この夏注目の12モデル「買い」のベストグレードはコレ！≪後編≫

ESTIMA

トヨタエスティマ（現行型・2006年～）

超オススメ

2.4X

流通量はまだ少ないが2.4Xはお買い得感大

　排気量を問わずエアロバンパーなどを装着したアエラスの人気が高いが、ベースグレードの2.4Xも十分な走行性能をもっている。アエラスに比べると流通量が少ないので、ジャストフィットする中古車を見つけるのに少々手間がかかるが、割安感を重視するなら2.4Xがイチ押しだ。3.5Lのパワーは魅力的だが価格差がかなり大きい。買いの条件となるのは純正カーナビがオプション装着されていること。さらにオーディオやワイドビューフロント&サイドモニターやバックモニターなどがセットされていることも重要なポイントだ。オプション価格として50万円近くかかってしまうものなので、ここはこだわりたい。

大穴	2.4 ハイブリッド

STEPWGN

ホンダステップワゴン（現行型・2005年～）

超オススメ

24Z

パワフルなエンジン搭載の2.4Zを選んで快適ドライブを

　ステップワゴンでは素直に最多流通グレードの2.0G Lパッケージを選ぶのも悪くない選択と言える。しかし、走りの余裕から考えるとやはりオススメなのは24Z。排気量の違いによる走行性能差はもちろんだが、2WDの24ZではCVTがもたらす滑らかな加速が魅力的なのだ。ただし中古車の流通量が少なめなので見つけたら即買いに出たいところだ。特に注意したいのはオプションの有無。まずインターナビ装着車を選ぶのが基本。そしてできれば横滑り防止装置のVSAもオプション装着している車があればそれを買いたい。大穴としてオススメしたいのは4駆方式で改良された2.0Gの4WDだ。

大穴

2.0G 4WD

SERENA

日産セレナ（現行型・2005年～）

超オススメ

2.0 20G

装備を含めた買い得感で20Gが他グレードを圧倒

　ベーシックグレードの20Sの流通量が多いが、中古車を選ぶなら充実装備の20Gを探したい。20Sでもオプション装着された車はあるが、電動スライドドアやインテリジェントキーなどが20Gには標準で装備されている。装備も含めた買い得感で考えると20Sより20Gのほうがオススメ度が高い。カーウイングス対応のカーナビは全車にオプション設定なので装着車を選ぶとお得感アップ。セレナにはほかにもいろいろなオプションがあり、両側スライドドアなどは付いているとうれしく、充実装備車ほど買い得度が高まるのだ。外見にこだわりたい人にはハイウェイスターが大穴としてオススメだ。

大穴

ハイウェイスター

LEGACY TOURING WAGON

スバルレガシィツーリングワゴン（現行型・2003年～）

超オススメ

2.0 GT

スポーティかつ安定性に優れた2.0GTを選ぶのが正解

　レガシィといえば、ツーリングワゴンのGTというのが定番になっている。ターボによるスポーティな走りと4WDによる高い操縦安定性、そしてワゴンの使い勝手の良さを併せ持つからだ。新車時にはSOHCエンジン搭載で価格の安い2.0iがよく売れたりしているが、中古車市場で人気が高いのは圧倒的にGTグレードで、メーカーチューンモデルとも呼べるスペックBもかなりの数が出回っていたりする。スペックBは好き嫌いがあるだろうが、レガシィらしさの高い2.0GTを選ぶのは順当なところ。2.0GTには人気のマッキントッシュ装着の車も多く、この点も大変魅力的となっている。

大穴

3.0R

X-TRAIL

日産エクストレイル（現行型・2000年～）

超オススメ

2.0 X 4WD

アウトドアで性能が生きる2.0 X 4WDが狙い目

　エクストレイルで売れ筋になっているのは手頃な価格が設定された2.0Sと2.0Xで中古車の流通量もこの2グレードが多くなっている。より廉価グレードの2.0Sではインテリアの装備や仕様がやや物足りない。ここは装備の充実した2.0Xを選びたいところだ。ターボのGTにも良さはあるものの、価格や燃費の面でお得とは言い難い。また4WDだけでなく2WDの設定もあるが、せっかくのSUVモデル。アウトドアを満喫できる4WDを選ぼう。