まさにSF! 近未来の技術を投入した「e-Bee」が日本で初公開
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2013/07/11
世界中の自動車メーカーに自動車の部品を提供しているビステオンが、コンセプトカー「e-Bee」を日本で初公開。日産 リーフをカスタマイズした車で、短期レンタルやカーシェアリングされることを前提として開発された。先だって上海モータショーやラスベガスの2013CESショーでも公開され、各自動車メーカーにも高評だった車だ。
残念ながら、e-Beeはビステオンの技術を紹介するために作られた車なので発売の予定はない。しかし、この車に導入された技術は各自動車メーカーに提供され、近い将来、市販の車両にも採用されるという。そんな“ちょっと未来の自動車の姿”を紹介しよう。
「2020年の乗用車のあり方を提案する」 e-Beeの近未来的な技術
運転席はドライバーの使いやすさを優先。左は空調・音響、真ん中はルート案内、右はメールやSNSの操作といった具合に、ドライバーが混乱しないよう各機能ごとにディプレイは独立している
最大の特徴はクラウドの技術を利用していること。各ドライバーの乗車設定をクラウド上に保存し、そのデータを車が受信。保存された設定にしたがい運転席のパネル位置やディスプレイのアイコンなど車内環境を独自にカスタマイズする
前席の背面。運転席まわりだけでなく、各部のライティングや室温などもクラウドに登録したセッティングに変更できる。しかも、乗車時間を指定しておけば乗車前に空調を効かせ適切な温度に調整してくれる
センタークラスターやダッシュボードを取り除きインパネを大幅に簡略化。緑のライトが美しいのは「メターHMI」というディスプレイ。バッテリー残量など車両の情報を表示する
車内の様々な箇所に取り付けられるe-Beeの付属アクセサリー。スマートフォンのアプリのように自分の使いたいものを選べる。写真は左からアイフォン充電機、オーディオ、カメラのアクセサリーだ
写真は後部座席。各ヘッドレストには「パーソナル・オーディオ・システム」が内蔵されており、乗員それぞれが好きな音楽を聴くことが可能。頭上にノイズキャンセラーが付いているので、別々の曲を聴いてもうるさくないという