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「ランボルギーニ・デイ」に見る、好調なランボルギーニにチラつく一抹の不安要素とは? 【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
「ランボルギーニ・デイ」に見る、好調なランボルギーニにチラつく一抹の不安要素とは? 【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
2024/12/17
「ランボルギーニ・デイ」に見る、好調なランボルギーニにチラつく一抹の不安要素とは? 【スーパーカーにまつわる不思議を考える】/旬ネタ
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[description] => スーパーカーという特殊なカテゴリーはビジネスモデルとして非常に面白く、それ故に車好きにとって興味深いエピソードが生まれやすい。しかし、あまりにも価格がスーパーなため、多くの人はそのビジネスのほんの一端しか知ることができない。今回は好調な業績を実現しているランボルギーニのポジションやマーケティングなどについて、「テメラリオ」がお披露目されたランボルギーニ・デイ・ジャパンから考察する。
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<br />
<p>スーパーカーという特殊なカテゴリーはビジネスモデルとして非常に面白く、それ故に車好きにとって興味深いエピソードが生まれやすい。しかし、あまりにも価格がスーパーなため、多くの人はそのビジネスのほんの一端しか知ることができない。今回は幾多の経営難をくぐり抜け、現在は好調な業績を実現しているランボルギーニ。そのポジションやマーケティングなどについて、「テメラリオ」がお披露目されたランボルギーニ・デイ・ジャパンから考察する。<br />
</p>
<h3>意味ある“今売るものがない”からこその一大イベント</h3>
<p>11月29日の国立競技場は130台のランボルギーニによって包囲されていた。そう、ランボルギーニ・デイ・ジャパンがステファン・ヴィンケルマン率いるサンタアガタチームを含むフルメンバーたちによって大々的に開催されたのだ。
<br />
<br />
400GTやエスパーダから、ミウラ、各ジェネレーションのカウンタックなどフルラインナップが集結したのは言うまでもない。パレードランは東京プリンスホテルをスタート地点とし、ステファン・ヴィンケルマンのパレード開始の合図を皮切りに、六本木、表参道、原宿を経てゴール地点である国立競技場へ到着した。そして、そこでは重要なセレモニーが待ち構えていた。<br />
<br />
ニューモデル、テメラリオのアジアパシフィック・プレミアである。テメラリオはランボルギーニの電動化戦略、コル・タウリにおける全モデルの電動化というマイルストーンを完成させる重要な1台だ。ランボルギーニのスポーツカーセグメントにおいてこれからしばらくの間、セールスにおける大きな比率を占める重要なモデルであることは間違いない。これまでのウラカンと異なってパワートレインはサンタアガタ製となり、ランボルギーニの“純血性”をより強調しているのは需要なポイント。ウラカンには至る所にアウディの存在がちらついたが、このテメラリオにおいてはそれが一掃されている。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/03.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ウラカンの後継モデルとなる、4L V8ツインターボを搭載するプラグインハイブリッドのテメラリオ</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/02.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ランボルギーニのチェアマン兼CEOであるステファン・ヴィンケルマン氏</span></div>
<p>実際、ランボルギーニの業績は極めて良好だ。2024年1月から9月までの売上高は昨年同期の2割増しで、十分な営業利益を生み出している。ラグジュアリーブランドが最重視する潤沢なバックオーダーの台数においても文句なしだ。フラッグシップのレヴエルトを発注するユーザーは少なくとも2年以上納車を待つ必要があるし、ウルスSEも来年の生産枠はすでに埋まっているという。<br />
<br />
このセグメントにおいて、市場における飢餓感をあおり、希少性をキープすることは最需要課題であり、これを維持するためにブランドは多大な努力を行う。今回のランボルギーニ・デイをこれだけの大規模で開催するのも、この目的を達成するためである。テメラリオの受注も好調といわれるから、フツウのマーケティング的な考え方では、今売るものがないのになぜ、こんな投資を行うのかという疑問が生ずるであろう。しかし、ラグジュアリー・マーケティングにおいてこの考え方は正しくない。“売るほどあります”というのは最悪のプレゼンテーションなのである。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/04.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲デザイン部門の統括責任者であるミィティア・ボルケルト氏</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/05.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲マーケティング部門のトップであるフェデリコ・フォスキーニ氏</span></div>
<h3>危機を乗り越え受け継がれてきた“純血のDNA”</h3>
<p>1963年に創業したランボルギーニであるが、不幸にもその10年後にはオイルショックがスポーツカー市場を壊滅させてしまった。創始者フェルッチョ・ランボルギーニ、そして彼の右腕であったパオロ・スタンツァーニというランボルギーニDNA生みの親が退出してしまい、ランボルギーニも、もはやという危機的な状況に陥っていた。<br />
<br />
しかし、時々にその志を受け継ぐ者が現れ、その歴史が継承されたからこそ、今のランボルギーニがある。1978年に裁判所管理下におかれたランボルギーニだが、私財を投げうってまで再建に尽くしたのは、ジュリオ・アルフィエーリであった。元ライバルメーカー、マセラティのチーフエンジニアであったにも関わらずだ。続いてミムラン・ファミリー、リー・アイアコッカ率いるクライスラー……。それは創始者が描いたブランドの本質が正統なものであり、高い志の元に生まれたからに他ならない。<br />
<br />
