三菱自動車×増岡浩のほか、モンスター田嶋もEVで参戦
伝統のヒルクライムレースで日本のEV技術が世界の頂点を目指す!

i-MiEV Evolution|日刊カーセンサー
モンスタースポーツ E-RUNNER パイクスピークスペシャル|日刊カーセンサー

三菱自動車が7月8日にアメリカ・コロラド州で行われるパイクスピーク・ヒルクライムへの参戦体制詳細および車両発表を行いました。三菱自動車はレース専用車両の「i-MiEV Evolution(アイ・ミーブ エボリューション)」と「Mitsubishi i(日本名i-MiEV)」の2台で同イベントに参戦します。ドライバーは「i-MiEV Evolution」にパリ・ダカールラリーで活躍した三菱自動車ワークスドライバーの増岡浩選手、「Mitsubishi i」にアメリカ人女性ドライバーのベッキー・ゴードン選手を起用します。

チーム監督も兼務しての参戦となる増岡選手は「走行条件が厳しいパイクスピークにおいて、電気自動車の力強い走りを披露し、世界の方々に電気自動車の環境性能だけでなく、走行性能の高さも伝えたいと思います」とコメント。「i-MiEV Evolution」はレース専用に開発され、4輪駆動でフロントに1基、リヤに2基のモーターを搭載し、最高出力は240kW(=約240馬力)を発生。三菱自動車としては3年ぶりとなるモータースポーツ参戦ということもあり世界中から注目が集まっています。

また、今年のパイクスピーク・ヒルクライムには、昨年の総合優勝者であるモンスター田嶋選手もTEAM APEVからオリジナルマシン「モンスタースポーツ E-RUNNER パイクスピークスペシャル」で参戦します。田嶋選手はこれまでガソリン車で同大会を6連覇しており、今年はEVで大会連覇&自身が持つ世界記録更新を狙います。

パイクスピーク・ヒルクライムはアメリカ・コロラド州、ロッキー山脈にあるパイクスピーク山を舞台に行われる自動車競技です。標高約 4300mの頂上を目指し、標高差1500mある約20kmのコースを一気に駆け上がり、そのタイムを競います。今年は日本のトップドライバーや自動車メーカーが、世界中のライバルを相手に最先端のEV技術を争う場になることが予想されます。日本の技術が世界の大舞台でどのような結果を出すのか、7月8日のレース本番が楽しみです。

三菱自動車パイクスピークチャレンジホームページ
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/discoveries/ppihc/index.html

Team APEV with Monster Sport
http://www.apev.jp/teamapev/index.html

Text/カーセンサー編集部