商用を想定した近距離用3輪電気自動車 発売に向けて実証実験を開始

光岡自動車 雷駆-T3|日刊カーセンサー
光岡自動車 雷駆-T3|日刊カーセンサー

光岡自動車はバッテリーの製造などを手がけるユアサM&Bと共同開発中の電気自動車(以下、EV)「雷駆-T3」(ライク-T3)を発表しました。雷駆-T3は近距離移動を想定した商用向けの3輪EVです。

雷駆-T3の気になるEVとしての性能ですが、搭載のリチウムイオンバッテリー1回の充電で約60kmの航続距離を実現しています。充電は100Vの家庭用コンセントで6時間程度。最高時速は60km/hなので高速道路の走行はできません。

小型で3輪のため小回りが利き、最小回転半径は1.9m。狭い街中の路地も通れるので、配達や移動販売などの商用利用に適しています。乗車定員は2名、最大積載量は120kg。軽自動車以下の軽車両にあたるため車検や車庫証明は不要で、ヘルメットも着用せずに運転できます。

発売日は未定ですが、販売価格は100万円程度を予定しており、2011年度内の発売を目標に、現在実証実験のモニター企業を募集しています。

■主要諸元
全長×全幅×全高:2450×1070×1130(mm)
車両重量:320kg
乗車定員:2名
最大積載量:120kg(2名乗車時は60kg)
最高速度:60km/h
1充電航続距離:約60km(40km/h定地走行)
充電時間:6時間

光岡自動車 雷駆-T3
http://www.mitsuoka-motor.com/lineup/like-t3/index.html

Text/カーセンサー編集部