絶好調のランボルギーニであるが、経営方針で揺れるVWグループにおけるその存在価値が急激に高まっている。そういうときこそ、実は危なかったりする。好調なビジネスにはいろいろなヒトやコトが集まってくる。周囲の雑音に左右されることなく、ランボルギーニ純血のDNAを守り続けて、未来へと引き継がれることを切に願うところである。 <br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/06.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲パレードランのスタート地点は東京・芝の東京プリンスホテル</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/7.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲130台のランボルギーニが参加したパレードラン。六本木、表参道、原宿を経て国立競技場へとゴールした</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/08.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲会場内には30台の歴史的モデルと、レヴエルトをはじめとする最新モデルが展示された</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/09.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲イベントにはヴィンケルマン氏をはじめランボルギーニの主要メンバーが参加。日本市場の重要性の証しでもある</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=LG_S011&NINTEI=&CSHOSHO=&ROUTEID=edge"target="_blank">ランボルギーニ ウラカンの中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ランボルギーニ ウラカン× 全国</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&CARC=LG_S017&FMCC=LG_S017_F001"target="_blank">ランボルギーニ ウルスの中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ランボルギーニ ウルス× 全国</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=LG_S007&NINTEI=&CSHOSHO=&ROUTEID=edge"target="_blank">ランボルギーニ カウンタックの中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
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<div class="author2019">文=越湖信一、写真=アウトモビリ・ランボルギーニ</div>
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<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">自動車ジャーナリスト</p>
<p class="writername">越湖信一</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>年間の大半をイタリアで過ごす自動車ジャーナリスト。モデナ、トリノの多くの自動車関係者と深いつながりを持つ。マセラティ・クラブ・オブ・ジャパンの代表を務め、現在は会長職に。著書に「フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ 伝説を生み出すブランディング」「Maserati Complete Guide Ⅱ」などがある。</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
<p><a class="iconLink arrowRight" href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_3210//">この人の記事を読む</a></p>
</div>
</div>
</div>
<!--ライター紹介パーツ終了-->
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/testdrive/category_1699/_68148.html" target="_blank">【試乗】新型 ランボルギーニ レヴエルト|V12エンジン×モーターによって“洗練と野蛮”が同居する新世代のハイパフォーマンスモデル!</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/market/category_1491/_67496.html" target="_blank">スーパーカーとはどんな車? ブームの歴史やメーカーブランド別にモデルを一覧紹介!</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
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<br />
<p>スーパーカーという特殊なカテゴリーはビジネスモデルとして非常に面白く、それ故に車好きにとって興味深いエピソードが生まれやすい。しかし、あまりにも価格がスーパーなため、多くの人はそのビジネスのほんの一端しか知ることができない。今回は幾多の経営難をくぐり抜け、現在は好調な業績を実現しているランボルギーニ。そのポジションやマーケティングなどについて、「テメラリオ」がお披露目されたランボルギーニ・デイ・ジャパンから考察する。<br />
</p>
<h3>意味ある“今売るものがない”からこその一大イベント</h3>
<p>11月29日の国立競技場は130台のランボルギーニによって包囲されていた。そう、ランボルギーニ・デイ・ジャパンがステファン・ヴィンケルマン率いるサンタアガタチームを含むフルメンバーたちによって大々的に開催されたのだ。
<br />
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400GTやエスパーダから、ミウラ、各ジェネレーションのカウンタックなどフルラインナップが集結したのは言うまでもない。パレードランは東京プリンスホテルをスタート地点とし、ステファン・ヴィンケルマンのパレード開始の合図を皮切りに、六本木、表参道、原宿を経てゴール地点である国立競技場へ到着した。そして、そこでは重要なセレモニーが待ち構えていた。<br />
<br />
ニューモデル、テメラリオのアジアパシフィック・プレミアである。テメラリオはランボルギーニの電動化戦略、コル・タウリにおける全モデルの電動化というマイルストーンを完成させる重要な1台だ。ランボルギーニのスポーツカーセグメントにおいてこれからしばらくの間、セールスにおける大きな比率を占める重要なモデルであることは間違いない。これまでのウラカンと異なってパワートレインはサンタアガタ製となり、ランボルギーニの“純血性”をより強調しているのは需要なポイント。ウラカンには至る所にアウディの存在がちらついたが、このテメラリオにおいてはそれが一掃されている。<br />
