『ナニコレ!?』再現度高すぎ!! ロールスロイス仕様のクライスラー 300C
2019/01/26
カーセンサーnet上には40万台以上の物件が掲載されている。物件チェックを日課とする筆者が、その中から偶然見つけた「なんだこの中古車は!!」という物件を紹介しよう!
このこだわりよう、半端ない……
車両本体価格585万円は決して安くないし、走行距離は不明。
ネガティブな要素を並べてみるも、気になってしょうがない車を見つけてしまった。
2006年式の『クライスラー 300C』なのだが、パッと見『ロールスロイス ゴースト』そのもの。
いやはや、よく出来ている。
『クライスラー 300C』は『ベントレー コンチネンタルフライングスパー』や『ロールスロイス ファントム』などのレプリカベースとして用いられていることは知っていた。ネット検索をしてみれば、すぐに出くわすだろう。
しかし、『ロールスロイス ゴースト』に仕上げられているものはお初だ。
そして、この完成度は圧巻! 一般的なレプリカは、さほど精巧には作られていない。
当該車両のフロントマスクやヘッドランプ、リアのトランクまわりなど「お見事!」の一言に尽きる。パッと見で「300Cだ」と言い当てられる人は少ないのでは?
さすがにリアドアはゴーストのような観音開きではないし、インテリアは300Cのまんま。
それでも異様な空気感を醸し出している。
しつこいようだが、車両価格585万円は安くない。
それでも写真を見るかぎり、お金をかけて作られたレプリカであることあるに違いない。
ワンオフで作られたボディキットなのか、“本物”のパーツを用いているのか、定かではない。
しかもドアミラーまでちゃんと交換されていることに、前オーナーのこだわりを感じる。
真面目な話、ここまで精巧に作るのであれば、中古車のゴーストを買った方がてっとり早いようにさえ思える……。
そういう意味では当該中古車、安いのかもしれない。
「ロールスロイスに乗るなんてすごいですねぇ」なんて周囲から言われるだろうが、サラッと「レプリカだよ! 偽物!」と言える度量が求められるだろう。
見えを張るためのレプリカではなく、とことん突き詰めた大人の遊び心を感じさせる車だ……。
少しでも気になったら、すぐに在庫の有無をチェックしてみてほしい。
それにしても奥が深いぜ、中古車!
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