ネンドクリーナーで鉄粉を除去 【しっかりボディメンテ編】
カテゴリー: カーライフ
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2013/04/08
セロハン越しに塗装面を撫でると、素手ではわかりにくい微細な鉄粉の有無をチェックできる
使用する前に、厚さ1cmくらいの円盤状、手の平サイズに形を整える。ボディーに当てる面をなるべく平滑にするのもポイント
水を掛けながらネンドを滑らせる感覚で。力はほとんど入れないのがポイント
ネンド表面に見える茶色い汚れが鉄粉やタール。ボディを傷つけないように、汚れた面は内側に練り込み新しい面で作業を繰り返す
塗装表面には目に見えない鉄粉がビッシリ!
ネンドクリーナー、お使いでしょうか? 洗車フリークにとっては必須アイテムですが、一般的にはあまりなじみがないかもしれません。ネンドクリーナーとは、シャンプー後の塗装表面に残った鉄粉などの汚れを、粘土の“吸着して取り込む”性質を利用してクリーンナップする道具。鉄粉除去を目的として使われることが多いですが、虫の死骸やステッカーの糊、タールなどのガンコな汚れを落とすのにも有効です。使うと使わないとで、この後に行うワックスorコーティング掛けの効果がまるっきり違ってきます!
まずは塗装面の状態をチェック。一見キレイに見えても、クリーニングしていない塗装面にはしっかり鉄粉が付いています。素手で塗装面を触ってもわかりにくいのですが、タバコやお菓子の包み紙に使われているセロハンを指に巻いてボディを撫でると…アラ不思議! ザラザラ具合がよく分かります。
撫でるだけでガンコな汚れをクリア
使用する前に、まず形を整えます。厚さ1cmくらいの円盤、手の平に乗るサイズにするのが理想。表面をなるべく平滑にするのもポイントです。気温が低い場合にはネンドが硬くなっているので、お湯で温めてから使うようにしましょう。
ネンドクリーナーを使うときは、「ボディが濡れた状態」がセオリーです。ホースで水を掛けながら、塗装面を優しく撫でるようにネンドを滑らせていきます。ゴシゴシこする必要はありません。撫でるだけで充分に汚れを吸着してくれます。
ある程度の面積を掛け終えたら、ネンドの表面をチェックしてみましょう。茶色い汚れが確認できるはずです。実はコレがブレーキダストなどの鉄粉やタール。どうです? 思った以上に汚れているでしょ? ネンドが汚れたまま使うと塗装面をかえって傷付けてしまいますので、汚れた面を内側に練り込み、新しい面を出してから再び使うようにします。
ボンネットやルーフは念入りに
ボンネットやフロントグリル、フェンダーまわりなどは特に鉄粉が付きやすいので、念入りに掛けるようにしましょう。また線路や高架下の駐車場に止めている車はルーフにも汚れが積もっています。
たったコレだけで鉄粉などのガンコ汚れを除去できちゃいます。ポイントはネンドの表面を平滑に、常にキレイな面を出して使うこと、水を掛けながら行うこと、そして力を入れずに撫でることです。
今回使用したのはシュアラスターの「ネンドクリーナー」レギュラータイプ。既にコーティングしてある車には、研磨剤フリーの「ソフトタイプ」を使いましょう。「ホルツ ダートクリーナーミニ」や「プロスタッフ 鉄粉ツルピカキット」、「ソフト99 ねんど状クリーナー ミニ」などの製品もオススメです!
【取材協力/シュアラスター】