「ハイウエスト」がリバイバルしたついでに「80's輸入車」はどうでしょう?
カテゴリー: クルマ
タグ:
2014/10/02
何かとダメだった80年代で唯一復活してほしいもの
あなたはわたくしの個人的なあれこれなどまったく興味ないだろうが、話の展開上どうしても必要なため申し上げると、筆者は1980年に中学校に入学し、1990年の3月に大学を卒業した。年代だけで言うと思いっきり「80年代の申し子」である。しかし80年代という時代には何の思い入れもなく、ないどころか「スカスカで空っぽな、ダメな時代だったよなぁ…」と個人的には思っている。それゆえ、60年代や70年代の風俗などが今後リバイバルすることはあっても(というか実際すでにしまくってますが)、80年代モノがリバイバルすることは絶対にないと思っていた。
例えば60年代の風俗であれば、洋服にせよ髪型にせよ音楽にせよ、細部をほんの少々調整するだけで、今の時代にそのまま通用する。70年代モノだってそうだ。しかし80年代だけはどうにもダメだ。
キテレツでダサい髪型。ピコピコ音と派手すぎるシンセサイザーがうるさいポップミュージック。刈り上げ頭で黒ずくめのハウスマヌカン。……どれもこれも今日のリバイバルは不可能であろうし、「あんなものリバイバルさせちゃいけない!」と思うのがマトモな大人というものである。
しかし大変残念なことだが今、ごく一部の80年代モノが確実にリバイバルを果たしてしまったようなのだ。それは、女性のファッションにおける「ハイウエスト」だ。
半年ほど前、街ですれ違った1人の若い女性が「ハイウエストのジーンズ」を履いていたのを見たときは、見間違いか、または白昼夢でも見ているのかと思った。「何かの間違いであってほしい…」と強く願った。しかしその後「ハイウエストな若い女性」は街に1人増え、2人増え、そして現在、東京の街は(筆者調べでは)18~23歳女性の約4分の1が「何らかのハイウエスト・ボトムス」を着用するに至った。どうやらハイウエストは完全にリバイバルし、そして定着してしまったようだ。大変遺憾である。
こうなってくると「前髪の一部だけを伸ばしたチェッカーズ風カットのリバイバル」「聖子ちゃんカットの再流行」「CCBの再々結成」なども起こりやしないかと不安になるが、まぁ大丈夫だろう。たぶん。
逆にというか唯一、80年代モノでリバイバルしてほしいと強く思うのが「80’s輸入車」だ。
同時代の国産車は造形的に微妙だが、輸入車のそれは今見てもかなりイケていると個人的には思う。80年代輸入車のデザインには、60年代のマッシュルームカットや70年代サイケデリックなどと似た意味での「普遍性」があるのだ。ただ年式的に「故障」や「部品入手困難」などの不安は確かにある。しかし比較的メジャーな車種であれば、それこそ80’s輸入車ならではの魅力にとりつかれた人々が専門店を開業し、独自の知見を有するに至っているので過剰な心配は不要だ。もちろん、最近の車と比べればずいぶんと手間はかかるが、「交通手段」ではなく「趣味」としてとらえれば、その労力は妥当な範囲内で収まるだろう。
…と、以上のように提案しても「それって全部、あんたの単なる主観じゃん」という意見もあるだろう。おっしゃるとおり、完全にわたしの主観である。こういったことは、まずは主観と勘でものを言うほかないのだ。あとは下記物件リンクを見ていただき、各自でご判断いただくしかない。ということで今回のわたくしからのオススメは、ある者には懐かしく、そしてまたある者には新鮮な「80’s輸入車」だ。