第84回 ホンダ エリシオン(現行型) 【おいしい中古車】
2009/06/26
■走りの良さと快適性を兼ね備えたホンダの最上級ミニバン
いくらミニバンといえど、走りにもこだわりたい。みなさんの中にも、そういった方は多いのではないでしょうか。そんな人たちから絶大なる支持を受けているのがホンダのオデッセイです。しかし、もうちょっと大きいのが欲しいというみなさん、ホンダのフラッグシップミニバン、エリシオンはいかがでしょうか。エリシオンが登場したのは、2004年の5月。ラグレイトの後継モデルとしてデビューしました。エンジンは2.4Lの直4と、3LのV6の2種類。ちなみにどちらもi-VTECなので、走りを求める方にはもってこいのエンジンです。また、2006年12月には3.5LのV6を搭載した最上級グレード、プレステージもラインナップに加わっています。
↑エリシオンのスタイリングは、「四角」と「丸」の融合をテーマとし、大海原をダイナミックに疾走するクルーザーをモチーフにデザインされている(左右)
ミッションは5AT。これらのパワートレインと低床プラットフォームの組み合わせは、ミニバンということを忘れるほど痛快な走りを披露してくれます。普通、ミニバンに乗ってワインディングなどを走る時は、ゆったり走らないと、という気になりますが、この車だと「ちょっといっちゃうかオイ」となってしまうほどです。走りに関してはこれくらいにして、エリシオンの他の魅力についても触れていきましょう。まずは快適性。オデッセイは頭上空間がセダンとそう変わらないレベルにありますが、エリシオンはさらに余裕があります。レッグスペースにもゆとりがあり、3列目に大人が座っても何ら不満を感じることはないでしょう。
そして静粛性。2.4Lと3Lエンジンでそれぞれ異なりますが、静粛性を高めるためのシステムがたくさん組み込まれています。キャビン回りでは、ノイズ侵入経路を分析し、防音材を適所に配置したほか、シート表皮にまで吸音効果のある素材を採用しています。ドライブの楽しみは道中の会話も大切な要素。エリシオンなら1列目と3列目間の会話でも問題なく楽しめるでしょう。
↑最上級だけあって、車内の高級感はかなりのもの(左)前後シート間のレッグスペースはゆとりたっぷり(中)シートアレンジも多様に設定され、操作も楽チン(右)
■ついに100万円以下の物件も登場!
さて、そんなエリシオンですが、正直人気のあるモデルとは言えません。そこには価格の問題もあったのでしょう。ホンダの最上級ミニバンだけに、登場時の価格は273万円から。普通に買ったら総額300万円オーバーは間違いありません。そのほかに知名度の問題もあったのでしょうが、あまり人気のある車ではないのです。しかし、裏を返せば“中古車ではおいしい”と。人気がなければ安くなるのは中古車市場の常。いよいよ100万円を切るモデルも登場してきたほどです。現行型のフラッグシップミニバンが100万円以下。そう考えただけでも胸が高鳴りませんか? 走りの良さと快適性を両立したミニバン狙いのみなさん、今ならエリシオンが狙い目ですよ。
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第84回 ホンダ エリシオン(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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