東京モーターショー2009|日刊カーセンサー

世界初のEV量産メーカーに宣伝大使のRAIN(ピ)も駆けつけた

CT&T City EV|日刊カーセンサー
CT&T C ZONE|日刊カーセンサー CT&T RAIN(ピ)|日刊カーセンサー

価格を抑えた、都市専用コンパクトEV(電気自動車)、e-ZONEを中心にブースを展開するCT&T。e-zoneは、全長2570×全幅1440×全高1560mmのコンパクトな2シーターEVだ。最高時速は70km/h、1回の充電で最高120kmの走行距離が可能という。

プレスブリーフィングに登場した代表取締役のイ・ヨンギ氏は、洒落たスーツで身を固めるわけでもなく作業着で壇上に立つ。自分に厳しく、実直そうな好人物。見た目通りの熱い口調でCT&Tの存在意義を語った。
「GM、三菱などメジャーなメーカーが目指す、ガソリンエンジンと同じスピードで走るEVではなく、我々は低価格の都市専用EVで勝負、セカンドカー市場を狙っている」
会場に並んだe-ZONEは、ファミリーユースの一般お買いもの用はもちろん、パトカー仕様、郵便配達仕様など様々なタイプが用意されていた。近距離移動に最適なEVを具体的にイメージさせるディスプレイだ。イ社長の意気込みは続く。
「本日、米・カナダ・台湾・中国で38,000台の受注をいただきました。CT&Tのみならず、EVにとっても本日はエポックメイキングな日である」。また、「我々はこの数年間、世界で唯一の量産EVメーカーとなるだろう」とも続けた。
e-ZONEの販売価格は10,000ドル(1ドル100円とすると100万円)、維持費は月1,000円という。日本においては、太陽光発電メーカーやマンションデベロッパーなど幅広い事業展開のガイアモータースとタッグを組んで、充電インフラの整備と併せて拡販していくようだ。
最後にCT&Tの宣伝大使、歌手のRAIN(ピ)が登場(写真右下)。「世界初の量産EV自動車メーカーが韓国であること、これほど誇らしいことはない」と熱く挨拶。ブースは黄色い嬌声に包まれた。