ハッチバック人気は予算設定のせいなのか?

カーセンサーnetに掲載されている欲しい車を、ツイッターを使ってつぶやく「ほしいカー?キャンペーン」結果の続きです。今回は皆さんのつぶやきのなかで、輸入車のみを選び出してみました。50万~200万円という予算が設けられていたからなのか、純粋に人気が高いのか、ハッチバックへの注目が多かったようです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。


第10位はアルファ ロメオアルファ147(現行)。デビュー時、アルファ ロメオがホットハッチセグメントにセクシーさで殴り込みをかけてきた、と感じました。それまでのアルファ ロメオ車と比較すると、キッチリカッチリしてきたことも驚きました。現行モデルではありますが、2001年デビューなので中古車相場はピンキリです。個人的には3.2LのV6エンジンを搭載したGTAが狙い目だと思います。弾丸ロケットホットハッチ、と言ってもいいほどですから(笑)。


第9位はVWポロ(現行)。VWゴルフがどんどん大きくなって高級路線を走っているなか、ミニマリズムを追求したベーシックカーの役割はポロが担うようになってきています。かといって、何一つ不自由に感じることはなく、“これで十分すぎる”と感じさせてくれます。高速安定性は抜群ですし、もっとパワフルなコンパクトカーを求める人はGTIを選べば文句ないはずです。唯一欠点を挙げるとすれば、デビュー間もないこともあって高値安定中ということ。


第8位はBMW1シリーズ(現行)。コンパクトカーなのにFRを採用し、前後重量配分50:50をほぼ全モデルで実現させ、随所でBMWらしいこだわりを感じられる車です。サスペンションにアルミ部品を多用している点も、コンパクトカーだからといって妥協していない証です。間もなく新型モデルが登場しますが、100万円弱から狙えるコンパクトカーとしてのコストパフォーマンスは抜群。あからさまな高級感はありませんが、実直なスポーティコンパクトです。


第7位はM・ベンツSクラス(旧型)。そろそろ後期型も200万円ほどで狙えるようになってきました。新車時は搭載エンジンによって価格的なヒエラルキーが築かれていますが、中古車は完全に需給です。思い切って12気筒を味わってみるのもオツかもしれません(笑)。前期型は全般的にソフトな足回りで、M・ベンツが日本車の高級感を意識したように思います。その点、後期型は足回りがグッと引き締められ、走りと高級感と快適性、すべてを絶妙にバランス!


第6位はVWゴルフ(旧型)。輸入車ハッチバックの代名詞的存在。個人的な感想を言えば、もっと上位にランクインするかと思いました。ターボチャージャーとスーパーチャージャーを併用するTSIエンジン。過激さを追求するために用いられたことが多かった補機が、エコのために活用されています。生産終了の噂もあるようですから、手を出すなら今のうちです。きっとコスト高なんでしょうねぇ。

Report / 古賀 貴司