ダイハツ タント【モデル変遷編】
2007/12/27
街乗りで便利に使える工夫がいっぱいの軽
走りのターボ、スタイリッシュなカスタムも人気
●2003年(H15年)11月:デビュー
エンジンはNAとターボ全グレードに4WDを設定
子供がいる若いファミリィをメインターゲットとしたタントが登場。グレードは、直3DOHCの自然吸気(NA)エンジン搭載のL、X、Xリミテッドと、ターボエンジンを搭載したR、RSの全5種類だ。トランスミッションはNAモデルのFFに4AT、4WDに3ATを搭載。ターボモデルには、全車電子制御式4ATが採用されている。なお、駆動方式は全車FFと4WDの設定だ。最大の特徴は、独自のパッケージングによって生まれたビッグキャビン。室内高1330mm室内長2000mmで、ゆとりある室内空間を実現している。また、広いガラスエリアや明るい内装色により、開放感も抜群だ。さらに、前後席ドアステップは段差をほとんどなくして、乗り降りしやすいほか、リアシートが手軽にアレンジできるのも美点。
●2004年(H16年)6月:特別仕様車
オシャレな内装と利便性の高い装備を採用
XとXリミテッドをベースとしたスマイルセレクションが登場。持っているだけでドアの解錠と施錠が行える、ハンズフリーキーなどを特別装備していた。
←内装のハニーイエローは専用色。撥水加工シートや運転席用バニティミラー付きサンバイザーなども採用された |
●2005年(H17年)6月:一部改良&グレード追加
若い男性がターゲットのカスタムシリーズを追加
セキュリティアラームやフロントマップランプなどを、全車に標準装備する。また、撥水加工シートや静粛性を向上させる吸音天井などが新たに採用されたほか、グレード整理によりRが廃止された一方で、新グレードのタントカスタムを追加。大型バンパーなどのエアロパーツや、ヘッドランプと連続させたクリアグリル、スエード調のフルファブリックシートなどが採用され、力強い外観と上質な内装を実現している。
↑カスタムシリーズの内装はブラックが基調。カスタムRSのみ、MOMO製革巻きステアリングなどが奢られた | ↑カスタムRSのみに標準装備の15インチアルミホイール。なお、カスタムL/Xは14インチとなる | ↑クリアグリルや横長のフォグランプにより、ワイド感が強調されたカスタム。ドアミラーターンランプとメッキドアハンドルは標準装備だ |
●2005年(H17年)12月:特別仕様車
「ママに優しい」機能を追加したお買い得車
ハッピーセレクションは、タントXをベースとした特別仕様車。除菌イオンを発生させるプラズマクラスター付きオートエアコンや、花粉やホコリを抑えるクリーンエアフィルターなどを採用し、快適性を向上させたモデルだ。また携帯していればノブ操作だけでエンジンがかけられる、新開発のイモビライザー付きキーフリーシステムも搭載。これらの特別装備を奢られながら、新車価格はベース車両の4.2万円高に抑えた。
↑雑菌やカビ菌の活動を抑制するプラズマクラスター付きエアコンのほか、大型2眼センターメーターも特別装備 | ↑撥水加工シートに採用されたハッピーオレンジは専用色。ドアアームレストにも同色のファブリックを採用 |
●2006年(H18年)9月:特別仕様車
スタイリッシュな内外装と人気装備を搭載
タントLをベースとしたVSが登場。大型エアロバンパーやルーフエンドスポイラーを採用したほか、キーフリーシステムなどの人気装備も搭載された。
↑内装色は専用のブラックで統一。メッキインナードアハンドルや大型2眼センターメーターも採用されている | ↑外観には、エアロパーツやハロゲンフォグランプ、14イン チアルミホイール、撥水フロントガラスなどを採用 |
●2006年(H18年)11月:特別仕様車
9月に登場したVSのカスタムバージョン
カスタムVSとカスタムVSターボは、それぞれカスタムXとカスタムRSがベース。プロテインレザー&スエード調のコンビシートなどを採用し、上質感がアップしている。また、イモビライザー付きキーフリーシステムなども奢られた。このほかカスタムVSは、カスタムRSに標準装備だったリアマップランプやフロントスタビライザーも採用。新車価格はベース車両と比べ、VSが1.05万円高、VSターボが2.1万円高だった。
↑カスタムVSに特別装備として採用されオーバーヘッドコンソール。カスタムRSには標準の装備となっている | ↑グリルにメッキを施したことで、より迫力の増した顔つき。15インチアルミホイールも特別装備の一つだ |
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