まっさらな新品よりも、いい感じでヤレたレトロなもののほうがおしゃれだったりする昨今。とはいえ古くて安いのは当たり前だし、質もちょっと不安。つまり、こんな「ネオ・クラシック」系車のスイートスポット(おいしいところ)」も、やはり100万~150万円にあった!

ROVER MINI ローバー ミニ(絶版)

ローバー ミニ(絶版)|輸入車の正解は100万~150万円!

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フェイクではない「本物の」レトロであること
ふた昔前の日本の家庭では、洗濯したジーンズは子供が自分でとっとと取り込まないと大変な悲劇になった。どんな悲劇かというと、せっかくいい感じでシワシワになったジーンズに母親がビシッとアイロンをかけてしまうのだ(しかもセンターに折り目をつけて!)。昔の日本人は「あえてのヨレヨレ」を理解してくれなかった。

しかし時は移り、今は億万長者だって「あえてのボロジーンズ」をはく時代。レトロ=カッコいいという視点は一般化し、左写真の元祖ミニなども、クルマに詳しくない若衆が「シブいっすね!」と絶賛する。確かに元祖ミニはシブいが、それだけで安易に手を出すと痛い目に遭う場合もある。
なにせコレは新品をレトロ風にしたものと違い、「正真正銘のレトロ」だから!すべてのミニがそうというわけではないが、安くて古いものは、まぁそれなりに手がかかると思ったほうがいいだろう。

だが、ここで紹介しているような超末期モデルで100万円を超えている物件ならば、気合の入ったキャブ式ミニと違ってごくイージーに乗ることもおそらく可能だ。そして何より内装の写真をご覧いただきたい。ほとんど「倉庫に眠っていたデッドストック」なんじゃないかと思えるほどのコンディションじゃないか!

もちろん、「手軽に、キレイなものを」という考えとは反対の楽しみ方もあるだろう。リアルにヨレヨレなものを、自分の手で苦労しながら仕上げていくという喜び。それを否定はしないし、どちらかといえばそちらが王道だ。しかし、気軽に「本物のレトロ」を楽しむならば、やはりスイートスポットはこのあたりの金額になる。

M-BNEZ 190E メルセデス ベンツ 190E(絶版)

メルセデスベンツ 190E(絶版)|輸入車の正解は100万~150万円!

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当時のSクラスをそのまま小型化したような圧倒的品質が魅力。40万円前後も多いが、最終年式付近はこのぐらいが相場となる


VW BEETLE フォルクスワーゲン ビートル(絶版)

フォルクスワーゲン ビートル(絶版)|輸入車の正解は100万~150万円!
さらに安い物件も、マニア好みの高価なビンテージ物も存在するが、気軽に買えてメンテも楽チンなのは高年式のメキシコ製か
Report  編集部
※この記事は、インポートカーセンサー関東版4号(10・26発売号)の特集をWEB用に再構成したものです