</p>
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<br />
このセグメントにおいて、市場における飢餓感をあおり、希少性をキープすることは最需要課題であり、これを維持するためにブランドは多大な努力を行う。今回のランボルギーニ・デイをこれだけの大規模で開催するのも、この目的を達成するためである。テメラリオの受注も好調といわれるから、フツウのマーケティング的な考え方では、今売るものがないのになぜ、こんな投資を行うのかという疑問が生ずるであろう。しかし、ラグジュアリー・マーケティングにおいてこの考え方は正しくない。“売るほどあります”というのは最悪のプレゼンテーションなのである。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/04.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲デザイン部門の統括責任者であるミィティア・ボルケルト氏</span></div>
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<p>1963年に創業したランボルギーニであるが、不幸にもその10年後にはオイルショックがスポーツカー市場を壊滅させてしまった。創始者フェルッチョ・ランボルギーニ、そして彼の右腕であったパオロ・スタンツァーニというランボルギーニDNA生みの親が退出してしまい、ランボルギーニも、もはやという危機的な状況に陥っていた。<br />
<br />
しかし、時々にその志を受け継ぐ者が現れ、その歴史が継承されたからこそ、今のランボルギーニがある。1978年に裁判所管理下におかれたランボルギーニだが、私財を投げうってまで再建に尽くしたのは、ジュリオ・アルフィエーリであった。元ライバルメーカー、マセラティのチーフエンジニアであったにも関わらずだ。続いてミムラン・ファミリー、リー・アイアコッカ率いるクライスラー……。それは創始者が描いたブランドの本質が正統なものであり、高い志の元に生まれたからに他ならない。<br />
<br />
絶好調のランボルギーニであるが、経営方針で揺れるVWグループにおけるその存在価値が急激に高まっている。そういうときこそ、実は危なかったりする。好調なビジネスにはいろいろなヒトやコトが集まってくる。周囲の雑音に左右されることなく、ランボルギーニ純血のDNAを守り続けて、未来へと引き継がれることを切に願うところである。 <br />
</p>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ・デイ・ジャパン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68158/09.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲イベントにはヴィンケルマン氏をはじめランボルギーニの主要メンバーが参加。日本市場の重要性の証しでもある</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=LG_S011&NINTEI=&CSHOSHO=&ROUTEID=edge"target="_blank">ランボルギーニ ウラカンの中古車を探す</a></div>
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ランボルギーニ ウラカン× 全国</div>
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<div class="author2019">文=越湖信一、写真=アウトモビリ・ランボルギーニ</div>
<!--ライター紹介パーツ開始-->
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<div class="konokiji_box">
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<div class="konokiji_box_left">
<figure class="konokiji_face"><img alt="越湖信一" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/ekko.jpg" width="200" /></figure>
</div>
<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">自動車ジャーナリスト</p>
<p class="writername">越湖信一</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>年間の大半をイタリアで過ごす自動車ジャーナリスト。モデナ、トリノの多くの自動車関係者と深いつながりを持つ。マセラティ・クラブ・オブ・ジャパンの代表を務め、現在は会長職に。著書に「フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ 伝説を生み出すブランディング」「Maserati Complete Guide Ⅱ」などがある。</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
<p><a class="iconLink arrowRight" href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_3210//">この人の記事を読む</a></p>
</div>
</div>
</div>
<!--ライター紹介パーツ終了-->
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/testdrive/category_1699/_68148.html" target="_blank">【試乗】新型 ランボルギーニ レヴエルト|V12エンジン×モーターによって“洗練と野蛮”が同居する新世代のハイパフォーマンスモデル!</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/market/category_1491/_67496.html" target="_blank">スーパーカーとはどんな車? ブームの歴史やメーカーブランド別にモデルを一覧紹介!</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
</ul>
</div>
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[title] => アルファードやNXなどの人気モデルも対象! トヨタ&レクサス車をアップデートできる「KINTO FACTORY」は、中古車選びを変えるかも!?
