Q. 出してもらった見積書の金額が変わるなんて納得できない!

検討していた車の購入を決意して、以前出してもらった見積もりを持ってお店へ行くと、「金額が変わりました」と言われました。こんなの納得いきません!

A. 見積もりの有効期限内であればその金額で購入できるでしょう

見積もりで出した金額は守られるべきです。ただし、多くの場合、見積もりには有効期限が定められています。見積書をよく見ると、「○月○日まで有効」などのただし書きがしてあるはずです。この期限を過ぎると見積もりに効果はありません。

逆に言うと、期限内であればなんらかの事情で相場が上がっても、見積もりの金額で購入できると考えられます。もし、見積書に有効期限が書いてなければ、店員さんに確認しましょう。
 
気をつけたいのは、「見積もりをとる=取り置き」ではないこと。欲しいけれど一晩考えたいときには申込証拠金を払いましょう。これはひやかしではない証明として、車の購入優先権を確保するためのお金です。

ここがポイント!

見積書に有効期限が書いてなければお店の人に確認を。見積もりを取る=取り置きではないので、取り置くなら申込証拠金の支払いましょう

■使える法律用語■

申込証拠金(申し込み証拠金)
購入申し込みの意思表示をする際に、優先して購入するための権利を確保する目的でお店に預けるお金。ただし、この時点で契約が成立するわけではないので、購入申し込みの意思表示が撤回された場合は、全額返還される