4代目となる現行型タントも、予算150万円圏内に!

【デザイン】
3代目のファニーな印象から、上品で洗練された印象へとイメージチェンジした現行型のタント。標準仕様の「タント」とカスタム仕様の「タント カスタム」というラインナップがあります。

前後ライトがLEDとなるなど、外観の高級感も着実にグレードアップ。カスタムは先代よりちょっとおとなしくなった印象です。

【居住性】
センターピラーのないミラクルオープンドアと、助手席ロングスライド機構に加え、現行型では運転席もロングスライドするようになりました。助手席側後部ドアを開放し、そこから運転席に乗り降りできるようになったのです。

停車時、運転席に座ったまま後席に座った子供のケアをすることもできて、これは便利!
 

タント(現行型)▲左右だけでなく、前後シート間の移動もしやすいタントの車内

【走り・燃費性能】
ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による新開発プラットフォーム採用で、ボディ剛性が大幅アップ。さらに骨格を軽量化。この効果が走りにばっちり表れ、俊足のターボ仕様でも全く不足ないボディ性能になりました。

さらに、ベルトとスプリットギアを組み合わせた新方式のD-CVTによって、加速も向上。正直、先代とは次元の違う走りになっています。

【安全性】
先代の「スマートアシスト」がさらに進化し、車線逸脱抑制制御機能、標識認識機能(進入禁止)、軽自動車で初となるADB(アダプティブドライビングビーム)を追加。さらに誤発進抑制機能にブレーキ制御が追加され、軽自動車随一の充実した安全装備となっています。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンキープコントロール(LKC)、サイドビューランプおよび駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」などはパッケージオプションなので、目当ての車に装着されているか否かをチェックしましょう。

【中古車選びのポイント】
中古車平均価格は約155万円。これはターボやカスタム、上級グレードを含む現行型タント全体の平均価格なので、年式やグレードによっては十分、150万円で手に入るということです。

ただ、極端に安い個体はレアな「スマートアシスト非装着車」だったり、修復歴ありだったりするので、よく確認しましょう。

オススメグレードは「X」。NAエンジンですが、運転席ロングスライドやスマートアシストなどの安全装備が充実したモデルです。
 

▼検索条件

ダイハツ タント(現行型) × X × 総額150万円以下 × 修復歴なし

ちなみに、タント(現行型)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。
・中古車価格帯(総額):80万~250万円
・中古車流通量:3420台

【スペック・諸元】X
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1755(mm)
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:658cc
■燃費:JC08モード 27.2km/L
 

▼検索条件

ダイハツ タント(現行型) × 総額150万円以下 × 修復歴なし
 

150万円以下⑤ 三菱 eKスペース(現行型)

三菱 ekスペース▲キリッとした表情が印象的なeKスペースの外観。写真はNA車

【デザイン】
初代のマッシブなイメージから脱却し、精悍な印象となった2代目。「eKクロススペース」が登場したことでカスタムは廃止されました。

NA車のフロントグリルはボディ同色、ターボ車はブラックとして差別化。初代からホイールベースが65mmも延長されたことで見た目の安定感も増しています。

【居住性】
長くなったホイールベースの恩恵は、リアシートと荷室に。特に後席についてはスライド量320mmとクラストップの数値です。

足を入れるだけでドアがさっと開く助手席側ハンズフリー電動スライドドアも備わっていて、居住性については全く文句なし。大人でも子供でも広々した空間で過ごせます。
 

三菱 ekスペース(2代目/現行型)▲後席の座面長、足元空間がゆったりしていて、軽自動車とは思えない!

【走り・燃費性能】
初代よりもアイポイントが高くなり、運転しやすくなりました。長めのホイールベースとしていることで、高速道路での安定感もバッチリです。

NA車、ターボ車とも加速時にモーターでエンジンをアシストするハイブリッドを採用し、燃費性能も大幅に向上しています。

【安全性】
先進安全装備である「三菱e-Assist」を全グレードで標準装備。歩行者検知付きの衝突被害軽減ブレーキはもちろん、前方衝突予測警報や標識検知といったワンランク上の機能も備わっています。

2020年デビューの新型車だけに、先進安全装備の充実度はeKスペースの大きなアピールポイントとなっています。

【中古車選びのポイント】
中古車平均価格は約130万円。150万円の予算で十分に狙えます。

オススメのグレードは、スマートキーやタッチパネル式フルオートエアコンなどの機能が充実したNA車の上位グレード「G」。走行距離少なめの物件もバッチリ射程圏内です。
 

▼検索条件

三菱 eKスペース(現行型) × G × 総額150万円以下 × 修復歴なし

ちなみに、eKスペース(現行型)全体の中古車相場は下記のとおりとなっています。
・中古車価格帯(総額):100万~220万円
・中古車流通量:210台

【スペック・諸元】G
■全長 × 全幅 × 全高:3395×1475×1780(mm)
■エンジン種類:直列3気筒DOHC
■総排気量:659cc
■燃費:WLTCモード 20.8km/L
 

▼検索条件

三菱 eKスペース(現行型) × 総額150万円以下 × 修復歴なし
文/田端邦彦、写真/スズキ、日産、ダイハツ、ホンダ、三菱

田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。