ミニバンやコンパクトカーに押され、セダンの人気が落ち込んで久しい
しかし乗り心地やハンドリングはセダンのほうが優れている場合がほとんどだし
新車時価格で見ても、今回取り上げるセダンの中には1000万円近いものも
それが新車のヴォクシー/ノアよりも安い150万円以下で買えるとしたら?
人気の低い今こそ、高級&高性能セダンを手に入れるチャンスだ!
現行モデルなら好条件セダン
トヨタ アベンシス(現行)
トヨタ品質の欧州車テイストセダン
 トヨタブランドの欧州戦略車のトップモデルで、2003年にデビューした。英国で生産され日本にも供給されている。アベンシスの特徴はヨーロッパでの使用を考えた高速走行重視のサスペンションセッティング。乗り心地はやや硬めで、突き上げも強めだが、このフィーリングはヨーロッパのミドルクラスセダンに近い。しかしハンドルやシフト、スイッチ類のタッチはソフト。これは日本車らしい部分だ。エンジンは2L直4で、4速ATとの組み合わせ、駆動方式はFFと4WDが用意されている。輸入車なので販売台数は多くないが、2005年式でも予算内だ。室内はシートもヨーロッパサイズで大きく、ロングドライブでも疲労は少ない。長距離走行の多い人に。
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ホンダ アコード(現行)
ホンダの世界戦略車の乗り味
 現行モデルは2002年10月に登場した。ホンダの世界戦略車なので世界で通用するエンジンおよびサスペンションが楽しめる。エンジンは直4の2Lと2.4Lが用意されている。メインは2.4Lの200馬力だが2L220馬力のユーロR用もある。ただしユーロRはまだ相場が高めだ。2Lモデルはベーシックグレードらしく、バランスのとれた走り。2.4Lはトルクの余裕があり、ワインディングなどで十分スポーティな走りを楽しめる。またシートは大ぶりで後席は十分広く、ラゲージも大きいので実用性は高い。上級グレードのTLは本革・運転席パワーシート、ディスチャージヘッドランプ、クルーズコントロールなど快適装備も備え高級志向にも応える。
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日産 ブルーバードシルフィ(現行)
誰にでも扱いやすいおしゃれセダン
 コンパクトで誰にでも扱いやすい、ちょっとおしゃれな雰囲気をもつセダン。日産のセダンシリーズの中核を受け持つ。営業車としての需要も多いが、オーナー向けの上級グレードは、中・高年の女性ユーザーが多く、走行距離が少ないのが特徴。1.5Lと2Lモデルがあるが、ミッションは1.5Lが4速AT、2LにはCVTが組み合わされている。オーナーカーとしては2Lモデルのほうが走行時の余裕があり、オススメ。インテリアは木目調パネルやグレーとベージュのツートーンカラーを採用するなど、明るさとやさしさを強調している。シートは大ぶりなもので、座り心地もいい。室内長はシーマをも凌ぐほどだ。のんびりとクルーズするには無難な選択といえる。
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日産 ティアナ(現行)
モダンなインテリアに包まれた空間
 2003年にデビューしたFF/4WDの4ドアセダン。広い室内とモダンなリビングルームをイメージさせるインテリアが都会のユーザーを中心に人気になった。車両価格がリーズナブルなことも人気の理由だ。エンジンは直4の2.3LとV6の3.5Lがある。バランスのとれた走りは2.3Lモデルだろう。ノーズが軽く、5000回転でもエンジン音が室内に入ってこない静粛性が特徴だ。ミッションが4速ATというのは、スペック重視の人には物足りないかもしれないが、加速性能や燃費も気にならない。一方、V6の3.5Lモデルはマニュアル6速シフトモード付きのCVTを搭載している。こちらはトルクがあり余っている感じ。狙うなら2.3Lの230JMかJKの2003~2005年式がベスト。
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Report/石川真禧照、金子剛士 Photo/芳賀元昌 Model/平綿かおり
※この記事は、カーセンサー関東版20号(2007年10月4日発売)の特集をWEB用に再構成したものです