万が一の際には、「ドライブレコーダーを用意していてよかった」と思うケースもあるのでは? 最近はスマホをドライブレコーダーとして活用できるアプリもいくつか登場し、よりお手軽になっています。今回はその中から「DriveMate Rec」を取り上げます。iOS版のみで、600円でダウンロードできます(原稿執筆時点では期間限定セールとして170円)。

まずiPhoneを車載ホルダーにセット。アプリを立ち上げると【図1】のようにメニューが並んでいます。「Drive Recorder」をタップすると【図2】のように、リアルタイムの画像がiPhoneに流れますが、この時点では録画はされていません。ただし万が一の事故などの際には、事故の前後10秒間を自動的に動画で記録してくれます。

録画された動画はメニューにある「Viewer」で見ることができるほか、iPhoneのカメラロールに出力したり、YouTubeに投稿することもできます。

「Video Recorder」は走行シーンを録画する機能で、最大120分間の録画が可能です。ただ風景が記録されるだけでなく、車の位置や速度、加速度なども一緒に記録されます。こちらも後で「Viewer」で見ることができ、カメラロールへの出力やYouTubeへの投稿が可能です。

また「Time Trial」機能を使えば、例えば自宅から会社まで、どのルートが一番スムーズなのかを調べることもできます。走行したルートをマップ上で確認できるのはもちろん、その際にかかった時間や距離、平均速度などを記録してくれるので、他のルートを走行した際の記録と比べることができるのです(【図3】)。

また以前の走行記録を「対戦相手」として選んで、その記録との距離や時間の差をリアルタイムで表示できるという、ゲーム的な使い方もできます。

これだけ多機能なアプリですので通常は600円ですが、現在、期間限定セールで170円と魅力的です。なお、電池の消耗が激しいので使用時には電源につないだり、iPhoneのバックライトの明るさを抑えておくことをオススメします。

Text/籠島康弘

「DriveMate Rec」。iOS版のみで600円(期間限定セールで170円)。条件/iOS4.3以上。詳細はiTunesで確認を

「DriveMate Rec」。iOS版のみで600円(期間限定セールで170円)。条件/iOS4.3以上。詳細はiTunesで確認を

【図1】起動時の画面。初めてアプリを立ち上げた際は、最初に「Help」が自動的に開いて、使い方をレクチャーしてくれる

【図1】起動時の画面。初めてアプリを立ち上げた際は、最初に「Help」が自動的に開いて、使い方をレクチャーしてくれる

【図2】「Drive Recorder」。リアルタイムに風景と速度などを表示。急ブレーキなどで強烈なGがかかった時だけ動画を記録する

【図2】「Drive Recorder」。リアルタイムに風景と速度などを表示。急ブレーキなどで強烈なGがかかった時だけ動画を記録する

【図3】「Time Trial 」で記録したデータ。上に走行したルート、下に走行時間や距離、平均速度などが記載される

【図3】「Time Trial 」で記録したデータ。上に走行したルート、下に走行時間や距離、平均速度などが記載される

【図4】「Setting」で各機能の設定ができる。「Drive Recorder」では録画するGの条件、「Time Trial」では地点の登録などが可能だ

【図4】「Setting」で各機能の設定ができる。「Drive Recorder」では録画するGの条件設定、「Time Trial」では地点の登録などが可能だ