レクサス ▲独占キャッチしたテストカーはフィルムやホイールアーチの形状がハイランダーに似ているものの、サイドウインドウの形状が異なっている。フィン状のスポークが並ぶホイールも特徴的だ

LXより財布に優しく、快適性はRXロングより上

某所でSUVのテストカーをキャッチした。ノーズ先端に装着された黄色い偽装ネットからトヨタ車であることは間違いない。いったいコイツは何モノなのか。

長いフロントオーバーハング、Aピラーと前輪の位置関係に注目すればFFプラットフォームが使われていることがわかる。

水平に設計された長いルーフは後方までしっかりと伸びており、3列シートが配備されている可能性もある。また、ホイールベースの長さからテストカーはDセグメント級と予想できる。
 

レクサス▲トヨタが北米などで展開するハイランダー。国内には導入されていないモデルなのでご存じない方も多いだろう

レクサスの新ブランドではないか

写真から推察するに北米などでトヨタが展開しているハイランダーとコンポーネントを共有する派生車ではないか? と分析できる。

そこで行き当たったのがレクサスの新ブランドTXだ。RXロングよりも実用的な3列シートSUVとして企画されているモデルになる。

シャシーにはハイランダーと同じプラットフォームが用いられ、2.4L直4ターボ搭載の「TX350」がベースモデルとしてラインナップされる。

高性能モデルも用意される見込みでこちらは「TX500h」を名乗る。2.4Lターボに6速ATと1モーター式のハイブリッド機構が前輪を駆動。後輪にはeアクスルが起用される。

TXが北米マーケットをにらんで開発されていることは言うまでもないが、右ハンドル車も存在するため国内導入なるか? と期待したくなる。重厚長大なLXより手頃な価格で優れた快適性を身につけるTXははたして国内に姿を現すのだろうか。


※2022年8月30日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年
■全長×全幅×全高:5030×1935×1725(mm)
■搭載エンジン:2.4L 直4+ターボ 他
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、トヨタ