新世代の“ARナビゲーション”で実走行(カロッツェリア:サイバーナビAVIC-VH99HUD)
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2012/07/31
新世代の“ARナビゲーション”で実走行(カロッツェリア:サイバーナビAVIC-VH99HUD)
一般道ではルート上の渋滞がヘッドアップディスプレイに表示されない、そのワケ
サイバーナビのTVコマーシャル見ました? CGをガンガン使った映像がクールな印象なのですが、実際に使ってみると目新しさよりも、むしろ実用性に感心させられます。
世界初となるレーザーを使ったヘッドアップディスプレイは、日中でも表示がクッキリ、ハッキリしています。従来の液晶を使ったタイプだと、どうしても光源となるバックライトまで映り込んで、オブラートを1枚被せたような感じだったのですが、それとは明らかに違います。
案内に従って走ると、ヘッドアップディスプレイと音声案内だけでスイスイ。こうなるとコンソールのモニターをいちいち見るのが野暮ったいですね。専門的なことを言うと「視線移動が大きすぎる」感じです。
ん? と思ったのは、高速道路では、ルート中に渋滞区間があると赤く表示されるのですが、一般道ではルート案内の表示が常にグリーンで、渋滞があっても赤くなりません。
一般道では赤い渋滞表示が信号機に重なると赤信号が見にくくなりかねないので、あえて渋滞表示を見送っているようです。ちなみに赤信号を認識すると、ヘッドアップディスプレイに赤く「S」の記号が点灯します。かなり安全志向になっていますね。
ヘッドアップディスプレイに劣らず効果音のワザありに感心しました
ヘッドアップディスプレイの表示以外に注目すると、効果音の使い方が印象的です。例えば、高速道路を走行中、仮によそ見や居眠り運転などで車線をまたいでしまったような場合、レーンが紫に表示されると同時に効果音でドライバーに注意を促します。さらには、道路脇に立つ速度標識を見つけると、制限速度のアイコンが表示されると同時に、こちらも「ポーン!」と音で知らせてくれます。その音色はドライバーを叱るようなトーンでも、緊張感を与えるようなトーンでもなく、スマートに諭すようなトーン。実は効果音一つ一つもじっくりチューニングしているのだとか。
サイバーナビは最先端なARカーナビとしての存在に心を奪われてしまいますが、その実態は、実用性重視の設計思想がうかがえます。とても地に足が着いている印象です。日常使いにもロングドライブにも活用したいと強く思いましたよ!
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*価格は2012年8月2日時点のものです
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