女性に優しい装備がいっぱいの軽自動車

言わずと知れた話ですが、日本は軽自動車大国です。税金や保険代が安く、燃費もいいとくれば、このご時世売れるのは当たり前です。このため多くの軽自動車は相場が高く、ここではあまり紹介していませんでした。しかしダイハツのミラココアは、ワゴンRなどの定番軽カーと比べると、圧倒的に狙いやすい価格で売られているんです。

ミラココアが登場したのは2009年の8月で、そのかわいらしいスタイリングからもわかるとおり、女性をターゲットにした一台です。コンセプトは「私にぴったり!賢いハッピーパートナー」で、“お出かけが楽しくなるデザイン”と“気軽に運転できる扱いやすさ”を追求した車となっています。
  • ダイハツ ミラココア 外観(フロント)|おいしい中古車
  • ダイハツ ミラココア 外観(リア)|おいしい中古車
デザインコンセプトは「あたたかモダン」。らしくない、小難しくない、肩の力の抜けた、をキーワードに、シンプルながら心に残るデザインを実現させた(左右)
明確に女性をターゲットにしているだけあって、ミラココアは女性に優しい装備がいっぱい詰まっています。例えば、車庫入れが苦手という女性は多いと思いますが、ミラココアには国内初採用となったバックミラー内蔵ルームミラーが装備されています。

これはシフトのリバースと連動していて、ルームミラーにバックカメラのカラー映像を映すというものです。リバース連動つながりでもう一つ。ドアミラーとも連動していて、Rに入れると左のドアミラーが車両の左後輪付近の視界をサポートしてくれます。このおかげで白線などが見えやすくなり、車庫入れを手助けしてくれるというわけです。

また細かな配慮もなされていて、小柄な女性でも適切なポジションがとれるよう、運転席シートリフターやチルトステアリングを採用。シートベルトが窮屈にならないよう、アジャスタブルショルダーベルトアンカーも装備されています。その他、ラゲージの荷物が外から見えないようトノカバーが付いている点も見逃せないポイントです。

パワートレインに関しては、エンジンが直列3気筒DOHCの1種類で、ミッションは4ATとCVTの2種類です。ミッションはベースグレードのみ4ATとなり、それ以外がCVTとなっています(2010年5月のマイナーチェンジ以降はすべてCVT)。ちなみに10・15モード燃費は、4ATモデルが19.4km/L、CVTモデルが23.5km/L(どちらもFF)となっています。
  • ダイハツ ミラココア インパネ|おいしい中古車
  • ダイハツ ミラココア バックモニター内蔵ルームミラー|おいしい中古車
  • ダイハツ ミラココア ショッピングフック|おいしい中古車
インテリアは親しみやすさとあたたかみを表現(左) バックモニター内蔵ルームミラーやショッピングフックなど、女性に優しい装備が豊富に揃っている(中・右)

修復歴ありながら、走行0.4万kmの中古車が半額近い!

さて、このミラココア。登場からまだ1年半もたっていませんが、軽自動車としてはかなり低めの相場で推移しています。ターゲットを絞りすぎたのが原因なのかはわかりませんが、狙い目であることに違いはありません。なにせ、もう半額近い金額で売られている中古車もあるんですから。

その中古車とは、修復歴こそありますが、走行0.4万kmで65.9万円という660Xです。これなど当時の新車価格は118万円なので、半額近い金額で売られているわけです。

修復歴を気にされる方もいらっしゃると思いますが、熱く走るような車ではないですし、その分圧倒的に安く買えることを考えたら断然お買い得だと思います。慣らし運転が終わったばかりのような車が半額近い金額で買えるんですからね。流通量も豊富にあるので、色やグレードもじっくり選べると思いますよ。
Text/金子剛士