予算100万円以下!遊びに使うならミニバンよりバン
2014/08/18
実用性、機能性重視のシンプルなバン
過去3ヵ月の中古車相場を見ると旧型ハイエースバンは80万円台前半で横ばい(2014年8月6日現在)。現行モデルは約220万円で上昇傾向です
日産キャラバンは現行モデルへの買い替え需要もあるのか、過去3ヵ月の平均価格は103万円から100万円へと穏やかに下落しました
4台の中では最も流通数が少ないデリカカーゴ。その平均価格は流通台数の影響が大きく安定していませんが、ボンゴバンよりは安めです
4台の中では最も流通数が少ないデリカカーゴ。その平均価格は流通台数の影響が大きく安定していませんが、ボンゴバンよりは安めです
安さと機能性を重視するならバンはかなりアリ
「ミニバンが欲しいんだけど皆乗ってるよなぁ……」とお思いの方、きっといらっしゃると思います。大勢が乗れて、荷物もたっぷり積めて、まるで小型バスのような広い室内空間をもつミニバン。最近は移動の手段として政財界のVIPたちもミニバンを選ぶ時代です。でも、人気だからこそ容易にお金をかけずに差別化を図るのは難しいかもしれません。
そこで注目してみたのが、いわゆるビジネス向けのワンボックス型バンです。建設現場、町工場や商店、小型ロケバスで必ずと言っていいほど見かけます。免許取り立てのヤングドライバー、個性派セカンドカーをお探しの方、趣味のパートナーを探している方、必見です。
バンは総じて、装備内容はシンプルで「働く車」として作られています。つまりは、シンプルながらも機動的、かつ機能的であり、趣味に遊びにとにかく“使える”車なんです。しかも、働く車ならではの無骨さやワイルドさが、ミニバンとはちょっと違う雰囲気を演出してくれます。
SUVじゃなくたって、海や山などのレジャーシーズンをはじめ様々な趣味に大活躍。マウンテンバイク、バーベキュー道具、キャンプ道具など、いろいろな道具を苦労なく積み込めちゃいます。もちろんミニバンのような装備面でのギミックはありませんが、簡易装備ゆえボディサイズの割に車重は軽く、キビキビしています。さらに、見晴しの良い高い着座位置と相まって使い勝手もなかなかです。
しかも、バンなら総額100万円以下で人気モデルのカーセンサーアフター保証対象車が買えたりと、意外にリーズナブル。実はけっこう狙い目なんです。
ボディサイズが微妙に異なり、仕様もたくさん
そんなバンの中でも人気なのがハイエースバン。部品も豊富にありますし、そんじょそこらのSUVなどとは比べものにならないほど、耐久性も高いんです。その魅力ゆえ需要も高く、値落ちスピードは他の車よりも緩やかでした。しかし、現行モデルもデビューから10年とあって、総額100万円以下の物件も、少ないものの出てきています(2014年8月6日現在)。
日産キャラバンはハイエースに次いで人気のバン。いすゞ向けにOEM供給もされていました。現行モデルは2011年に登場したばかりなので、総額100万円以下のものは旧型のみとなっています。
1999年に登場したボンゴバンは、実は旧型をベースにフロントの衝突安全性を進化させてフルモデルチェンジした車です。よってハイエースやキャラバンと比較すると一回り小さく、好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、コンパクトなボディが好きならボンゴはバッチリでしょう。
三菱デリカバンはそのボンゴバンのOEMモデルで、デリカカーゴもボンゴブローニイのOEMモデルです。なお、現行デリカバンは日産 NV200バネットのOEMモデルになりました。
お安い物件の輸出需要が旺盛!
総額100万円以下と言いましたが、これらは実際には30万円台から狙えます。しかし、発展途上国を旅すると必ず日本の商用バンを目にするとおり、いずれも輸出需要が旺盛で、格安な物は海外へ流されてしまう可能性があります。特に、中古車相場がこなれてきた今は“奪い合い”間近と言えなくもありません。
ちょっとでも興味を持たれたなら、ぜひ物件をご覧ください。そして、気に入ったものがあったなら無くなってしまう前に、販売店で実車に触れてみてください。独特な魅力を感じることができると思いますよ。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円を超える場合があります
※2【トヨタ】ハイエースバン(現行/旧型) 【日産】キャラバン 【マツダ】ボンゴバン 【三菱】デリカバン/デリカカーゴ