▲新型コペンと、そのチーフエンジニアを務めた藤下修さん(左)、ダイハツの営業本部長である堀井仁さん(右) ▲新型コペンと、そのチーフエンジニアを務めた藤下修さん(左)、ダイハツの営業本部長である堀井仁さん(右)

6月19日、2代目となる新型コペンがついに発表されました。昨年の東京モーターショーで公開されたコンセプトモデルそのままの姿でのデビューです。購入後でも樹脂の外板を着せ替えることでデザインを変えられる「DRESS-FORMATION」の採用など、話題に事欠かないユニークなモデル。そんな新型の発表会に行ってきました。

超注目の新型をまるっとチェック!

エクステリアで目を引くのは、やはり先代から大きく変わったフロントフェイス。ヘッドライトのフチを飾る逆L字型のクリアランスランプとイルミネーションランプがカッコイイです。

▲ボディカラーは全8種類が用意されています。写真はマタドールレッドパールです ▲ボディカラーは全8種類が用意されています。写真はマタドールレッドパールです

サイドビューはこんな感じです。電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」は約20秒でフルオープンになるそう。

▲状況に応じて吸気バルブの開閉タイミングを変える「DVVT」の採用によって、力強さとスムーズな加速を可能としたそう ▲状況に応じて吸気バルブの開閉タイミングを変える「DVVT」の採用によって、力強さとスムーズな加速を可能としたそう

搭載されるエンジンは直3DOHCターボ。最大出力は64ps、最大トルクは92N・mです。組み合わされるトランスミッションはCVTと5MTの2種類。JC08モード燃費はCVTなら25.2km/L、5MTなら22.2km/Lです。

▲オープン時のラゲージルーム。この状態でもハンドバッグなら収納できます ▲オープン時のラゲージルーム。この状態でもハンドバッグなら収納できます

▲こちらはルーフクローズ時。見かけによらない収納性です ▲こちらはルーフクローズ時。見かけによらない収納性です

ラゲージルームは、ルーフクローズ時なら9インチのゴルフバッグ1個や旅行カバンなどを収納できます。しかも、トランクフードを軽く押さえると自動で全閉する「イージークローザー機能」を備えているので、軽オープンながら利便性は高めです。

▲カーボン調のインパネガーニッシュが上質さを感じさせます ▲カーボン調のインパネガーニッシュが上質さを感じさせます

▲こちらはMTのシフトノブ。どうせコペンに乗るならMTを楽しんでみるのもアリ? ▲こちらはMTのシフトノブ。どうせコペンに乗るならMTを楽しんでみるのもアリ?

インパネはさっぱりとしています。センタークラスターではスイッチ類がコンパクトにまとめられており、操作性の高いスポーティなインテリアになりました。シンプルゆえに飽きなそうなのが良いですね。

▲通常のパッケージでは、ダッシュボードがブラウンでシートはベージュになります ▲通常のパッケージでは、ダッシュボードがブラウンでシートはベージュになります

▲メーカーオプションのブラックインテリアパック。黒一色で統一され、車内が締まって見えます ▲メーカーオプションのブラックインテリアパック。黒一色で統一され、車内が締まって見えます

快適な走行を楽しむために、シートはサイドが張り出したヘッドレスト一体型スポーツシート。ホールド性が高めに作られています。また、寒冷時のことも考えてシートヒーターが標準装備されています。

▲このように外板は付け替えできます。樹脂で出来ているので、女性でも簡単に持ち上げられるほど軽量です ▲このように外板は付け替えできます。樹脂で出来ているので、女性でも簡単に持ち上げられるほど軽量です

冒頭でお話ししたとおり、「DRESS-FORMATION」によって外板は後からでも変更可能。変えられるパーツはフロント・リアバンパーや、ボンネットフードなど11種類です。

▲これが「Xモデル」。これまで見てきたローブと異なり、SUVのような雰囲気をまとっています ▲これが「Xモデル」。これまで見てきたローブと異なり、SUVのような雰囲気をまとっています

モデルラインナップは2種類。スポーツカー色が強い「ローブ」と、SUV的な「X(クロス)モデル」。なお、「Xモデル」は2014年秋からの発売となるようです。

▲交換できる外板パーツは、ヘッドライトなども含めて増え続ける予定。そうすることで様々な派生モデルを楽しめるそう ▲交換できる外板パーツは、ヘッドライトなども含めて増え続ける予定。そうすることで様々な派生モデルを楽しめるそう

最後に、「先代のデザインが好きだったのに……」とお嘆きの方にBIGな情報を。

旧型を思い起こさせる丸目デザインの「第3のモデル」が2015年中頃に登場するようです!  しかも、「ローブ」からなら購入後にもデザイン変更できるそう(Xモデルからの変更は不可)。まずはローブのデザインを楽しんで、丸目パーツが登場したらデザインを変えれば“一粒で二度おいしい”かも? 

text/たけだたけし(編集部)