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[description] => トヨタが手掛ける「KINTO」。多くの人はKINTOと聞くと、サブスクで車に乗るサービスを思い浮かべるだろう。実は“KINTO”の名前が付くサービスにはもう一つある。それが「KINTO FACTORY」だ。
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<div class="taC w600_img"><img alt="kinto" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/kinto.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲工場出荷時しか選択できないもの、そもそも交換ができなかったものをアップグレードできるようにした新サービスの「KINTO FACTORY」</span></div>
<h3>ディーラーオプションでは対応できない部分をアップグレード</h3>
<p>トヨタが手がける「KINTO」。多くの人はKINTOと聞くと、サブスクで車に乗るサービスを思い浮かべるだろう。実は“KINTO”の名前が付くサービスにはもうひとつある。それが<b>「KINTO FACTORY」</b>だ。<br />
<br />
KINTO FACTORYは「お客様のカーライフに幸せを提供」をコンセプトに2022年1月からスタートしたサービスで、<b>トヨタ・レクサス・GRの車に搭載された「機能」や「装備」をアップグレードできる</b>というものだ。<br />
<br />
例えば、先進運転支援機能。普通なら新車購入時に搭載されたものを手放すまで、さらに言えば廃車になるまで使うことになるが、KINTO FACTORYでは新たな機能を追加できるようになる。<br />
<br />
他にもメーカー純正品でインテリアの仕様を変えたり、ステアリングをウレタンから本革に変更したり、ドレスアップ品を選んだりすることができるのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO" data-credit="KINTO" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph2.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲カタログモデルにはない仕様を選んで特別感を楽しむこともできる(写真はメーターデザインをアップグレードしたもの)</span></div>
<p>これまでもディーラーオプションで車をカスタムしたり仕様向上させることはできたが、比較的簡単に交換できるものに限られていた。<br />
<br />
しかし、<b>KINTO FACTORYのサービスが画期的なのは工場出荷時しか仕様を選べないものを変更できたり、制御プログラムの書き換えで仕様向上させることができる点</b>だろう。<br />
</p>
<h3>人気グレードのホイールを選んだり、スライドドアの開閉スピードを速くしたりできる</h3>
<p>では具体的にはどんなことができるか? 一部、紹介していこう。<br />
<br />
<spam class="under-orange"><b>■30系アルファード/ヴェルファイアにブラインドスポットモニター/リヤクロストラフィックアラートを装着</b></spam><br />
<b>価格:99,000円(税込)</b><br />
<br />
下記の安全装備を、未搭載車に搭載することができる。<br />
<br />
ブラインドスポットモニター:走行時に隣接する車線の最大約60m後方から接近する車両を検知してドアミラー内のLEDインジケーターに表示する<br />
リヤクロストラフィックアラート:バックで駐車場などから出る際に左右から接近する車両をブザーで知らせる<br />
<br />
<spam class="under-orange"><b>■30系アルファード/ヴェルファイアのパワースライドドア速度アップ</b></spam><br />
<b>価格:14,300~19,300円(税込)</b><br />
<br />
パワースライドドアの開閉速度を、制御ソフトウエアの書き換えにより速度アップ。両側対応はもちろん、運転席側のみ、助手席側のみも選択することができる。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10">
<div class="frame-wrapper__video"><iframe allowfullscreen="" frameborder="0" src="https://www.youtube.com/embed/MdQUrfXN4Yo"></iframe></div>
<span class="CP_txt">▲動画の手前(運転席側)が速度アップしたパワースライドドアで、奥(助手席側)が標準のパワースライドドア。開閉速度がかなり違うのがわかるだろう</span></div>
<p><spam class="under-orange"><b>■30系アルファード/ヴェルファイアを両側パワースライドドア化</b></spam><br />
<b>価格:132,000円(税込)</b><br />
<br />
助手席側のみパワースライドドアになっている車について、運転席側もパワースライドドア化。単に電動開閉が可能になるだけでなく、スマートキーを携帯していればワンタッチで施錠&ドアオープンできる機能や、挟み込み防止機能、イージークローザーも備わる。<br />
<br />
<spam class="under-orange"><b>■クラウン(クロスオーバー)のホイールをアップグレード</b></spam><br />
<b>価格:250,690~259,490円(税込)</b><br />
<br />
