アバルト 500e▲自動車メーカー各社から続々と登場するBEV(電気自動車)。いまや内燃エンジン車と同様に、モデルによって走行性能やデザインなどに特徴が見られ、そのキャラクターも様々。「BEVだから……」という理由だけで選択肢から外したままでは損かもしれません

BEVの現在地を探るとともにエッジの効いた1台を探す!

世界中の自動車メーカーが電動化にかじを切ってから十余年。国産車、輸入車を問わず、多くのBEV(電気自動車)が次々と市販されています。

しかし、BEVの多くは高額で、新しいモノ好きな富裕層向けの高級車という傾向が強いといえます。一方、中古車市場の流通量も毎年微増しています。中古車価格は新車時の定価とは異なり、あくまでも需要と供給のバランスによって成立しており、流通量が増加し始めた結果、より消費者が希望する現実的な価格帯で相場が形成されつつあります。

BEVには、ガソリン車には見られないような圧倒的なパワーや静粛性に加え、次世代のモビリティを意識させる先進的なデザインや、あえて古くて懐かしいガソリン車のデザインをモチーフにしたモデルも登場しています。

そこで今号は“エコ”ではなく、パワーやデザインといった“エゴ”で選ぶというテーマでBEVにフォーカスしてみました。

発展途上にあるBEV市場だからこそ、誰よりも早くエッジが効いたBEV探しを始めてみてはどうでしょう。真の車好きならば、楽しいBEV選びの基準がきっと見つけられるに違いありません。
 

Current Location▲日本では2009年から量産型BEVが販売され、わずか10余年でラインナップが充実してきました。本誌特集では、中古車市場での相場からBEVの現在地を考察します
テスラ モデルS▲BEVの特徴のひとつが加速力(パワー)。テスラ モデルSのように、量産車でも最高出力が1000psを超えるモデルも……。その加速力はエンジン車では味わえない世界といえます

▼検索条件

テスラ モデルS× 全国
コンバートEV▲車好きな方には、クラシックカー独特の佇まいやデザインが気に入っているという方も多いでしょう。そんな旧車のデザインにこだわりたい方に注目してもらいたいのが、コンバートEVです。本特集では、エンジン車をBEVへコンバートする世界も紹介します(取材協力:OZ MOTORS )
アスパーク アウル▲大排気量の多気筒エンジンを搭載するスーパーカーにも劣らないハイパーBEVが続々と登場しています。そんな中、加速性能においてギネス記録を持ち、世界トップクラスの速さを誇るのがアスパークのアウル。大阪から誕生したハイパーBEVを取材しました(取材協力:ASPARK )
文/編集部、写真/阿部昌也、井上誠、デレック槇島、茂呂幸正、イラスト/あべ あつし

カーセンサーEDGE 2024年4月号
電気自動車はパワーか? デザインか? ~BEV × EDGE CAR~

表紙