ウインドウのばっちり撥水コーティング【しっかりメンテ編】
カテゴリー: カーライフ
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2013/07/08
フロントウインドウの油膜などは事前にしっかり落としておく。気温が極端に低い場合にはドライヤーなどで温めてから作業すると効率が良い
円状に塗るとムラの原因になってしまうため、直線的に一方向に塗っていく。できるだけムラなく、塗り残しがないよう隅々まで塗り広げるのがポイント
撥水剤がよく乾いてから拭き取るのがコツ。乾く前に拭いてしまうとムラの原因になる(製品によっては完全に乾燥する前に拭き取るものもあり)
油膜やウロコ状のシミをしっかり落としたうえで丁寧に撥水コーティングを施すと、同じ撥水剤でも撥水効果や耐久性が見違える
ガラス面の右側が未施工、左側がコーティング済。コーティング済の窓は、しっかり撥水されて水滴がこぼれ落ちている
フロントウインドウを車内から見たところ(左側が未施工、右側がコーティング済)。右側は水滴の乱反射が抑えられてクリアな視界に
ほんのひと手間で撥水性と耐久性がグレードアップ
撥水コーティングなんて塗るだけでしょ? 簡単スピーディに済ますなら確かにそれでOK。だけどワンランク上の撥水性能とコーティングの耐久性を求めるなら、もうひと手間が効いてくるのです! いつもの撥水コーティング剤のポテンシャルを最大限に引き出すテクニックを紹介しましょう。
撥水剤を塗る前にフロントウインドウの汚れをしっかり落とし油膜を取り除いてあることが大前提。ガラス表面が水滴ができにくい“親水状態”になっていることで、撥水剤をムラなく塗ることができ、定着が良くなります。
フッ素系とシリコン系で微妙な違い
さて、下地処理が済んだガラスに撥水コーティングを施します。でも焦ってはいけません。まずはガラス表面の状態を確認します。よく乾いていること、適温であることがコーティングする際の条件。冬などの寒い日には、撥水剤の乾燥に時間がかかってしまうので、前もってドライヤーなどでガラス表面を温めておくと良いでしょう。
ガラス表面のコンディションが整ったら、いよいよ撥水剤を塗っていきます。円を描くように塗ると重なる部分だけ濃くなってしまうので、直線的に、できるだけムラなく塗るのがポイントです。塗り残しの無いように丁寧に塗り広げましょう。撥水剤を塗り終えたら表面が白くなるまでよく乾燥させます。半乾きのうちに拭き取ってしまうとムラの原因になりますので注意してください! しっかりと乾ききったところで清潔なクロスで拭き取っていきます。
撥水剤は成分によって耐久性を重視するフッ素系と、撥水性や作業性、コスト重視のシリコン系などの種類があります。フッ素系は乾いたクロスで、シリコン系は濡らしたクロスで拭き上げるよう指示される場合が多いようです。製品によって作業手順が異なる場合がありますので、使用前によく確認しましょう。
オーソドックスな塗り込みタイプのメリット
これで作業完了! と言いたいところですが、もうワンステップ。撥水剤を拭き取った後、12時間程度は水に濡らさないようにして、定着を促すのがポイントです。これで完璧! ブワッと一気に水滴が流れ落ちる強力な撥水性能が体感できるはずですよ!
最近は、施工後すぐに雨に濡らしてもOK、という手軽&スピーディな製品も出ていますが、高い撥水性や耐久性を重視するなら、やはり塗り込みタイプが良いでしょう。丁寧に作業するほど効果的ですし長持ちもしますので、作業頻度を減らすことができますよ!
今回は「ソフト99 超ガラコ」を使用しました。他にも「レインX スーパーレイン・X THE BIG」や「プロスタッフ ジェットビ 超撥水コート」などがオススメです。