妥協のない開発姿勢に脱帽! アルパイン・プラズマクラスター内蔵リアビジョン[前編]
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2012/06/12
妥協のない開発姿勢に脱帽! アルパイン・プラズマクラスター内蔵リアビジョン[前編]
「除菌」「脱臭」「美容」効果のあるプラズマクラスター発生機を内蔵するアルパインの後部座席用モニター。この話題の商品を誕生させたキーマンがアルパインでマーケティングを担当する伊藤宗孝氏です。営業畑から商品・開発企画の分野に転身し、ダイレクトにユーザーの声を聞いてきた経験を生かしカーライフにまつわる不満を解決することに燃える伊藤氏にお話を伺いました。
思わぬところにヒントがあった!プラズマクラスター内蔵リアビジョン
■後部座席用モニターにプラズマクラスターなんて奇想天外ですね?「いいえ、むしろ理にかなっています(笑)。リアビジョンを天井に吊り下げるところって車のちょうどセンターなんですね。プラズマクラスターイオンを車内に充満させるにはベストポジションなのです」
■素晴らしい! よくぞ思いつきましたね?
「お客様から『アルパインのリアビジョンを取り付けようとしたら、そこにはすでに天井吊り下げ式のイオン発生機が付いているから取り付けられない!』という相談を受けたのです。んっ!? これは面白い。だったらリアビジョンに内蔵すればいいのでは…というところから開発をスタートさせました」
■いいヒントがやってきたのですね。でも実際に開発するのは難しそうですが・・・
「けっこう大変でした(笑)。まず、車のセンターとはいえ、ドライバーやナビシートからすると耳のすぐ後ろなんですね。ですから耳障りなノイズが出ないようにファンや吹き出し口の形状に試行錯誤しました」
■プラズマクラスターを直接浴びられるなら少々の風切り音なんて我慢しますよ!
「いいえ、快適さを追求するのが我々の役目ですから。それはダメです。しかも空気などの流体はモノに沿って流れる特性があるんです。リアビジョンから、ただ単に吹き出しただけだと天井に沿って流れてしますんですね」
■それだと天井ばっかりスッキリしませんか?
「そうなんです。そうならないよう吹き出し口の形状や向きは何度も試作を重ねて、車内全体にプラズマクラスターイオンが拡散するようにしています」
■それにしても言われてみないと、プラズマクラスター発生機を内蔵しているなんてわかりませんね?
「はい。プラズマクラスター発生機を内蔵したからといって、本体が厚くなってしまうと、頭をぶつけたりする可能性がありますよね。また、ルームミラーで後方確認するときリアビジョンが邪魔にならないためにも、従来の薄さにこだわったのです。」
■妥協のない開発姿勢に脱帽しました!このお話の続きは「後編」にて・・・
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