日産 キックス ▲薄型ヘッドランプとライン状にともるデイライトによって精悍な表情がつくり出される次期キックス。水平基調のラジエターグリルが採用され、セレナなど最新の日産車と共通のテイストが演出される

新型キックスが登場? 次期モデルが動き始めている模様

日産のエントリーSUVに位置づけられているキックス。日本にはデビュー4年後の2020年に導入された。そのキックスが世代交代に向けて動き始めているようだ。

シャシーは旧世代の「Vプラットフォーム」からノートなどに採用済みの「CMF-Bプラットフォーム」にアップデートされ、素性に磨きがかかって基本性能は大きく向上するだろう。

安全運転支援システムは国内仕様に未搭載の「ブラインドスポット警告」と「リアクロストラフィック警告」がモデルチェンジを機に追加採用されるはず。
 

日産 キックス▲2016年に南米、17年に中国、18年に北米で発表された後、国内では20年に「e-POWER」専用車として登場した現行キックス。22年にはコンポーネントが刷新され待望の4WDモデルも加わった

新しい日産顔でモダンに装う次期キックス

エクステリアはオーソドックスな2BOXフォルムを継承し、実用性の高さが維持される。傾斜したクオーターピラーには後ろ上がりのクオーターウインドウが新設され、海外専売車キャシュカイに似た雰囲気が醸し出され伸びやかな印象に。

最も変わり映えするのはフロントマスクで、逆台形をモチーフにしたVモーショングリルは廃止されるだろう。代わりにセレナ似の横基調グリルが与えられ、薄型ランプはグリルとの一体感が強調、モダンな印象が演出されるだろう。

リアにはエッジの立った横ガーニッシュが新設、NISSANのバラ文字が配され、ノートに似たデザインが作り出される模様だ。

日産 キックス ▲再掲となるが、こちらが次期モデルとなる新型キックスの予想イメージだ

次期キックスの登場を予告するコンセプトモデルが2023年内に海外でアンベールされる公算が大きい。市販版の発表、発売は24年か。まずは購買力が伸びている海外でリリースされ、国内導入は後回しになる可能性もある。

※2023年6月16日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2024年
■全長×全幅×全高:4300×1760×1600(mm)
■搭載エンジン:電気モーター&発電用エンジン
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、日産自動車