日産 デイズ ▲もしルークスと同じくデイズにもセレナ顔が与えられたらこんな表情に生まれ変わるだろう。ランプ類とバンパーをそのままにフロントグリルのみを変えることでイメチェンが図られるかもしれない

デイズ&eKワゴン、ムーヴにスペーシア……2023年後半に登場する軽自動車は?

国内の新車販売における軽自動車の比率は上昇し続けていて40%に迫っている。軽自動車でも十分に満足できる商品が出そろったことも要因に挙げられるだろう。

この記事では、2023年後半に登場する軽自動車を、まとめて紹介しよう!
 

日産 デイズ/三菱 eKワゴン

日産デイズの現行モデルは2023年8月に受注が打ち切られた後、マイナーチェンジ版が11月に発表されて12月に発売される。

あいにく変更の規模は判明していないので、ここでは「ルークスに続いてセレナ顔に変わったなら」との想定で予想CGを紹介しておきたい。

日産 デイズ ▲マイナーチェンジ後のイメージ(再掲)

機能と装備においては継続生産車への装着義務化が迫っているバックカメラが全車に標準化される。さらに、後席に人が座っているときでも良好な後方視界を得られる電子ルームミラーが新設定される見通しだ。

三菱はeKクロススペースからデリカミニへの刷新に開発工数とコストを費やしたため、商品改良は最低限にとどまる模様だ。

前述したバックカメラの標準化など避けては通れない法規対応は行われるものの、目新しさを演出するための変更は見送られる可能性が高い。
 

ダイハツ ムーヴ

ダイハツ ムーヴ▲両側スライドドアが与えられて個性を放つ新型ムーヴ。標準車とカスタムのシリーズ分けが廃止され顔つきは1種類に集約される見立て

当初の計画では2023年7月3日にモデルチェンジで生まれ変わる予定だったが、認証申請における不正行為が発覚したことで一部改良も含めてニューモデルの発表をいったん凍結。

この影響を受けて新型ムーヴの投入も先送りされ、販売現場から「2023年内の発表は難しいのではないか?」との声も聞こえている。

また、小改良が予定されていた車種は手直しの先送りによって、現行モデルの再生産が始まっているようだ。

新型ムーヴは派生車である「ムーヴキャンバス」と同寸に生まれ変わる。両側スライドドアが新採用され、スズキ ワゴンRやホンダ N-WGNなどのライバル車に対するアドバンテージに掲げられる。

スズキ スペーシア

スズキ スペーシア▲標準車とアクティブな雰囲気のギアだけでなく、押し出しの強いカスタムも継続設定されるだろう。プラットフォームは現行モデルから踏襲か

ジャパンモビリティショーで初披露される注目車のひとつが次期スペーシアだ。3代目にあたる次期モデルのシャシーには熟成の域に入っている「ハーテクト」を踏襲か。

搭載エンジンはハスラーなどに採用済みの「R06D」型にアップデートされ、1気筒あたり2個のインジェクターを有する構造で高い燃焼効率を実現。クールドEGRも織り込まれるだろう。

ラインナップには好評のギアと精悍なカスタムが継続設定され、引き続きワイドバリエーションを構成か。標準車には丸目マスクが与えられるとの未確認情報もある。

登場は2023年末もしくは24年初頭の可能性が高い。

※2023年8月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部