上級グレードのCROSSOVER RSに標準装備されている「切削光輝+ブラック塗装21インチアルミホイール」や、クラウン専門店「THE CROWN」限定で取り扱っている特別仕様車CROSSOVER RS ザ リミテッド マット メタルが履く「マットブラック塗装アルミホイール」へ変更することができる。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO" data-credit="KINTO" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/crown.jpeg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲上級グレードのアルミホイールを装着可能!</span></div>
<p><spam class="under-orange"><b>■クラウン(クロスオーバー)のメーターデザインをアップグレード</b></spam><br />
<b>価格:9,900円(税込)</b><br />
<br />
標準装備のメーターデザインであるカジュアル・スマート・タフ・スポーティに加え、レトロ感を楽しめる「クラシックギア」、シンプルな高級感を追求した「メタリック」を追加表示できるようソフトウエアをアップグレード。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph4.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイのデフォルト4デザインに加え、トヨタアップグレードセレクション限定の2デザインを追加できる</span></div>
<p><spam class="under-orange"><b>■クラウン(クロスオーバー)の内装をアップグレード</b></spam><br />
<b>価格:59,400円(税込)</b><br />
<br />
クラウン(クロスオーバー)のインテリアは艶なし塗装の素材が使われているが、それをクラウン(スポーツ)で人気のある艶のあるダークグレーメタル素材に変更できる。変更箇所はシフトパネル・ドアスイッチベース・カップホルダー・インサイドドアハンドル・コンソールエンドになる。<br />
<br />
<spam class="under-orange"><b>■RAV4のヘッドランプデザインをアップグレード</b></spam><br />
<b>価格:148,500円(税込)</b><br />
<br />
2021年の一部改良時に採用された、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車のバイビームLEDヘッドランプにアップグレードできる。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="RAV4" data-credit="トヨタ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/rav4.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲2021年の一部改良前のヘッドランプはこちら。これを……</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="RAV4" data-credit="トヨタ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph5.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲このような、最新のものと同じものに交換することができる</span></div>
<p><spam class="under-orange"><b>■NXのイルミネーションアップグレード</b></spam><br />
<b>価格:66,000円(税込)</b><br />
<br />
レクサス NXは好みの色で車内をムーディーに照らす間接照明(イルミネーション)が用意される。2024年2月の一部改良でイルミネーションに使われるLEDが変更され明るさが増したが、一部改良前のモデルで最新モデルと同等(従来比の3倍)の明るさにアップグレードできる。発売と同時にオーダーが殺到したという、人気メニューだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO" data-credit="KINTO" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph7.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲発売と同時に施工依頼が殺到したため一時受付を停止していたが、現在は再開している</span></div>
<p><spam class="under-orange"><b>■ISのパフォーマンスアップグレード</b></spam><br />
<b>価格:132,000円(税込)</b><br />
<br />
スポーツセダンのレクサス ISのパフォーマンスを高めるアップグレード。フロントとリアのバンパーリンフォース、フロントとリアのサスペンションメンバー、フロントのスタビリンクを締結しているボルトをタフフランジタイプへ交換して締結剛性を高め、ステアリングを操作する際の応答性と安定性の向上を実現する。 一部のボルトは締結時にタイヤを地面につけた状態で行う「1G締め」が取り入れられる。アップグレードにはレクサスのメーカー保証が付き、施工したオーナーには特別なプレートが発行される。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph8.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲奥が標準のボルトで、手前がパフォーマンスアップグレードで使用されるボルト。施工前後での違いは一目瞭然だという</span></div>
<p><spam class="under-orange"><b>■レクサス車のシートベルトをカラー化</b></spam><br />
<br />
