無性に欲しくなる!! かわいい軽オープンカー【吉田由美の勝手にハピバ】#010 ダイハツ コペン
カテゴリー: クルマ
タグ: ダイハツ / コペン / 吉田由美の勝手にハピバ / 吉田由美
2022/04/21
こんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!
カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。
この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。
ダイハツ コペン(初代)を勝手にハッピーバースデー!
今月お祝いするのは2002年6月に発売されたダイハツ コペンです。
時々やって来る軽自動車のスポーツオープンカーが無性に欲しくなる波。
最初の波が来たのは1991年にホンダ ビートとスズキ カプチーノが登場した時で、かなりのビッグウェーブでした(笑)。
この2台 がほぼ同じタイミングで登場したせいか、 やたら目につくし気になって、何度「欲しい!」と思ったことか。
調べてみると実は、ダイハツからもリーザスパイダーというモデルが花の1991年組(?)で登場していたそうなのですが、「ごめんなさい!」そちらは知りませんでした。
もしかしたら目にしたことはあったのかもしれませんが、ビートやカプチーノに比べるとちょっと華がなかったのか、私が忘れてしまったのか……。
なので、2002年に初代コペンが登場した時は「やっとダイハツからもかわいい軽オープンスポーツカーが登場した!」と思ったものです。
初代コペンの最大の特徴は、軽自動車で初となる電動開閉ルーフの「アクティブトップ」。
このシステムはドイツのべバスト社とイタリアのピニンファリーナ社が共同で設立したOASys社のものでクーペとオープンカーの世界を約20秒で変身させることが可能です。
実は私、コペンが登場する少し前にメルセデス・ベンツ SLKが愛車でしたが、その時の購入の決め手は電動のバリオルーフ。
以前からオープンモデルは気になっていたものの、「幌だと劣化と防犯が心配……」と思っていたのでなかなか踏みだせずにいました。
そんな時、私の背中を大きく押したのがSLKに搭載された電動バリオルーフ。
そのため、すでにコペンが登場した時にはSLKでオープンカーの世界を満喫していたのですが、もう少し前に発売されていたらコペンを購入していたかもしれません。
そんな魅力的なコペンですが、今回取材したコペンは「ファーストアニバーサリーエディション」というグレードで、ボディカラーは深いグリーン。
この子を見るなり「コペンっぽい」と思ったので、私の中でのコペンはモスグリーンのイメージなのかもしれません。
エクステリアデザインは、野球帽のようなフォルムと丸と楕円形のヘッドライトが、今見てもかわいい!
特にフロントフェイスは楕円形のヘッドライトに丸型のフォグランプ、そこに小ぶりなフロントグリルが加わって、アニメのキャラクターっぽい顔となり、表情が豊かに見えます。
この顔系は、永遠に年を取らないタイムレスなアイドル顔なんですよね。
ちなみに後姿もフロントとそっくりな顔ですが、リアのライトは赤くなるので、ちょっと仮面ライダーとか昆虫系に見えます。
あ、仮面ライダーもバッタがモチーフの昆虫系か……。
インテリアで真っ先に目がいくのはシートです。
タンのレザーシートは車の大きさからみると「しっかり作られている」という感じで、その後ろには衝突時に被害を軽減するためのバーがさりげなく控えています。
よく見るとドア内側にもタンのレザーが使われていて、シートとのコーディネートが「オトナの遊び場」の雰囲気を醸し出しています。
そして、個人的にうれしいのはシートヒーターの設定。
オープンカーには必須アイテムですが、私の場合は全車に標準装備にしてほしい装備です。
他には、ステリングがMOMOになっていたり、シフトレバーがクロームの球形。右ハンドルのATですが、シフトデザインが一見、MT風となっていてちょっぴりやんちゃ感もあります。
最後に気になるトランクルームです。
車内は屋根を開けると広大な頭上空間を確保できますが、屋根部分はトランクルームに格納されるため、トランクスペースは期待できません。
他の収納はセンターコンソールとグローブボックスだけ。
なので、1人で乗っているときは助手席も荷物置きとして使えても、2名乗車で屋根をオープンにして走るときは荷物は最小限にしたいところです。
コペンは2代目から大幅に変わってしまったので、ほっこりしたタイムレス顔で1人の時間を楽しみたい人(時々、誰かと一緒)に、この初代コペンは「移動する秘密基地」的な感覚でもいいかもしれませんね。
20歳、ハッピーバースデー!
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カーライフ・エッセイスト
吉田由美
短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車回りのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。様々な車を紹介するYouTube「吉田由美ちゃんねる」も好評配信中!