レクサス LC-F ▲LC-F市販時には、吸気および排熱用エアダクトや、カーボンファイバー素材のパネルが用いられ、大型ウイングとともにスポーティな印象が醸し出されるだろう

レクサス 次世代Fの続報

最高出力600psを絞り出す 4L V8ツインターボエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「レクサス LC-F」。その存在を2018年1月にご紹介して以来、1年以上が経過した。今回は続報をお届けする。


最大のトピックは、ベース車のLCと違って、トランスミッションが後輪手前に置かれる、トランスアクスル方式が用いられることになったことだ。
 

▲メルセデスAMG-GT▲トランスアクスルを採用する代表的な車種といえば、メルセデスAMG GTだろう。AMGのフラッグシップモデルで、走行性能の高さも自慢のモデルだ
▲日産 GT-R▲ご存じ、日産 GT-Rもトランスアクスルを採用する車種のひとつ。本格スポーツにふさわしい方式がトランスアクスルといえる

乗車定員は2名に改変

トランスアクスル方式は、限定500台が生産された レクサス LFAや、日産 GT-R、メルセデスAMG GTに採用されており、コスト高や組付けに高い技術が求められる反面、前後重量配分に有利だ。

ただし、LC標準車のプラットフォームにポン付けできるような簡単な話ではない。プラットフォームは専用品同然となる。

これに伴ってリアシートは廃され、2人乗りに変更。開発期間もかかることとなり、当初予定されていた発売時期である、2021年より大幅に遅れる。

いまのところ、2023年頃のリリースが計画されており、価格も標準車より500万円以上も上がって、2000万円を超えるともいわれている。

なお、後方に移されるものの、起用されるトランスミッションは、標準車と同じ10速ATだ。

GRブランドで開発されている、1000psオーバーのミッドシップスポーツと並んで、LC-Fも世界中のスポーツカー好きを虜にするだろう。

※2019年11月8日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年
■全長×全幅×全高:4770×1950×1330(mm)
■搭載エンジン:4L V8+ターボ
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、メルセデス・ベンツ、日産