運転席と助手席のシートベルトをカラー化できるプラン。用意される色はアイボリー、フレアレッド、ターコイズブルーなど全8色。2025年初旬から中旬頃にRX/RZからスタートし、順次他の車種にも展開される予定だ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO" data-credit="KINTO" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph1.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲レクサス車のシートベルトを全8色から自由に選ぶことができる</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO" data-credit="KINTO" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph6.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲カラーシートベルトはスポーティでラグジュアリーなモデルに似合う</span></div>
<h3>中古車選びの常識が変わる可能性もある!</h3>
<p>上で紹介した内容以外にも、ウレタンステアリングから本革ステアリングへの交換、ホイールキャップ交換、後付けで1500Wのアクセサリーコンセントやハンズフリーパワーバックドアの設置、インテリアカラーのアップグレードなど、車種により様々なメニューが用意されている。<br />
<br />
どの車にどんなメニューが用意されているか、自分の車が対応しているかはKINTO FACTORYのWEBサイトで確認が可能だ。<br />
</p>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://factory.kinto-jp.com/" target="_blank">KINTO FACTORYのサイトはこちら ※外部サイトに遷移します</a></li>
</ul>
<p>これらのサービスは中古車探しの考え方を根底から変えるかもしれない。<br />
<br />
というのも、新車と違って中古車は工場で製造する際に装着する装備や機能は後付けできないのが常識。<br />
<br />
例えば、先代・30系アルファードの「両側パワースライドドア」という条件で中古車を探すとしよう。その場合、「片側パワースライドドア」の物件は、他の条件が良かったとしても外さざるを得ない。<br />
<br />
しかし、KINTO FACTORYで両側パワースライドドア化できるのなら、必ずしも両側パワースライドドア装備物件を探さなくても良くなる。<b>後から付ければいいのだから。</b><br />
<br />
さらに、車は長く乗り続けると本革ステアリングや本革シートが擦れてしまったり、新しい先進運転支援機能が登場したりするもの。気に入った車なのでこれからも乗り続けたいが、機能が古くなったり装備が傷んだために買い替えを検討するということもあった。<br />
<br />
KINTO FACTORYのアップグレードに対応しているものなら、こういった悩みも解決。<b>お気に入りの車に長く乗り続けることも可能</b>になりそうだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="プリウス" data-credit="トヨタ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/ph9.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲アップグレードサービスは現行モデルだけでなく先代プリウス、先代アルファード/ヴェルファイア、先代クラウンなどにも展開されている</span></div>
<p>これらのアップグレードは車側が対応している必要があり、アップグレードできる内容も車種により異なる。2024年11月時点では、<b>トヨタ車が22車種、レクサス車が11車種、GR車が3車種</b>対応している。<br />
<br />
今後、対応車種やアップグレード内容のバリエーションが増えれば、ますます中古車の選び方に影響を与えるはずだ。<br />
<br />
KINTO FACTORYのアップグレードサービスに対応した拠点は、2024年11月時点で18都道府県に24店舗。KINTOの担当者によると、取り扱い販売店は順次拡大していくという。また、現在住んでいる県内に取り扱い販売店がなくても、他県への持ち込みで施工可能だ。<br />
<br />
トヨタ車、レクサス車、GR車に乗っている人は、自分の車がKINTO FACTORYのアップグレードサービスに対応しているか、自分の車にはどんなアップグレードができるのかをWEBサイトでチェックしてみてほしい。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="KINTO FACTORY" data-credit="KINTO" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68132/kintologo.jpg" width="600" /></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&BRDC=TO*LE" target="_blank">カーセンサーでトヨタ&レクサスの中古車を探してみる</a></div>
</div>
<p>※記事内の情報は2024年11月22日時点のものです。<br />
</p>
<div class="author2019">文/高橋満 写真/KINTO FACTORY、トヨタ</div>
<p><!--ライター紹介パーツ開始--></p>
<div class="taC w600_img mB10">
<div class="konokiji_box">
<div class="konokiji_box_top">
<div class="konokiji_box_left">
<figure class="konokiji_face"><img alt="高橋満(たかはしみつる)" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_64173/_no_name.jpg" width="200" /></figure>
</div>
<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">自動車ライター</p>
