ハイブリッドカーは非所有者でも73%が「関心がある」
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2013/05/31
初代プリウスがデビューした1997年当時は「夢の車が登場した!」という雰囲気だったが、現在ではハイブリッドカーは「ごく普通に選ばれる車」になっている。2012年国内新車販売ランキングでもハイブリッドカー比率は19.7%に達した(2011年は12.9%)(自動車販売業界調べ)。
「保険の窓口インズウェブ」は2013年3月1日~4月9日の間、同サイトの利用者4797人に「ハイブリッドカーの関心度・満足度調査」を実施。ハイブリッドカー所有者の78%が乗っているハイブリッドカーに満足しているという結果になったという。逆に不満を感じている人はわずか8%だった。調査では「満足の理由」と「不満の理由」を購入前のイメージと購入後の感想で比較。すると「燃費がよい」のはもちろんのこと、「音が静か」や「安定感がある」など、ハイブリッドカーならではの走りの特性が評価されていることがわかった。
一方でハイブリッドカーには同クラスのガソリン乗用車よりも価格が高いという要素もある。装備が異なるので単純比較はできないが、ホンダフィットだとガソリン車の13Gとハイブリッドのベースグレードでは36万円の価格差がある。ところがこのアンケートでは不満の理由で「価格が高い」という項目が購入後に大きく減少している。高いだけの価値があることをハイブリッドカーオーナーは乗って実感している証だ。
この調査ではハイブリッドカー非所有者にもアンケートを実施。すると73%が「関心がある」という結果になった。さらに「関心がある」と答えた人のうち「購入金額と維持費の合計で割安なら検討」「購入金額が合えば検討」という人が43%に達している。
そこで注目なのが、ハイブリッドカーを中古車で買うという選択。たとえばプリウスは1.8Sの新車価格が232万円(北海道地区235.36万円)だが、中古車なら150万円以下でも見つけることが可能だ。プリウスと人気を二分するアクアもデビューから1年半が経過し、中古車流通台数が増えている。またホンダ勢も、インサイトは100万円以下、フィットハイブリッドは130万円以下からでも探すことができる。
「購入金額と維持費の合計で割安なら検討したい」「購入金額が合えば検討したい」と思っている人は、新車に比べて割安感のある中古ハイブリッドカーも視野に入れてみるのはいかがだろう?