<p class="writername">高橋満(BRIDGE MAN)</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESELとスズキ ジムニー</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
<p><a class="iconLink arrowRight" href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_2936/">この人の記事を読む</a></p>
</div>
</div>
</div>
<!--ライター紹介パーツ終了-->
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://factory.kinto-jp.com/" target="_blank">KINTO FACTORYのサイトはこちら ※外部サイトに遷移します</a></li>
</ul>
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[title] => 生誕40周年を迎えた「フェラーリ テスタロッサ」の革新と成功の理由とは? 【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
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[description] => スーパーカーという特殊なカテゴリーはビジネスモデルとして非常に面白く、それ故に車好きにとって興味深いエピソードが生まれやすい。しかし、あまりにも価格がスーパーなため、多くの人はそのビジネスのほんの一端しか知ることができない。今回は1970年代からのスーパーカーの危機的状況を救ったヒットモデル「フェラーリ テスタロッサ」の生い立ちを探る。
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<div class="taC w600_img"><img alt="フェラーリ テスタロッサ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68213/01.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲1984年に発表された、V12エンジンを搭載するフェラーリのミッドシップスーパーカー「テスタロッサ」。スーパーカー界に“ラグジュアリーでモダンなGT”という現代に通ずるキャラクターを築いたヒットモデルである</span></div>
<p>スーパーカーという特殊なカテゴリーはビジネスモデルとして非常に面白く、それ故に車好きにとって興味深いエピソードが生まれやすい。しかし、あまりにも価格がスーパーなため、多くの人はそのビジネスのほんの一端しか知ることができない。今回は1970年代からのスーパーカーの危機的状況を救ったヒットモデル「フェラーリ テスタロッサ」の生い立ちを探る。<br />
</p>
<h3>危機的状況のスーパーカー界を救った“享楽主義の象徴”</h3>
<p>フェラーリ テスタロッサは2024年、生誕40周年を迎え、多くの人々によってその本質に関する様々な分析が行われた。<br />
<br />
「テスタロッサの成功は予想以上のものでした。ピニンファリーナで生産されたテスタロッサの生産台数は予想の2倍以上だったのです。テスタロッサは、1970年代の閉塞感を捨て去りたいという願いをカタチにしたもので、1980年代の享楽主義の象徴たる存在でした。そして、その自然な進化が、数年後のハイパーカーであり、フェラーリ F40を誕生させたのです」と、コメントを寄せてくれたロレンツォ・ラマチョッティ。<br />
<br />
ロレンツォ・ラマチョッティは、レオナルド・フィオラヴァンティとともにピニンファリーナ・スタディ&リサーチ・センターのオペレーション・マネージャーとして、テスタロッサ・プロジェクト全体をフォローした人物であり、テスタロッサを皮切りにエンツォの時代まで通ずるピニンファリーナ黄金時代を築いた張本人でもある。<br />
<br />
ちょっと大げさすぎるのでは? と彼のコメントに違和感を持つ方もいるかもしれないが、それほどに1970年代のスーパーカー界は打ちひしがれていた。その大きな原因は言うまでもなくオイルショックの到来であった。ガソリンが手に入らないのだから、走ることに特化したスポーツカーの存在意義はなくなってしまう。さらに、北米から始まった環境問題への取り組みからスポーツカーは大幅なパワーダウンという洗礼までも受けることとなった。日本でも昭和48年、昭和50年と排ガス規制が強化されていったのは言うまでもない。<br />
<br />
スーパーカーブランドの中で最もブランディングを明確にし、販売網を全世界に確立していたフェラーリですら、1970年代初頭はとんでもない状況にあった。メインの北米マーケットに365GT4BB、512BBは導入されず、ディーノ308GT4、12気筒では400系のみの販売という寂しさであった。マラネッロでは雇用確保のためにラインにはフェラーリ以外のモデル、はたまた”車でないもの”までが流れていた危機的状況であった。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ロレンツォ・ラマチョッティ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68213/08.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲当時、ピニンファリーナ・スタディ&リサーチ・センターのオペレーション・マネージャーだったロレンツォ・ラマチョッティ</span></div>
<h3>ラグジュアリーなライフスタイルに必須な憧れの1台</h3>
<p>そんな状況の中でこれまでとは全く異なる文脈で作られたのが、テスタロッサだ。車名こそフェラーリのヘリテージ由来であるが、そのテーマとスタイリングはフェラーリのコンペティションマシンとはまったく異なったものであった。<br />
<br />
「ボディスタイリングは2つの塊から構成されています。キャビンを含む前部は幅が狭く丸みを帯び、後部は幅が広くダイナミックに広がっています。この2つの塊が交差することで、力強いラインが生まれ、サイドが今までにない立体感を醸し出すのです」とラマチョッティは説明する。<br />
<br />
つまり、リアが優雅な曲線により大きく張り出すというこれまでのロードカーで見られなかったユニークなスタイリングが完成したワケだ。そしてフロントグリルからサイドのインテーク、リアグリルまでが一体化しているというミニマルな印象も作り上げている。テスタロッサはスーパーカー界に“ラグジュアリーでモダンなGT”という現代に通ずるキャラクターを築き、新しい価値観を提案したのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ テスタロッサ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68213/03.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲デザインはピニンファリーナが担当。サイドのデザインはラジエター冷却用のサイドスリットが特徴的</span></div>
<p>パリにおけるプレビューが、シャンゼリゼ通りにあるナイトクラブ『リド』にてダンサーたちとともにアンベールされたという演出もユニークであったし、人気TVシリーズ『マイアミ・バイス』で主人公ソニー・クロケットがステアリングを握るシーンも印象的だ。多くのセレブリティたちが所有し、ラグジュアリーなライフスタイルに必須なモデルとして憧れの1台となり、この流れが前述のようにF40へと続いていった。<br />
<br />
512BBの後継であることをみじんも感じさせないようなスタイリングの大変身と比較して、エンジニアリングリング的な基本構造はほぼ512BBそのままであった。フロントからサイドへと移動させたエンジンラジエターを別として。まさに、フェラーリらしいエンジニアリングにおける保守性の表れでもあった。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ テスタロッサ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68213/04.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲登場当初は運転席側のAピラーだけに装着されていたドアミラーが、1986年の改良で左右に備わっている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ テスタロッサ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68213/05.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲テスタロッサは1950年代のレーシングカー「500 テスタロッサ」などをルーツとする由緒ある車名</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ テスタロッサ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68213/06.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲テスタロッサのインテリア</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ テスタロッサ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_68213/07.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲180度バンクのV12エンジンは512BBに搭載されたものの進化版となる</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=FE_S001&NINTEI=&CSHOSHO=&ROUTEID=edge" target="_blank">フェラーリ テスタロッサの中古車を探す</a></div>
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フェラーリ テスタロッサ × 全国</div>
<div class="author2019">文=越湖信一、写真=フェラーリ、Pininfarina</div>
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<figure class="konokiji_face"><img alt="越湖信一" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/ekko.jpg" width="200" /></figure>
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<p class="katagaki">自動車ジャーナリスト</p>
<p class="writername">越湖信一</p>
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<p>年間の大半をイタリアで過ごす自動車ジャーナリスト。モデナ、トリノの多くの自動車関係者と深いつながりを持つ。マセラティ・クラブ・オブ・ジャパンの代表を務め、現在は会長職に。著書に「フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ 伝説を生み出すブランディング」「Maserati Complete Guide Ⅱ」などがある。</p>
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<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/shashu/bFE/index.html?ROUTEID=edge" target="_blank">フェラーリの中古車を見る</a></li>
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